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アビダルの復帰を執刀医が許可

 

着実に近づく、ピッチ復帰の瞬間。

プレー復帰へと向け、日々黙々とトレーニングを行っているエリック・アビダル。11月30日よりシウター・エスポルティーバにてチームメイトたちと一緒にグラウンド練習を行っている彼ですが、まだグループと同じメニューをこなすには至っていません。その理由は、4月に肝移植手術を行ったドクターと、クラブドクターたちによる許可が下りていないから。しかしアビさんの回復が順調なことを受け、この18日、ドクターたちが彼の状態を評価するためのミーティングを行ったそうです。

ラジオ局RAC1が伝えたところによりますと、この話し合いには執刀医であるファン・カルロス・ガルシア・バルデカサスさん率いるHospital Clinicのドクター陣、バルサのクラブドクター、そしてクラブ理事たちが出席。アビさんの体力が十分に戻っていることから、全会一致でプレー復帰OKの許可が出た模様です。

これを受け、アビダルはこれから徐々にグループ練習へと参加をしていくことになると予想されます。金曜日のトレーニングが年内最終回なので、チームメイトたちとの練習開会は新年から。あとは健康上の問題さえなければ、実際のゲーム復帰もそう遠くはないでしょう。SPORT紙の記事によりますと、1月下旬にも招集リストに入り、試合出場もあるんじゃないか、ということです。

 

肝臓の状態は良好

このストーリーの主人公がスーペルアビダルだけに、ともすると「さすがアビさん」程度の驚きに止まってしまいそうですが、肝移植後にエリートレベルの競技選手として復帰を果たした前例は、アメリカ人スノーボーダーのChris Klugさん程度しかないそうです。故にここまでの彼の頑張りはもう、私たちの想像を遥かに超えたものであると分かります。実際ドクターたちは最近、アビダルが精力的すぎるのを抑える必要すらあったそうで。SPORT紙には「彼のフィジカルはすでにチームメイトの多くを凌駕している」とのドクターのコメントも紹介されています。

バルデカサス医師はアビダルの肝移植がどれだけ上手くいっているかを診断するため、先週バイオプシー(生体組織検査。臓器の一部を採取しての検査)を行っています。その結果、ガン細胞は一切検出されず、肝臓のサイズも非常に良好だったとか。フットボルをプレーするのに、なんの支障もないコンディションというわけです。

気の早いクレとしましては、アビさんが奇跡的な試合復帰を果たす際のカンプノウの光景などを夢想してしまうわけですが・・・ そうなるとチームの士気には爆発的なターボがかかることになるでしょう。バモス、アビダル!明るいニュースが立て続けに届く、ここ最近のカンプノウ周辺であります。

 

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