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ピケ「ミランには毎夜イムノを歌ってる」

 

バルセロニスタ一家の象徴的存在。

FCバルセロナのソシオ(クラブ会員)になると、隔月で送られてくるのが“REVISTA BARÇA(バルサマガジン)”です。バルサ関係者のインタビューやら、クラブに関するコアな情報あれこれのこのマガジンなんですが、2013年の最終号の表紙を飾っているのはピケファミリー。息子ミランを抱っこしたジェラールを中心に、祖父で元クラブ重鎮のアマドール・ベルナベウさん、母のモンツェさんら“ソシオ4世代”の揃った、とってもアットホームで温かい写真となっています。クラブの説明によりますと、なんでもこの4世代でソシオというのが、バルサ社会を象徴する家族構成なのだそうです。

 

楽しむと同時に苦しむ、それがクレであること

ジェラール・ピケの祖父アマドール・ベルナベウさんはかつてバルサの理事を23年間も務めた重要人物で、現在もクラブのUEFA大使として、チャンピオンズ絡みの行事には会長やスビSDたちに付き添って出席しています。彼の骨の髄まで染み渡ったバルサ愛は、妻のモンセラットさん、娘のモンツェさん、ジェンマさんへ、さらには孫のジェラール、アイナ、マルク、モナ、そしてひ孫のミランくんへと引き継がれて今に至る。ジェリが生まれた当日にアマドールさんがソシオ入会手続きをしたのは有名な話です。よってジェラールはすでに会員歴25年のソシオに贈られる銀のバッジ保有者。そういう話は、あちらでは珍しくはありません(たぶん)。

バルサマガジンさてそのバルサマガジンにて、ジェラール・ピケが家族にまつわるエピソードを幾つか明かしているそうです。そのうちの1つ、来年の1月で1歳の誕生日を迎える息子のミランくんへの子守唄に関しては、「バルサのイムノを聴くと喜ぶんだ。僕が彼を寝付かせる時は、いつもバルサのイムノを歌ってるよ。僕が全部覚えている歌はイムノだけだからね」と、シャキーラにつねられそうなことを言っているジェリ^^

またセントラルはこの雑誌の中で将来のことも語っていて、現時点での引退後の目標についてはこう語っています。「何年かすれば考えが変わるかもしれないけど、今はバルサの会長になることを夢見てるんだ。まだだいぶ先の話だし、へんな期待を呼ばないためにも、現実味が出てから言いたいけれどね。今は夢の一つだよ」。ピケ会長は楽しそう。でもガスパーさん的会長になりそうで怖くもあります。

SPORT紙によりますと、インタビューではピケにこんな質問もされているそうです。“もしあなたがソシオとして試合を見たなら、このチームを楽しめてると思いますか?”。公式マガジンらしからぬ質問です。「うん。楽しめてると思うよ。だってソシオの視点でバルサを見た時、僕はタイトルの獲れなかった時代を経験してるからね。あれはプジがデビューした時代で、バルサは6年間なんのタイトルも得られなかったんだ。(略)その時代も僕は同じように楽しんでいた。クレであるということは、苦しむと同時に楽しむことだと思ってるからね

バルサに復帰してから一番記憶に残っている試合は「ベルナベウでの2-6」だというピケは、チーム内で最も影響を受けている人物にカルラス・プジョルを挙げ、「彼はどんなチームでも、どんな会社でもすごく重要な存在だと思う。彼のようなポジティブな人間になろうとしている」と述べています。

 

4世代ソシオ一家のエピソード

一方、このバルサマガジンではピケの家族によるコメントも掲載されていまして、叔母のジェンマさん曰く「ジェラールはまずMUNDO DEPORTIVOやSPORTから文章を読み始めた」と。そして母のモンツェさんは孫のミランくんも息子と同じ道を歩みつつある、と話しています。「孫がぐずっている時、私たちはバルサのイムノを歌うんです。すると彼は泣きやみますね」。さすが。

もうすぐ1歳のミランくんは、バルセロナのユニフォームを身をまとった父親を、パパだとして認識しているそうです。モンツェさんは言います。「ジェラールはパルコのなかに、家族専用の観戦スペースを持っているのですが、そこの壁には全選手の写真がプリントされていて、ジェラールもそのなかにいます。シャキがミランに“パパにキスをして”と言うと、あの子は壁にキスをしていますよ」

また、ピケの祖母モンセラットさんは、孫の幼少時代のこんなエピソードを語っています。「ジェラールが2歳のある日、私はあの子と果物屋へ行き、大きなスモモを与えたんです。彼はそれを手に取ると、シュートをしましてね。店の人は固まってましたよ。ジェラールにとっては、丸い物体は全てボールなんです」。よし、うちも目指すぞ4世代クレ家族。

 

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