- ■強い雨降るコリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦。バルサは幅の狭いグラウンドを活かし中央を固めたホームチームの守備ブロックを崩せず、ゲームは0-0の引き分けで終わった。PSG戦から中2日と、落とし穴になり得る試合ではあったが、ここでの取りこぼしは痛い。マドリーとの勝点差は4に拡大。
- ■前半のラフィタの決定機をクラウディオ・ブラボが横っ飛びセーブ。もしこれを決められていれば、結果はさらに酷くなったかも。
- ■レオ・メッシのフリーキックがまたもやクロスバーに阻まれる。今季のリーガ8回目。
- ■リアクションが遅く、また効果的でもなかったルイス・エンリケの采配に疑問。
- ■公式戦の連勝は8でストップ。
- ■コリセウム・アルフォンソ・ペレスで2ポイントを落としたルーチョバルサは、リーガ第15節時点で10ポイントを取り逃しており（35/45）、タタバルサの同時点よりも5多い。前半戦の残り4試合に全勝しても勝点は47で、マルティーノのチームが残した前半50ポイントには届かない。 [SPORT]
- ■ルーチョバルサとレアル・マドリーの違いの1つがアウェー戦での得点数で、マドリーの31に対しバルサは12と19ゴールも少ない（どちらも8試合）。地元では共に7試合で24ゴール。ヘタフェとマラガに0-0、ビジャレアル、バレンシアには0-1と僅差の勝利と、勝点を落としたり、ギリギリで勝った試合が目立つ。 [SPORT]
- ■ルイス・エンリケはここまで、リーガ15試合、CL6試合、国王杯1試合の合計22試合で、22通りの先発イレブンを送り出している。リーガで全試合フル出場はブラボとメッシの2人（1,350分）。以下、ブスケツ（1,151分）とダニ・アルベス（1,070分）。 [SPORT]
- ■ダニ・アルベスのバルサ選手としてのリーガ出場数が200試合に。バルサでの200試合でアルベスは15ゴールで、3回退場。ダニはレオ・メッシに次いで、バルサの外国人出場ランキング2位（公式戦314）。 [FCB]
- ■ジェラール・ピケはここ7試合で6回目の先発。国王杯ウエスカ戦に休んだだけで、すっかり守備の柱として起用されている。このヘタフェ戦では終盤にパワープレー要員として前線に残っていた。
- ■ビカンディ・ガリード主審は両チームのエリア内での連続ハンド（21分）を見逃し、かつヘタフェのラストプレー中に試合終了の笛を吹くなど、物議を醸すジャッジ。
- ポストマッチ：監督会見
- ■「私たちの方が相手チームよりもずっと良かったと思う。私たちは多くのゴールチャンスを作り出していたんだ。ただし、私たちは（冷静な）頭よりも気持ちでゴールを求めていた。幾つかあった決定機をどれか決めていたなら、私たちは良い試合としていたことだろう」
- ■「私たちは相手チームを上回っていたと思う。けれども彼らに少々危険なトランジションを許していたのも事実だ。彼らが手にしたチャンスは、筋の通った（理由のある）ものだと私は解釈している。しかし試合をコントロールしていたのは私たちで、彼らの好きにはさせなかった」
- ■「改善が必要なのは明らかだが、私たちが相手に1分でもプレゼントをしたとは思わない。この試合の難しさは分かっていたし、可能なかぎり良い試合をするべくトライした」
- 選手たちの反省の弁
- ■イバン・ラキティッチ 「ネガティブなことを話すんじゃなく、ここ最近のチームの進化を見ないと。もちろん僕らは満足していないよ。僕らは自己批判をしてロッカールームで話し合って、次の試合で改善しなければならない。リーガはたくさん残っているから、僕らは自分たちのことだけを考えて、自分たちの道を進む必要があるんだ。こういう結果ひとつで、僕らは考えを変えたりはしないよ」、「悪い試合じゃなかった。僕らのほうが上回っていたし、最後の詰めが足りなかった」
- ■セルヒオ・ブスケツ 「僕らは危険を作り出そうとあれこれ試みたし、全てを出したよ。（結果には）不満だけれどね。おそらく僕らは、水曜日の疲れを少し感じていた」、「首位から遠ざかったのはイヤだけれど、先は長いんだ。1試合1試合、少しずつ差を縮めるよう試みていくべきだ」
- ■チャビ・エルナンデス 「先制点を奪えないと、試合はどんどん難しくなっていく。ヘタフェの守備は時間を追うに連れて堅くなっていったし、彼らの守りはとても強かったよ。僕らは何度かチャンスを手にしたけれど、上手く攻められなかったことが仇となった」 、「チームは良い流れできていたし、メッシのクロスバーなど3つ4つの好機は作っていた。でも今日はボールが入らなかったね。まだ先は長いとはいえ、一歩後退なのは事実だよ」
2014年12月13日(土) 0-0：痛恨ドロー
