12月の怪我から7ヶ月半にして訪れた朗報。
2012年の7月最終日、バルセロニスタにとって非常に嬉しいニュースが届きました。クラブ医療部より、ダビド・ビジャにプレー許可!およそ7ヵ月半に及んだ怪我との戦いに、グアッヘさんがついに勝利したわけです。しかしながら、それは彼が明日にもすぐ以前と同じようなプレーを出来るということではありません。ここからはいわゆる”実戦のリズム”というやつを取り戻していかなければならない。完全復活への道のりは、まだこれからも続きます。
100%復帰へは道半ば
31日に行われた、マルク・ムニエサの手術報告会見。プレスルームに現れたラモン・クガット、リカルド・プルーナ両医師(おなじみ)はダビド・ビジャの状況についても説明をしてまして、プルーナさんはグアッヘについてこんなふうに語っています。「私たちは彼にプレー許可を出しましたが、それでスポーツ的にもOKになったということではありません。彼は7ヵ月半にわたって負傷をしていた。これからは練習の負荷を増やしていくことになります」
ドクター・クガットはさらにこう付け加えました。「ここから彼は医者の手を離れ、トレーナーの下へと行きます。現時点ではまだ、競争していくだけの状態にはありません」
大怪我をした選手がピッチに戻る際、心の中の恐怖とも戦わねばならないとも聞きます。ここからはトップアスリートへと復活するための戦いのスタート。いずれにしても間違いないのは、ビジャがこのニュースに心を弾ませていることです。自らのツイッターにて、グアッヘはこう喜びを表しました。「プレー許可が下りたよ!最高のニュース!また一歩前進だ。あと少し・・・ みんなのサポートに感謝してます!」。バモス、ビジャ!
またこの会見では、■アンドレウ・フォンタスがイエテボリ遠征前の8月7日に超音波検査を受け、その結果次第ではプレー許可を受けるであろうこと、■チアゴ・アルカンタラもまた怪我は癒えており、近々プレー許可が下りるであろうこと、■イザーク・クエンカの経過も順調であることが説明されています。
ムニエサは6-8ヶ月
さてこの記者会見の本来の目的であるマルク・ムニエサについてです。ムニエサはちょうど1週間前のハンブルグとの親善試合で右ヒザの前十字靭帯を断裂しており、この日クガット、プルーナ両ドクターによって関節鏡下手術を受けました。オペは無事成功。彼らによると回復には6-8ヶ月が必要だろうということで、プルーナさんは「2月に出場許可が出せれば」とコメントしています。
しかしヒザの大権威であるクガットさんによれば、「それもスペイン基準での話。アメリカ合衆国であれば、9ヶ月以内での復帰はない。ここではいつも急ぎすぎる傾向にある」と釘をさしていまして、春先に帰ってこれれば御の字と見ておくのが良さそうです。
ちなみにドクターたちによれば、今回の靭帯の手術中、ムニエサの内側半月板にも損傷があるのが見付かったのだそうで。こちらもきっちり処置しておきました、ということであります。
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