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クエンカの新生活

 

リハビリしながら、生活も心機一転。

プレーのインパクトはさほどないですが(ゴメン)、ティト・ビラノバの信頼を受けているのがイザーク・クエンカです。5月30日に右ヒザ半月板の手術を行ったクエンカはそのすぐ後、ティトの訪問を受けています。そして新監督は若者に対して、「オレはきみをプランに入れているから」と伝えた。その言葉があれば、どんなにしんどいリハビリも、かかってこいや!というところでしょう。

SPORT紙の記事によりますと、イザークはこの怪我による休養を利用し、生活環境の再構築を始めたのだそうです。手術を行った後の最初の1ヶ月は、故郷レウスの実家へと戻り、両親たちと暮らしました。レウスはバルセロナから海岸沿いに120kmほど南西へ行った小さな町で、ガウディの出生地。そう近いというわけではないですが、父ファンさんや従弟たちの車に送られ、毎日シウター・エスポルティーバまで治療を受けに通ったそうです。ちなみにアイドルが実家に帰っているというニュースを聞きつけた子供たちの訪問も、毎日のようだったのだとか。ほのぼのとした映像が浮かびますな。

バケーションに出かけることもなく、日々リハビリを行っているクエンカ。彼がこの夏に行った唯一の休暇らしい行為、それはバルサのチームメイトたちの招待を受けてのユーロ決勝観戦でした。そしてレウスでの実家暮らしを終えたイザークは今、バルセロナへと戻ってきています。そこでこの記事のテーマである、新生活へのチェンジがまずひとつ。クエンカは以前まで、かつてプレーもしていて愛着のあるサバデイ(バルセロナから内陸へ約20キロ)のアパートに住んでいたらしいのですが、1ヶ月前にバルセロナ市内へと引っ越したのだそうで。その主な理由は恋人のカルメさんと同棲し、かつトレーニング場への通勤時間を大きく短縮することです。

そしてもうひとつのチェンジが、引越しの前にクルマも新しく買い換えたことだとか。今では怪我の具合も大分良くなってきていて、クルマの運転はすでに可能。おそらく自分の運転によってシウター・エスポルティーバへと通い、一日も早くプレーを再開すべく回復に励んでいるエストレーモです。

ということで、休むことなく治療を続けながら、生活環境もチェンジさせてきたこの夏のクエンカ。長らくカノジョとバルセロナで暮らせるよう、ガンバ。

 

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