人員過剰のスタッフ陣

 

純粋に数が多すぎる。

1週間前のこちらのコーナーで、ヘラルド・マルティーノは前監督の下で働いていたスタッフたちも追い出すことなく、活用していくであろうと伝えました。実際のところ、ツアーで旧スタッフたちと同じ釜の飯を食ったエル・タタは、それは可能だと考えていたようです。それによってチームに団結感も生まれると。しかしながら日々の仕事を進めていくうちに、アルゼンチン人監督の意見は変化してきたらしく。現ミスターは信頼のおけるスタッフたちを数名連れて行くことを条件にバルサからのオファーを受けたわけですし、同じ役割のスタッフがすでにトップチームにはいましたから、案の定ごちゃっとした感じになっているみたいなのです。

 

実感した人数削減の必要性

やる気をもって2013/14シーズンの準備を進めていたティト・ビラノバはこの夏、ジョルディ・ロウラ、アウレリ・アルティミラといった信頼を寄せるアシスタントたちに加え、ジローナ前監督のルビを招聘。グアルディオラのところへと去った情報分析のスペシャリスト2人(ドメネク・トレント、カルラス・プランチャール)の後任にもすでに、ジョルディ・メレロとジャウマ・トラスを指名していました。

しかし無情な病によって指揮官はベンチを去り、マルティーノ新体制が発足。新監督は腹心のホルヘ・パウタッソ、フィジカルトレーナーのエルビオ・パオロロッソを同伴しただけでなく、スカウティングチームとしてラウール・マルコビックとアドリアン・コリアもチームに参加させました。新旧のテクニコグループが2つ共生する状態の完成です。

人員過剰が際立ってくるのは、アウェイ遠征時です。監督を先頭に、パウタッソ、ロウラ、ルビ、ポルテーロコーチのデラ・フエンテがぞろぞろとバスを降り、トレーナーもパオロロッソ、セイルーロ、アルティミラ、エドゥ・ポンスと3人。さらには情報分析チームや医療部のドクターたち、用具係、広報担当なども帯同するわけですから、下手をすれば選手よりも多くなっていそう。人数が多くなると確認事項の徹底や意思の統一も難しくなり、かつロウラたちには彼らのメソッドもあるわけですから、タタさんは「思いのほかやりにくい!」と実感したのでしょう。想像ですが。

 

ルビは残留?

スタッフを減らすという内容の記事は数日前のSPORT紙、そして23日のMUNDO DEPORTIVO紙に出ていますから、ドラスティックになり過ぎないように気をつけながら、再編は実行されていくのでしょう。SPORT紙によれば、残留するであろうのはティトが招聘したルビと敏腕トレーナーのセイルーロ。タタさんはルビの手腕と知識を高く評価しているらしく、欧州初挑戦ゆえにスペインに詳しいプロも不可欠。よってルビにはこれまでと同じく、アシスタントとして働いてもらうのだそうです。またパコ・セイルーロはフィジカルトレーナーとしてスポーツ界に名を轟かせているお人ですから、戦力としないなんて考えられません。

一方でとてもデリケートなのが、ビラノバ不在の間に責任重大な任務を託され、いろいろと批判されつつも留守を守ったジョルディ・ロウラ。会長が「ヒーロー」と称え感謝した人物ですから、特に“良い”仕事を見つける必要があります。

いずれにせよ、このリストラはマルティーノではなく、フロントが実行するというのはMD紙です。具体的には、人事部長たるアンドニ・スビサレッタが各人の意向を聞き取りながら、トップチームで溢れている優秀なるプロフェッショナルたちの再配置を行っていく。シーズン最初の連戦が終わり、FIFAウィークに入る9月上旬あたりに、最初の異動があるかもしれません。

 

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