- ■FCバルセロナ、リーガ優勝！ビセンテ・カルデロンにてアトレティコ・マドリーを0-1で下し、マドリーとの勝点差4を保ったことで、最終節を待たずしてバルサのリーガ王者が確定した。クラブ史上23回目の栄冠。トリプレーテを目指すチームのまず一つめの目標達成。
- ■試合のヒーローは決勝ゴールを決めたレオ・メッシ。コルネジャにてCR7が得点したとの報が届いた数分後、ペドロとの壁パスによってアトレティコのエリア内へと侵入すると、密集したバスをものともせずゴール右隅へとシュートを流し込んだ。ここぞのタイミングで大仕事をする、これぞ大エースなり。
- ■レオ・メッシの2014/15リーガでの得点はこれで41に。トップはペリコ相手に（空しく）ハットトリックを決めたCR7の45得点。
- ■レオ・メッシのビセンテ・カルデロンでの得点は2012年2月26日以来。 [SPORT]
- ■もう1人のヒーローは前半8分にヒメネスのヘッドをジャンプ一番セーブし、先制を許さなかったクラウディオ・ブラボ。オフサイドだったものの、ブラボは10分にも驚くべき反応でグリーズマンのシュートを阻止している。チーム全体の守備も機能し、許した決定機はその1回のみだった。
- ■鉄壁ブラボはここまでのリーガ37試合でわずかに19失点。サモーラ賞獲得はまず間違いない。
- ■試合終了後、ビセンテ・カルデロンのグラウンドにてコーチたちと抱き合うチャビ・エルナンデスの目に、うっすらと涙。バルサで8度目となるリーガ優勝を決めたカピタン。
- ■優勝決定の懸かった重要試合だったが、ルイス・エンリケは火曜日のバイエルン戦で左太ももに違和感の出たルイス・スアレスを温存。メッシがトップ下に位置取り、その前にペドロ、左にネイマールの布陣でアトレティコ守備陣を攻めた。
- ■ダニ・アルベスのリーガ出場数が590試合となり、ドナト（589）を抜いてスペインチームの歴代公式戦最多出場外国人選手となった。 [MD]
- ■ペップ時代以降、リーガにおけるバルサの“覇権”は顕著で、この7年でバルセロナの優勝5回。ライカールト時代を含めても過去11年でバルサは7回優勝している。CR7を擁したマドリーのリーガ制覇は2011/12の1回のみ。
- ■FCバルセロナさん投稿による、ビセンテ・カルデロンのロッカールームで優勝を喜ぶ選手たちの様子はこちら。 [Vine] チャビがセクシー^^。試合終了後、SNS活動をしている選手たちはセルフィー祭り。
- ■一方、マドリーからバルセロナへの帰郷便では選手たちはとても静かで、いつものフライトと変わらぬ様子だったとSPORT紙。離陸前には、会長、監督、4人のカピタンたちでカバを手に記念撮影（こちら）。空港バス内では飛んだり歌ったりしていた模様。
- ■バルサのタイトル獲得祝勝スポット、カナレテスの泉（とランブラス通り）は、ルーチョチームの戴冠を祝う人たちで黒山の人だかり。立錐の余地もないほどバルセロニスタで埋め尽くされた。
- ■ファンとのリーガ祝勝会は23日（土）にカンプノウで行われるデポルティーボとの最終節終了後に行う、とジョゼップ・マリア・バルトメウ会長。「デポル戦が終わってから、ファンとともにタイトルを祝うよ。その日のカンプノウは満員となるだろうし、相応しい形で優勝を祝えると思う」 [RAC1]
- ■ルイス・エンリケはこのシーズン最初のタイトルの懸かった“マッチボール”にトップチームの全23選手とバルサBのサンドロ、ムニールを招集。午前10時半にプラット空港を発ち、1時間後にバラハス空港へと降り立った。
- 選手たちのコメント
- セルヒオ・ブスケツ
- ■「実際かなり苦労したけれど、僕らはカンペオンに返り咲いた。このクラブに相応しい優勝だよ。リーガはシーズンを通しての成績で競う大会で、とても良い数字を残した僕らは優勝に値していた」「リーガではどんなチームにも逆境が訪れる。僕らはそれに落ち着いて対処したし、チームを信じていたんだ」
- ジョルディ・アルバ
- ■「マドリーが最後までプレッシャーをかけてきたので、とても難しかったよ。今は楽しまないとね」「とても苦しんだけれど、僕らに相応しいリーガ優勝だ」「僕らが終わったと見なされた時もあったね。でもチームの雰囲気は僕のキャリアの中でも最高だよ」
- ■「僕らにはあと2つのタイトルが残されているし、これが1つめになることを期待してる」
- ジェラール・ピケ
- ■「このチームの全てがとても誇らしいよ。昨年がああだったし、このチームはタイトルを必要としていたんだ」「すばらしい一年だった。リーガは長く、僕らには良い瞬間もそう良くない瞬間もあったけど、チームはいつも上位を維持していた。その報酬がこのタイトルだよ」
- ■「このチームはいつだって立ち向かうことを知っていた。僕らはこのリーガタイトルに相応しい」「アノエタが分岐点だったね。僕らはあそこで敗れて、タイトルは無理なように見えた。僕らが掴んだこの勢いを得ることが難しいんだ」
- クラウディオ・ブラボ
- ■「バルサでタイトルを獲れるのは特権的なこと。このタイトルを三冠の一つめにしたい」「ハードなリーガだったよ。優勝できて幸せだ。カンプノウで僕らのファンとも喜びを分かち合いたい」「褒め称えられる結果を残した、それが大事なんだ。最終的に今日のようなタイトルを獲れるように、僕らは毎日向上しようと働いている」
- イバン・ラキティッチ
- ■「僕らは正しい道を進んでいる。シーズンはとても長いし、いろんなことが起こる。とても嬉しいよ」「三冠？いまはこのタイトルを祝うことに集中してる。自分たちを信じているけれど、一歩ずつ進んでいくよ」
- ■「僕らはミスターたちを信頼している。選手だけが働いているわけじゃなく、彼らの仕事の成果でもある」
2015年5月17日（日) リーガカンペオン！
