6月末のバルサ補強 進捗状況

有力候補とされる6選手と、ネイマールの契約更新について。

FIFA制裁による補強禁止、ラフィーニャの負傷、日本でのクラブ世界一、ルーチョバルサのリーガ連覇などいろんなことがありました2016/17シーズンも、残すところあと2日ちょっとで終わろうとしています。いつもであれば、年度が変わるからといって特に表立った変化はないのですが、今夏はようやく新規投資を公けに行えるという違いがある。これまでは発表できなかった幾つかのオペレーションが7月1日より順次明らかにされ、2016/17シーズン計画が具体化していくことでしょう。新入団選手のインタビューなどで、周囲も活気付いていきます。

この6月末の時点では、ルーチョチームの一員となるのが確実なのはデニス・スアレスです。リヨンと交渉中のサムエル・ウムティティはフランス代表のユーロ2016が終わることで話が一気に加速するでしょう。デランテロはセビージャのケビン・ガメイロが本命とされますが、話し合いは難航しそう。二人獲得しそうなセントラルでは、PSGのマルキーニョスとラス・パルマスのマウリシオ・レモスが候補リストの上位にいるようです。

そしてメディアが騒いだネイマールの契約更新と、ガブリエル・ジェズスを巡る状況を、簡単ながら下にまとめてみました。

■デニス・スアレス:補強第1号

2016/17シーズンバルサの最初の入団選手として7月1日に公式発表される予定なのが、デニス・スアレスです。バルセロナはビジャレアルに対し300万ユーロの買戻しオプションを行使する考えをすでに伝えており、あとは彼がバルサユニフォームを着た写真を発表するのみ。契約書にサインをするまでは何が起こるか分からない世界ですが、このデニスに関してはロベルト・フェルナンデスもまた呼び戻しを公言していますし、バルサ復帰はまず間違いありません。

■サムエル・ウムティティ:フランスのユーロ2016終了後

MD紙が“バルサの選んだセントラル”として最初に大きく報じ、最初は否定的だったSPORT紙がしれっと続くようになったのがウムティティ(22)です。オリンピック・リヨンとの交渉は最終段階との見方が主流。ウムティティは現在フランス代表としてエウロコパに参戦していますから、ブルーズの夏が終わり次第、最後の詰めが行われる見込みです。移籍金はリヨンが求める3,200万ユーロを下回る額になるだろうと予想されています。

■マウリシオ・レモス:オファー第2弾の予定

SPORT紙が先週末からマルキーニョスを大きく扱っているのに対し、MD紙はラス・パルマスの若きウルグアイ人セントラルを有力候補としています。曰く、冬にリーガへとやって来たばかりの20歳のレモスをバルサ強化部は高く評価しているらしく、獲得を真剣に考えているとか。固定額400万+成果報酬額800万ユーロの最初のオファーはUDラス・パルマスに拒否されましたが、条件を上げた第2弾を近いうちに出すだろうとMDは報じています。ラス・パルマスが求める契約解除金は3,000万ユーロです。

マドリーもこのレモスに関心があるといわれますが、おそらく例によって嫌がらせでしょう。

■マルキーニョス:バルサ優先だが問題は費用

27日の当バルサニュースで長々と書きましたマルキーニョスに関しましては、これといった続報はまだ出ていません。SPORT紙によるとブラジル代表セントラルはバルサ以外のオファーを保留としており、カンプノウ行きを第一選択としているとか。最大の障害が4,000万ユーロは下回らないであろう移籍金なのは間違いなく、資金を捻出できるかどうかが作戦実行のカギとなります。あとは伝えられているようにPSGが交渉の席に着いてくれること。

■ケビン・ガメイロ:セビージャが交渉に応じなければ無理

南米トリデンテを補完する“第4のデランテロ”は、MDが言い続けているようにケビン・ガメイロが本命のように思えます。選手本人はこのバルサからの関心を“人生で一度だけ訪れる列車”と捉えて入団に前向きとされますが、ガメイロをプロジェクトの中心に据えるセビージャに彼を手放す気はなく、契約解除金4,000万ユーロを求められているのが最大のボトルネック。相手方が交渉の席に着いてくれなければ、そこでこの作戦は頓挫でしょう。

■ガブリエル・ジェズス:狂乱の獲得ゲームには加わらない

彼の名前がSPORT紙に出た当初はスルーしていたMD紙が、最近はちらほらと入団の可能性のある選手として取り上げています。MDはこのガブリエル・ジェズスをすばらしい資質を持った若者だと認めながらも、欧州での経験のない19歳の選手に、いきなり高額を投じる考えはバルサにはないと報じている点がしっくりきます。他のグランデたちのクレイジーな獲得合戦にバルセロナは加わらないだろう、というMD紙です。

また同紙は、“バルサのジェズス獲得策戦が本格的に動き出すのはロベルト・フェルナンデスが直接彼のプレーを見てからで、それまでは一切の決断は下されない。問題はどうやって人目につかずにブラジルに視察に行くかだけれど、それは困難なミッションだろう”としています。

■ネイマール:近日中に契約更新か

そして最後にネイマールJrの契約更新ですが、SPORT紙に続き、先週さんざん危機感を煽ったMD紙もまた、あと数日のうちに話がまとまるだろうとの見解になっています。この件は正直食傷気味だったので、さっさと決着してほしいところです。

ネイマールがパリ、ミュンヘン、あるいはマンチェスターへと去る瞬間が来るとして、それは彼の「もうこれ以上ナンバー2はイヤだ!」という野心が抑えられなくなった時でしょう。バルサではレオ・メッシ神が元気なうちは、彼はずっとヌメロ・ドス(numero 2)。メッシが24歳の時はすでに3つめのバロンデオロを獲得していたわけですから、ネイもまたそろそろ“世界一”の称号を欲しくなり始めているかもしれませんし、他のビッグクラブで10番を背負うことがその近道だと思うなら、移籍も選択肢に入るでしょう。バルサでの王位継承がクレとしましては一番のシナリオです。

 

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