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マルティーノ「イダ後半のプレーが、勝利への道」

先制点が非常に重要だと監督。

いよいよやって参りました。欧州での4強入りの懸かった、チャンピオンズ1/4ファイナルのブエルタ。先立つ火曜日にはロンドンとドルトムントで熱戦が繰り広げられ、モウチェルシーと白いチームが際どいながらもセミファイナル進出を決めました。我らのタタバルサも是非、彼らと戦う権利を手に入れたいところ。舞台となるビセンテ・カルデロンで行われた前日会見においてマルティーノ監督が熱望したのは、先制点と90分以内での決着でした。「試合を違う展開にしていけるように、先にゴールしたいね」

リードを奪えば、試合は違う展開となる

バルサは今季アトレチコとすでに4度対戦し、結果は全て1-1か0-0での引き分け。90分で2ゴールを奪って勝つのは難しそうに思えます。そこで延長戦となることも良しとするか?と訊ねられた監督は、それはバルサの目指すところではないと断言しています。「私たちに求められるのはアトレチコ・マドリーよりも良いプレーをし、試合に勝利することだ。私が第一に望むのは相手チームよりも良いプレーをして勝つこと。今回もそうなることを期待している」

シメオネアトレチコ対タタバルサの戦いでは、まだ勝者は出ていません。「どちらのチームも相手を熟知しているからね。私は両チーム共に高いレベルにあり、相手とは異なる特徴あるスタイルを持っていると思う。そしてこれまでにまだ起こっていない唯一のことは、バルサがスコアで先行することだ。それは非常に重要な要素であるし、今回はさらにそう。試合を異なった展開にしていけるように、最初にゴールしたいね

バルサが目指すのは、先週のカンプノウ対決でのラスト30分のプレーです。「アトレチコが90分間支配させてくれるような展開になるとは思わないけれど、イダ(第1戦)での後半のプレーをより長く出来るように試みていくよ」

そして。「私たちには先制するチャンスもあったけれど、実際の試合はどれも似たようなものとなった。そのなかで、先週の後半は私たちがアトレチコを上回っていた。あの試合のラスト30分を長引かせることが、私たちが進むべき道だよ。簡単ではないだろうけど、もしこちらが先制すれば、過去の試合とはまた異なった展開になると私は確信している

3-4で勝利したベルナベウクラシコと、1-1だった第1戦にそう違いはなかった、と監督は言います。「ベルナベウでのベストの時間帯と、アトレチコ戦でのラスト30分にそう違いがあったとは思わないよ。唯一の違いは結果。私たちが勝ったか、引き分けたかの違いだ」

メッシはゴール以外でも決定的

バルサとアトレチコ・マドリーには、それぞれ大看板となるエースがいます。バルセロナが世界に誇るギガクラックメッシは、去年まではアトレチコをカモにしてきましたが、今季はまだゴールがない。レオの場合、それが監督への質問となります。「レオがほとんど毎試合ゴールを決めることに私たちは慣れているんだ。それで同じ相手に少しゴールがなければ、注目される。私たちとしては彼には決定的であってほしいけれど、それは得点を決めろということじゃない。得点以外にも、レオは決定的なことがたくさん出来るからね

アルゼンチンでのリハビリを完了したメッシが1月にチームに戻ってきた時、タタさんは彼を“暗殺者の目をしている”と表現して話題になりました。今もレオは暗殺者の目をしていますか?「あの日私がそのフレーズを用いたのは、バケーション後の彼を見た印象を表現するためだよ。そこからレオはシーズン前半とは違って継続して試合に出場しているし、決定的な選手となっている。今後も彼はバルセロナにとって決定的な選手となっていくよ。ベストのレオがいれば、私たちが試合に勝つ可能性も増えるだろう

シメオネチームのエースであるジエゴ・コスタ(先週カンプノウで負傷交代)がバルサ戦に間に合うのか、にも巷の注目は集まっています。「彼は私たち監督が、100%の状態でなくともプレーできるのかどうかを知るために十分な時間を費やすクラスの選手だ。けれども彼の出場の可否を推測するのは時期尚早だと思う。私たちはアトレチコがすべての選手を起用できると考えて試合の準備をしている

 

そしてこの会見後にカルデロンにて行われた前日練習で、マルティーノ監督は再び、ネイマール左、メッシ右、セスク偽9番のフォーメーションを試したそうです。報道陣に公開された最初の15分はウォームアップとロンドを行い、記者たちがピッチを去ってからいよいよ本格トレーニングを開始。先制点を奪い、過去4試合とは違う展開に持ち込むことを狙っているタタさんたちのプランがビシバシと成功することを願っております!バモス!

ちなみにラジオ局カデナコペによりますと、バルサはビセンテ・カルデロンの芝が長すぎるとして、UEFAに是正を求める予定だとか。規約では“芝生はプレーに適した長さにすべし、最高でも30mmまで”とあるらしく、主審かUEFAの担当職員が必要とみなせば、主催クラブは芝をカットすることを求められます。バルサは当日朝にアトレチコにカットを求め、合意が得られない場合はUEFAに不満を言うようです。そういえば2011年のユーロクラシコでは、マドリーはバルサの要求を無視してくれたと記憶しますが、アトレチコさんはどうでしょうか。

カンプノウの芝生は23mmだそうです。

 

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