- ■FCバルセロナがエスパニョールとのダービーマッチを制し、リーガ優勝へと向けてまた一歩前進。スペクタクルだった前半で2点のリードを奪い取ると、10人となった後半は試合をコントロールして勝ち切った。ネイマールとメッシのパンチ力が効いた。
- ■ゲームで最も際立っていたのは南米トリデンテの破壊力。一時期元気のなかったネイマールに当たりが戻ってきていたのが嬉しい。ルイス・スアレスはゴールこそなかったものの、チームの2ゴールに関与。先制点ではDFのマークを引き付けてボールをスルーしネイマール弾を引き出し、2点目はイニエスタとのワンツーからレオをアシスト。
- ■ほとんど角度のないところから、強引に0-2のゴールを決めたレオ・メッシ。これは彼にとってバルサとアルゼンチン代表を合わせた今シーズンの50得点目（リーガ36、CL8、コパ3、代表3）。アシストは27を記録。 [SPORT] 得点だけでなく、ゲームメイクや守備にも大活躍。
- ■アンドレス・イニエスタがPSG戦に続いて好パフォーマンスを披露。とりわけ前半は圧倒的だったポゼッションの中心的役割を担ってリズム良くボールを回し、相手守備陣を崩した。87分にチャビと交代でベンチへと下がった際は、コルネジャのペリコたちから大きな拍手も。
- ■チャビ・エルナンデスがバルサでのリーガ500試合出場を達成！リーガ初出場は1998年10月3日のバレンシア戦（メスタージャ）だった。当時のチャビは17歳で、現在は35歳。奇しくもリバポーではスティーブン・ジェラードもまたリーグ戦500試合出場を果たしたという。
- ■悪い意味でゲームの主役となったのがマテウ・ラオス主審。54分にジャッジを巡ってなにか言ったジョルディ・アルバを退場させたのは非常に厳しい対応。その後はエスパニョールのカード祭りとなり、91分にはモレノがダブルイエローで退場。イエロー＋一発レッドに見えたアルバがダブルイエローだと記されていた報告書にも疑問符。
- ■後半開始前の通路にてマテウ・ラオス主審がエスパニョールに対し、メッシの0-2のゴールはパスを出したルイス・スアレスがオフサイドだったので得点を認めるべきではなかったと謝っていた、とCadena COPE。
- ■ジョルディ・アルバの退場後、セルヒオ・ブスケツに集中力を欠いたような危ないプレーが2度あったのが気になるところ。
- ■ルーチョバルサのアウェーでの勝利数が20試合に達する（リーガ12、CL4、コパ4）。SPORT紙によると、どうやらこれはクラブ史上初の快挙らしい。今季はまだあと敵地で3試合残っているので（コルドバ、ミュンヘン、カルデロン）、記録は23まで伸ばせる可能性あり。
- 選手たちのコメント
- ジョルディ・アルバ
- ■「最初のカードは抗議によるものだった。僕はあれはGKではなくてCKだと思ったんだ。それで彼に、“いつも同じ、いつも僕だ”って言っただけだよ。それ以上は何も言ってない。審判とはよく問題があったので、いつも行儀よく話をしようとしている」「僕は気性が激しいけれど、誰かに敬意を欠いたことはなかった。これからどう行動するのかも分かってるさ」
- ■「ここは難しいスタジアムだし、僕らにはリーガが懸かった試合だった。前半の内容はとても良かった。後半は僕が退場となったせいで、リズムを保つことができなかったね。チームは最高の試合をしたよ」
- アンドレス・イニエスタ
- ■「僕としては10人よりも11人でプレーをしたいよ。10人だと仕事が大変になるからね。退場者が出てからも僕らは激しくプレーし、やるべき試合をした」「審判は（アルバから）抗議が繰り返されたと感じ、不運なことにあの決断を下した」
- ■「前半の内容は素晴らしかったし、欠点のない試合だったね。ここで勝つためにはこういう試合が必要だと知っていた。僕らは相手に選択肢を与えず、とても効率的にプレーした。デルビーはとても特別だから、僕らは満足してるよ」
- その他エスパニョール戦関連
- ■ルイス・エンリケが午前、エスパニョール戦の招集メンバー18名を発表。リハビリ中のベルマーレンほか、マシップ、モントーヤ、バルトラ、ドグラスが監督判断でリストから外れた。
- ティト・ビラノバの死から一年
- ■ティト・ビラノバがこの世を去ってから、この4月25日でちょうど1年が経過。クラブは追悼のビデオで、選手たちはSNSからメッセージで元監督の死を悼んだ。
- ■レオ・メッシ 「ティト、あなたはいつまでも僕たちの記憶と心の中にいるでしょう」（こちら）
- ■ジョルディ・アルバ 「今日は特別な日。彼が去ってから1年になるけど、彼はいつも僕らの記憶の中にいる。ありがとうティト」（こちら）
- ■クリスティアン・テージョ 「あなたが僕たちを残して逝ってしまってから1年… あなたに教えられたことと、あなたからの信頼の全てに感謝してます。DEP・グラン・ティト」（こちら）
- ■アドリア・ビラノバ 「One year without you dad」 （こちら）
- ■歴代最高勝点（100）で2012/13シーズンのリーガを制したティトバルサ。2年目のチームがさらにどう発展していくのかを見たかった。。。
- バルサBがついに勝利
- ■セグンダ第35節 バルサB 2-1 ポンフェラディーナ。バルサのBチームがビニャルス体制となってついに初勝利。最後はパレンシア（83分）とグリマルド（92分）が退場し9人となりながらも、昇格プレーオフ進出を目指すポンフェラディーナ（6位）に競り勝った。
- ■これでバルサBは最下位22位から20位へと浮上。残留圏にはあと3ポイントとした。残り7試合、残留へ希望を膨らませる勝点3。
- ■勝負を決めたのは85分のムニール弾。右ラテラルからのボールにライン裏へ飛び出し、エリア際で巧みにトラップ、GKが出たところを左足アウトサイドでバセリーナというゴラッソだった。1-1でパレンシア退場、という頭を下げかねない状況での決勝弾には大きな価値がある。
2015年4月25日（土) ティト1周忌のデルビー快勝
