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ネイマール「万事順調」

 

物事は全て上手く運んでいる、と語ったブラジルのエース。

ネイマール獲得交渉が、大詰めにまで来ているのはまず間違いないでしょう。彼が所属するサントスのラマーリョ監督やクラブ幹部の最近の発言からも、ブラジルの若き至宝がカンプノウ着陸間近である匂いは濃厚に漂っている。そして直接取材を敢行したSPORT紙に対しても、”ネイ”はごきげんに対応し、「順調だ」と語っているのです。どうやらこの22日にも再びサントスでは経営会議が行われ、そこでオペレーションが決定的に進展する可能性も大。バルサのネイマールが誕生する日は、着実に近付いてきています。

 

今日、カギとなる役員会議

首都方面から届いたアノ男のアディオスの話題も落ち着いた22日(水)、カタルーニャスポーツ紙の注目は再びネイマールへと戻っています。伝えられるところでは、今日にもまたサントスFCでは役員会議が行われるそうで。彼らが毎週水曜に行っている会議なんだそうですが、今回の議題がネイマールから外れるはずもありません。この会議でバルセロナから届いているオファーについて協議され、それでOKとなれば、事実上交渉は完了というところでしょう。バルサの代表としてサンパウロを訪れているラウール・サンジェイFD(フットボルディレクター)や、ブラジルでお世話になっているアンドレ・クリー代理人ならずとも、会議の行方が気になる水曜です。

このサントスFCの役員会議は、先週の水曜にも行われています。しかしその前回では結論は持ち越しとなり、翌木曜にはブラジルへと到着したサンジェイFDとクリー代理人がサントス側との話し合いの場を持ったものの、ここでも白い煙は上がらず。ちなみにバルサからの最初のオファーは1,700万ユーロでしたが、違約金(6,500万ユーロ)の3分の1にあたる、2,150万ユーロあたりで落ち着くとだろう見られています(これにネイマール側へのボーナス3,000万ユーロが付く)。

また21日(火)にはブラジルの O Globo紙が、”ネイマールが先週、コンフェデレーションズカップ終了後の7月1日からバルサ選手になることを約束する書面にサインをした“と報道。ある筋からの情報、とのことで真偽不明ですが、あとは時間の問題なのは間違いないでしょう。

 

「人生で今起こっていることに、大満足」

21日にはサンパウロにあるイベントホール、HSBCブラジルにて、パウリスタ選手権2013の各賞授与式が執り行われたそうです。そこにはもちろんネイマールも出席していまして、カタルーニャのメディアとして唯一許可を得て記者を派遣したSPORT紙が突撃?取材を実施。ブラジル人エースのコメントを掲載しています。

その記事によりますと、念願だったバルサ入団が間近に迫っていることを感じているネイマールは、リラックスし落ち着いた様子でセレモニーに出席しています。そこでSPORT紙の記者に曰く、「本当のところ、僕はラウール・サンジェイとは会ってないんだ。パウリスタ選手権の決勝にかなり集中していたし、スケジュールはいっぱいだからね。交渉事は全部、父親に任せてある。現状が知りたければ、父親と話すことだよ」。建前としましては、自分は何も知らないという主張です。

それでもバルサとサントスとの交渉が「上手く進んでいるのを期待している」と認める若きクラックは、こうも語っています。「僕の人生で今起こっていることに、大満足であるとは言える。将来?万事順調だと思うよ(ニコッ)」

となると、あと彼が望むのは、どこかの銀髪監督のように裏門からクラブを去るのではなく、ファンに温かく見送られながら、育ててもらったサントスを去ることです。ネイマール曰く、「双方にとって最良の形となるように努力していくさ」

なのでネイマールは、サントス退団は計画的戦略だと彼を批判する一部のブラジルメディアに対しては、不快感を表しています。「コインには表と裏がある。2011年に僕が契約を2014年まで延長した時は誰もが祝福してくれたよ。それが終わりに近づいてきた今、最初からなにもかも計画していた悪いやつらだと僕らを批判するのは筋が通ってないと思うんだ」

まあなんにせよ、ネイマール本人が”万事順調”と明るく語っているわけですから、それが一番の安心材料であります。フロレンティノ・ペレスがクレイジーなオファーを仕掛けようとも、バルサが希望額でオペレーションを完了できそうなのも良い。近々嬉しいニュースが届くことを、楽しみに待ちたいと思います。

 

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