2ヶ月間ほとんど出ずっぱりのセントラル。
今シーズンここまでのジェラール・ピケの働きぶりには目を見張るものがあります。時折アレなプレーにて批判を受けることはあるにせよ、バルサでもラ・ロハでも、フル稼働して監督の期待に応えているのは立派。夏以降は出場停止によって9月の代表招集から外れた以外は全試合に先発しており、リーガのフィールドプレーヤーの中では、ピケ(14試合で1,236分)を上回るプレー時間の選手はイバン・ラキティッチ(17試合で1,368分。セビージャ。クロアチア代表)しかいないそうです。それはとても素晴らしいことなのですが、逆に心配になってくるのは疲労の蓄積。実際、ジェリには休養が必要でしょう。
恥骨に軽度の違和感
カルラス・プジョルが復帰に向かって調整中、ハビエル・マスチェラーノがアクシデントによる怪我で戦線離脱という状況の中で、バルサの3番はここまで休むことなくピッチに立ってきました。アスルグラナのシャツを着て彼が休んだのは、リーガ前節のバジャドリー戦とチャンピオンズのアヤックス戦のみで、休んだといっても終盤になってからの途中交代。2つ合わせても25分程度です。
そしてその1,236分間の頑張りは、現時点ではわずかながら、ピケの身体に影響を及ぼし始めている。この10月のFIFAウィークでは、代表チーム練習での彼のコンディションが度々メディアに現れていて、軽度の恥骨炎を患っていると伝えられているのです。ラ・ロハのドクターやトレーナーたちの細やかな調整によって、ピケは結局ベラルーシ、グルジアとのムンディアル予選にフル出場しているのですが、クレとしましては欠場が濃厚と言われていた後者の試合は特に休んでほしかったところ。バルサがこれから難しい日程に入るだけに尚更です。
SPORT紙の報じるところでは、ピケの恥骨周辺はプレーが出来ないほどではないけれど、炎症が酷くならないための手当てが必要な状態だそうです。土曜日のパンプローナでのオサスナ戦は出場可能。しかし翌週にミラン、マドリーとの大一番が控えていることを考慮すれば、温存する方が安心なのは言うまでもなく、となると怪我明けのマスチェラーノ(あるいはプジョル)にいきなり出番なのが悩ましいところです。
幸いなのはピケの恥骨炎がまだ初期段階にあり、昨シーズンのセルヒオ・ブスケツほどには悪化していない点です。ラ・ロハから持ち帰ったという代表チームドクターによる専用治療プランとやらを継続して行っていけば、状態はすぐに良くなっていくだろうとのことですので、ここはもうひと踏ん張り。マスチェとプジーが帰ってくれば、セントラルの運用はずいぶんと楽になるでしょう。バルトラの活躍はデカかったです。
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