誰がメッシ処分を促したのか

南米フットボル連盟の審判委員長が動いたらしく。

先週木曜日(23日)のアルゼンチン対チリで線審を侮辱したとしてFIFAから4試合の公式戦出場を禁じられたリオネル・メッシが、バルセロナへと戻ってきました。クラックを乗せた飛行機がプラット空港へと到着したのは夜の10時頃。彼の乗るタクシーの前には大勢の報道陣が待ち受けましたが、理不尽な処分を受けた直後だけにその表情は硬く、言葉なくタクシーへと乗り込むと空港を後にしています。レオがこのような仕打ちを受けるのはあまりに悲しい。罰せられるべきは対戦相手にラフなプレーをする選手たちの方でしょうに。

ビデオを送付し、報告書に追記するよう指示

自分の言葉は第1副審に向けられたものでは決してなく、空に向かっていったものだった」。まだ処分内容が明らかになる前にアルゼンチンフットボル連盟(AFA)がFIFAという権力団体に送った文書の中で、メッシはそう弁明をしているそうです。彼の不満が線審へと向けられたのか、空気へ向けられたのかはとりあえずさておき、間違いないのは審判団が提出した試合の報告書にはその出来事が全く記されていなかったこと。では何故我らの大エースがこのような罰を受けることになったのか、その流れについてアルゼンチン Olé 紙が報じていますのでちょっと見てみましょう。

今回の処分の特徴は、審判の報告書ではなく、どこかから調査をするように求められたFIFAの規律委員会が映像を分析し、それを元に内容(4試合の出場停止+罰金)が決められた点にあります。では誰がメッシの行為に問題があったとFIFAに訴えたのか。Olé紙によるとそれは南米フットボル連盟審判委員会のブラジル人会長 ウイルソン・セネメ氏だそうです。

繰り返しになりますが、アルゼンチン対チリを担当したブラジル人審判団は、試合後に書いた報告書でレオ・メッシの侮辱発言について一切言及していません。さらにラッリオンダ氏という試合の分析担当者も、メッシに関して報告書に一切記述せず。ここまでは彼が処分される動きはまったくありません。

そこで登場するのが、南米フットボル連盟審判委員会のウイルソン・セネメ委員長です。彼はラッリオンダ氏に電話をかけると、メッシが審判に問題発言をしていただろうと指摘。FIFAに証拠映像を送ることと、審判団に連絡をして報告書に追記をすること、ラッリオンダ氏の報告書も同様にすることを命じたそうです。

そして“証拠”を受け取ったFIFAはラッリオンダ氏の報告書を利用し、エメルソン・アウグスト・デ・カルバリョ線審に報告書への追記を要請。カルバリョ線審は、ピッチ上ではメッシの発言内容が分からなかったけれどもテレビを見ることで侮辱に気付いたと認め、権力団体の規律委員会が破廉恥な4試合出場停止を決定した、模様です(Oléの言い分では)。

審判の報告書がすべてというスペインのやり方もいかがかと思うので、問題が見つかれば記述がなくても罰せられるのはまだ良いとして・・・ そういう場合にまず調査対象になるのは、相手を蹴っているにもかかわらずカードも出なかった選手の方じゃないですかね。レオはチリ選手の蹴りをおなかに食らっていますが。FIFAは何を守ろうとしているのか。

 

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