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ペップコメント(4/19)

勝ち抜くためには、得点力の改善が必要。

もし自分たちにとって不利な状況となったのであれば、それはこちらの側にそうなる原因があったのだと、ジョゼップ・グアルディオラ監督はチェルシー戦後の記者会見で語っています。このあたりの潔さは、いつものことながら流石。不都合な事実を誰かのせいにせずにはおられない人たちもいるなか、清々しい気分になります。なんであろうと、負けは負け。すぐ後にチャンスは控えているのだから、そこで勝てばいいのです。

これがフットボル

試合や失点自体が議論を呼ぶものではなかったのもありますが、試合後のペップは明快でした。「結果は結果。おそらくはフエラでは一番チャンスを作り出したチャンピオンズ準決勝やったと思うけれど、フエラでゴールを決めんかったら罰を受けるのは分かってることやからね。チェルシーは1ゴールを奪ったし、彼らはブエルタでも10人で守りを固めてくるやろう。挑戦するのはええことやし、私たちはそれを受け入れるよ。自分たちがグランデと思われたいのであれば、勝負に勝たなあかんのや」

チェルシーがカンプノウで、ロンドンでのスタイルを強化してくるのは間違いありません。「彼らがやり方を変えてくることはないやろう。攻撃に出て、前線からプレスをかけてくるチェルシーを私は想像できない。彼らは自分たちのチャンスが訪れるのを待つ。何故なら、その瞬間が訪れるのを彼らは知っているし、ごくわずかなチャンスであっても、彼らは危険な場面にできるからね。火曜日は作り出したチャンスを、ゴールにできることを期待している」

ペップは言います。「これがフットボルやし、10人で引いて守られれば簡単ではないんや。チェルシーは良くないと言われていたけれど、実際はそうやない。もし今日、私たちが先にゴールを奪っていたなら、試合は違ったものになっていたよ。しかし1-0となったことで、彼らは後ろで楽にプレーしていた。私はこういう試合になると思っていたんや。チャンスはそう作り出せへんやろうと思っていた。けれども私たちはチャンスを作り出していたね。私たちのプレーには継続性があったし、相手にはほとんどチャンスを与えんかった。火曜日の試合でもチャンスを作り続け、それを決めることや。ゴールを入れるためにはチャンスを作り出す必要があるわけで、私たちはそれを目指していく。忍耐強く、そしてインスピレーションも必要になるやろう」

思わぬ(と言っていいはず)敗北による選手たちのメンタル面への影響は、気にすることはないとミスターは受け流しています。「それは重要ではないんや。準決勝を突破するために、彼らが全力を尽くすことを私は知っている。彼らが立ち直ることを知っているから、私は心配してないよ。それに私は、土曜日も火曜日も、ファンがスタジアムへ詰め掛けてくれることも知っている」

勝った者に道理がある

もういい加減ウンザリするほど繰り返されてきた、バルサと試合を行う際の相手チームの超守備的退屈戦術。しかしグアルディオラはそれについても愚痴ることはありません。「私は彼らがどうプレーすべきかと決める立場にはないからね。それぞれが自分たちに有利やと思う方法でプレーすればいい。私はここに、ライバルがどうプレーすべきやというためにいるわけやない。自分たちがどうプレーするのかは知る必要があるけれど、彼らがこの9シーズンの間に、チャンピオンズの準決勝に6回進んだチームであることを忘れたらあかんよ」

そして。「スポーツでは、勝った者だけが後に残っていくんや。今日はチェルシーに道理があった。土曜日や火曜日はどうなるかは分からへんけれど、私の感覚では、私たちは今年もうすでに勝利を収めているんや。多くの逆境に打ち勝ってきたことは、もうすでにひとつの成功といえる。トロフィーを掲げた者だけが語られていくのは、分かってはいるけれどね」

「これが不公平な結果やったとは、私は思わへんよ。それがフットボルやし、チェルシーを祝福しなければならない。ボール支配率が高いからといって、試合には勝てない。もしそうであるなら、私たちはいつだって勝ってきたよ。勝つために必要なのはゴールを決めることであり、私たちはブエルタでそれを目指していく」

チャンスを作って、ゴールを決める

グアルディオラはさらに続けます。「次の試合で24本のシュートを放ち、何点かを決めることが私たちの挑戦や。私たちはさらにリスクを犯す必要があるけれど、ここで多くのチャンスを作れたのであれば、カンプノウでも同じようにチャンスを作り出せると選手たちには言ってあるよ。ゴールを決めるためには、私たちは多くのチャンスを生み出さなければならない。チェルシーには、私たちにはない長所があるんや」

そして最後に、ペップはこう語っています。「今はチェルシーが勝ち抜けの有力候補やね。けれど私たちにはカサでの90分のチャレンジが残されているし、トーナメントを突破するために、自分たちにやれる一番の仕事をするよう頑張っていくよ」

 

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