効率性が悪かったことで苦戦した、と反省。
ラ・ロサレダでの、リーガでは今季初となるアウェイゲームを終え記者会見室へと姿を見せたヘラルド・マルティーノ監督は、最後まで緊迫していた試合内容を表すようにお疲れモードでありました。試合の総括も、反省点がメインとなっています。「私たちのプレー内容は、右肩下がりだったね。前半の出来は良かった。ダイナミズムもあったし、サイドから上手く攻められていたと思う。けれどもゴール前での効率性(決定力)が足りず、ビッグチャンスもあまり作れなかった。ゲームの終盤はボールをコントロール出来ていなかったね。マラガは2回決定機を手にしているし、1度はポスト、もう1つはビクトルによって助けられている。同点となってもおかしくない場面だった。スコアを0-2とするための粘りが私たちには足りなかった」
試合を決着させなければならない
バルサはこのシーズン序盤、非常にタフなカレンダーをこなしています(15日で5試合)。「どんなプロセスにも時間は必要なんだ。私たちはこの7日間で3試合をプレーし、その結果はポジティブなものとなっている。内容としては最初(対レバンテ)はすばらしかったけれど、アトレチコ戦と今日は苦しい時間帯があったね。チームはこういった難しいスタジアムでの試合に勝つことで強くなるんだ。いつも勝点を加えていくことでチームはパワーを得る。リーガ序盤が自分たちの可能性を決めるという前例もあるから特にね」
今回チームに勝点3をもたらしたのはアドリアーノのゴラッソでした。「ラテラルがすでに2人ゴールを決め、デランテロたちもほぼ全員が得点している。これはチームにとって非常に良いことだよ。これからはより安定感を持てるようにする必要があるし、試合を終わらせる術を学ばなければならない。相手に息を吹き返すチャンスを与えてはいけないんだ」
シュスターの用意した対バルサ戦術については。「彼らの先発リストを見た時、アトレチコ・マドリーと似たようなシステムでくるだろうと直感していた。彼らが攻撃的な選手を投入してからは苦しかったよ」
ネイマールは良くなっている
後半に出場するや輝きを放ったネイマールは、この試合でもまたベンチスタートとなりました。「ここ2試合とレバンテ戦のプレーでは、すでに違いが現れてきている。彼の状態は日毎に良くなっているよ。彼がいつ先発するとは言えないけれど、彼はその準備を整えているから、適切な時期を見て先発させることになるだろう。30分間のプレーで、チームにプラスとなるプレーを何かしらしているのは良いこと。私たちが望んでいるのは、彼が万全のコンディションになることだ」
そしてネイマールが相手の挑発に乗らなかったことに関しては、「私たちのチームには最高のお手本(メッシ)がいる。ネイマールもそれに倣っていたね」と称えたアルゼンチン人監督であります。
では最後、本日欠場となったメッシについては。「彼は今日もクラブで調整をしている。どのような感じかは、明日見ていくことになるだろう。最終決定までにはまた2日残っている。経過は順調なので、私たちとしては喜んでいるところだ」
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