ほぼ2年ぶりとなるタイトル獲得に意気上がるバルサ
マドリーが引き分けたことで、自力優勝が復活して希望燃える
FCバルセロナの国王杯優勝から一日、クレにまた新たな朗報が届きました。エル・クラシコに敗れたことで一度手放していたラ・リーガ自力優勝の可能性が、さっそくバルサへと戻ってきた。マドリーがヘタフェと引き分けたことで(0-0)、ラ・リーガの残り8試合に勝つことによって再び彼ら(とアトレティコ)を抜くことが可能になったからです。コパ優勝によって士気をブーストさせしバルサよ、その勢いで突っ走れ。
祝・クーマン時代の初タイトル
やはりタイトル獲得は良いものです。無冠シーズンを経て、それがまた1年延長されるんじゃないかと思えるような危機的状況からのクーマンバルサ号の出発。序盤は試行錯誤と失敗の連続で、このチームが4月にクレに希望を与えているなんて、秋の時点では本気で期待していませんでした。その点、ロナルド・クーマンや選手たちに詫びたいと思います。
祝、721日ぶりとなるタイトル獲得。カンプノウ界隈では「新時代の初タイトル」とも言われています。
忍耐が求められた前半の後、ついにウナイ・シモンの壁をこじ開けてからの嵐のようなバルサの攻めは、それまでの苦しみから解放された喜びがぶつけられたかのようでした。選手やスタッフたちの歓喜の爆発もここまでの道のりからして当然のものです。
シーズン途中での監督交代、COVID感染拡大、リスボンでの悪夢、クーマン到来、メッシの退団要求burofax、バルトメウ理事会の辞任、巨額負債の発覚、延期実施となった会長選挙、、、本当にいろいろありました。
レオ・メッシが優勝杯を掲げる姿は、実によい。眼福なり。そしてやはりあの美しい光景がコパ優勝だけで終わりになるのは寂しいですし、次はラ・リーガのトロフィーを手に祝うギガクラックが見たいじゃないですか。クレは欲張りなので、もっと喜びたい。おかわりを希望します。
いまのクーマンバルサには多くの若者たちがいて、未来を期待させるチームですが、現在があることもコパ決勝では示されました。厳しくなりそうな遠征もあるけれど、全勝すればライバルたちの結果に頼らず優勝できる。
残るはリーグ戦8試合。タイトルで士気注入しつつもさくっと頭のスイッチを切り替え、次なる挑戦に全集中であります。このチャンスを逃す手はない。甘美なるドブレーテによって、もうひとつ歴史を作るのです。
ドブレーテに向けて団結
わずか10日の間に、二度のコパ決勝(2020年度と2021年度)に敗れたアスレティック・クルブは気の毒に思いますが、バルセロナとしてはこの圧勝でのタイトル獲得により、スーペルコパ決勝で彼らに敗北したことによる“トゲ”を抜くことができました。エル・クラシコに惜敗した残念さも、そこそこ埋め合わせできたんじゃないでしょうか。
選手たちの心は、ドブレーテ達成に向かっていると確信します。
簡単ではない試合が幾つもあるとはいえ、ラ・リーガにのみ集中できる状況。中2日での遠征が3度もある点(対ビジャレアル、バレンシア、レバンテ)にLFPの意地悪さを感じなくもないですが、5月8日のアトレティコ戦までを全勝で乗り切れれば、あとは勢いでぶっちぎれそうです。
いまのチームからは、一体感を感じる。百戦錬磨のベテランたちと、今回のコパが嬉しい初タイトルになった若者たちが良い雰囲気で団結している。ロナルド・クーマンもスカッドの支持や信頼を得ているようだ。メッシは好調。デ・ヨングも好調。ピケが戻ってきた。いける。これはいける。シーズン最初には考えられなかったドブレーテまで、あと8試合(24ポイント)です。
コメント
コパ優勝、リーガ自力優勝の可能性復活で喜んでいたら、スーパーリーグがいよいよ現実のものに…
どうなってしまうんでしょうか…
シンプルに考えて、最高の時間を共有しましょう。
残りを全勝すれば優勝です。