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ラ・リーガ再開:不確定なる11の決勝戦がバルサ(とマドリー)を待つ

残り11試合、首位バルサと2位マドリーの勝点差は2ポイント
分からないことが多すぎて予測困難なレースが始まる

さてラ・リーガが再開です。少なくとも今月は無観客試合となるため、静寂のスタジアムという奇妙なニューノーマルに心地悪さを感じながらの観戦でしょうが、しばらくは慣れるしかありません。

3ヶ月間のパロン(中断)を挿んでの、暑い夏場に当面は無観客で開催される、11試合のミニリーガ。未経験なことが多すぎ、どう転がっていくのか予想も付かない、6週間にわたって休みなく試合が続く過酷なタイトルレースです。

未知なことだらけの11連戦

蓋を開けてみないと分からないことは山ほどあります。

相手サポーターの圧力がないことは、アウェイチームにどう影響を与える?
逆に、味方サポーターの援助がないことは地元チームから翼を奪う?
怪我人はやはり多発する?
5人交代がゲーム戦略に及ぼす影響は?
5人交代はバルサにとっては不利となる?

リーガ中断前、第27節までの流れはもう全然関係ない。心機一転、新たに仕切り直しの11連戦。バルセロナ(58ポイント)とレアル・マドリー(同56)の戦いがたどり着く先には、どんな結末が待っているのでしょうか。

ブンデスリーガでの現象

リーガ再開で先行しているドイツでは、ホームチームの勝率が下がり、ビジターの勝率が五割弱に上がる現象が発生しています。
バルセロナはカンプノウの要塞度が減ってしまうかもしれない代わりに、超苦手としているフエラでの戦績が改善される可能性がある。地元でのアスレティック戦、アトレティコ戦の難易度が上がる一方で、ピスファン(セビージャ)、バライドス(セルタ)は脅威度が下がると予想されるのです。

さてラ・リーガはどうなるか。予期せぬドラマが待っているかもしれません(バルサに好都合なシナリオで是非)。

5人交代はバルサを害する?

暑い中での連戦による選手たちのダメージを軽減するために設けられた、1試合5人交代の影響も未知数です。これがバルサにとって有益か有害かは意見が分かれる。
キケ・セティエンは自分たちには厳しくなるだろうと予想していますし、先日はホルヘ・バルダーノがこれに同意しています。

バルサに厳しくなると考える理由は、相手チームの疲労が回復するから。
バルセロナのフットボールはボールを支配して相手に追わせ、足への疲れを蓄積させることが重要な意味を持っていますから、試合終盤でとどめを刺すべき時に10人のうち5人が元気だと困るんですよね。

一方でバルサは先発を半分入れ換えると、フットボールの内容が変わってしまう。
それで上手く試合を運べるならいいですが、特にゴールが欲しい状況で終盤にもつれ込むと、しんどいことになるでしょう。

ポジティブなのは、パロン前には使えなかったルイス・スアレスが戻ってくることや、疲労が蓄積していたスター選手たちが充電完了であること
選手がフレッシュになっているのは他チームも同じですが、メガクラックたちが元気にモチベーションを燃やしている点は、クレを勇気づけてくれる要素です。

一時期は無理かもと思われたラ・リーガが戻ってくる。様々な不確定要素がありますが、それらも勝負を盛り上げることの一部としつつ、多少の空回りも良しとして楽しんでいきたいです。

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