チャビ兄 「バルサとマドリー間のライバル関係の正常化を願う」
先日、めでたくアストゥリアス皇太子賞のスポーツ部門をアベック受賞したチャビ・エルナンデスとイケル・カシージャス。2シーズン前の”クアトロクラシコ”あたりでは一時”関係に亀裂?”などとも言われていたふたりですが、「友情は全てを超える」(チャビ談)ということなので、なによりであります。そしてこの親友たちの受賞を受け、ラジオ局COPEの取材に応じたのがチャビ兄のアレックス・エルナンデス。彼は今回の朗報を受け、こんなふうにコメントしました。
「とても嬉しいことだし、ここ数年のスペイン代表がなにもかも上手くいっているという印しだよ。チャビやイケルのような、バルサとマドリーでのアイコンである両選手がこの賞を受けるのは名誉なこと。最近はバルサとマドリーのライバル関係が穏やかなものとなって僕は嬉しいんだ。すべてが正常に戻ることを願ってるよ」
またチャビ本人の状況につきましては、弟はかなり燃えてるぜ、と語るアレックスです。「バルサでも代表チームでも全力で戦おうとしているし、キャリアの残された年月にベストな状態で臨もうとしてるよ。チャビが年をとったことは確かだけれど、監督たちもアホじゃないし彼らは弟がバルサと代表の両方ですごく重要な選手だと考えてるから、起用法を調整していくことになると思う。チャビは2014年のムンディアルを楽しみにしてるんだ。その時は34歳になっているし、そこで代表でのキャリアを終わりにしたいんだ」
ビジャの回復は上々、と代表チームドクター
世界各地で国際Aマッチが賑やかに開催されている今日この頃。スペインはポンテベドラというガリシア地方の町でサウジアラビアとの親善試合を行います。このサウジの代表監督が、あのフランク・ライカーだというのにまずビックリ。ややぽっちゃりして老けましたが、お元気そうでなによりであります。
前日会見で元ミスターは、イニエスタの欧州最優秀選手賞について「彼はそれに相応しい。フットボル選手の鑑である彼が受賞して、私はとても嬉しいよ」とドンを称賛。あなたのチームにチャビとイニエスタのどちらが欲しいですか?と問われると、「ふたりの息子を持つ父親が、ひとりを選ぶのは難しい」と心憎い返しをしてるのがステキです。
それはさておき(ごめんライカー!)、このFIFAランキング1位vs.150位における一番の注目点は、MARCA紙が”ミスターゴールの復帰”と題するダビド・ビジャでありましょう。来週火曜日にムンディアル予選を開始するラ・ロハにとって、グアッヘの復活は今後の進路に大きな影響を与えます。バルセロニスタとしては、ここでさらにリズムを上げて戻ってきてほしいところ。いい代表戦になることを期待します。
で、彼のコンディションに関して、スペイン代表チームドクターのフアン・ホセ・ガルシア・コタさんがラジオ局RAC1の番組”Tu diras”の取材に応じ、こんなふうに説明してくれています。「感じはとても好いです。練習の様子を見たところ、守備の動きにおいて、このタイプの怪我をした選手が時々見せるような、接触への恐怖心が彼には感じられない。彼のような怪我をしたフットボル選手が元の状態に戻るのは簡単ではないですが、その根気強い努力により、少しの時間があればダビドは復活すると期待できます」
セルヒオ・ロメロとピント
サンプドリアでプレーし、アルゼンチン代表の正ポルテーロでもあるセルヒオ・ロメロの”新へアースタイル”が、合宿中のアルビセレステ内で話題(ネタ)になっているそうです。それ自体は別段どうってことはないのですが、そのエピソードが楽しかったので紹介したいと思います。会見でその髪のことを尋ねられたロメロは、こんなふうに語りました。
「ガンペル杯のためにバルセロナに行ったとき、僕はメッシに電話をかけて、ピントの髪を編んでる人にコンタクトを取れるかどうか尋ねたんだ。レオが仲介してくれたおかげで、連絡が取れたよ」
下の写真は、左が以前の、右が最近のセルヒオ・ロメロです。彼は実はガンペル杯のときにはすでに髪を編んでいます。サンプドリアの試合は見ていないので、ここんところのロメロがどんなルックスだったのかは判らないのですが(ミランとの開幕戦はたぶん編んでる)、ひとつ確かなのは彼がピントの美容師(あるいはピント)をかなりリスペクトしてること。ドウデモ情報でした。
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