タフな時間を過ごした、と明かす背番号21
ルイス・エンリケの強い希望でFCバルセロナが獲得へと乗りだし、マドリーに横やりを入れる形で契約へと至ったアンドレ・ゴメス。そのため多くの出番を与えられたポルトガル代表でしたが、試合ごとに異なるポジションも混乱を助長したか適応は難航し、2年目となった今もバレンシア時代の輝きを取り戻せずにいます。
縦への推進力もまたゴメスの持ち味でしたが、その点ではこの夏中国からやってきたパウリーニョが圧倒。いきなり伸び伸びプレーするパウさんとの表情を比べると、ゴメスは少し優等生タイプすぎるのかもしれません。彼はポルトガルのBOLA紙の取材の中で、こんなふうに語っています。
「バルサでプレーするというのは、万人向けじゃないからね。かなりダメな時期を過ごしたことが、以前あったよ」
常に動いている“バイク乗り”
一方、この夏チームメイトとなったポルトガル代表の同僚ネルソン・セメドですが、この後輩についてはアンドレ・ゴメスは次のようにコメントしました。
「彼は抑えようのないほどのポテンシャルの持ち主だね。ロッカールームでは彼のことをバイク乗り(ライダー)って呼んでるんだ。スピードがあるからだけど、走るのを止めないし、いつも動いている。ファンタスティックな選手になるよ。みんなが彼に満足していて、彼を守っているんだ」
ゴメスはまた、世界的に注目されているカタルーニャ州の独立運動についても言及しています。「そのテーマはロッカールームでも話されてるよ。僕らはカタルーニャ人選手たちに問題について訊ねていて、少しずつ状況を飲み込んできている。彼らが求めているのは、基本的に、敬意なんだ。ここと他の場所とでは、物事の見方が異なっていると外野の人間として理解してる」
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