リーガ開幕への準備は出来ている、と監督。
さて本日8月18日（月）は、お騒がせ選手ルイス・スアレスのバルサデビュー戦とあり、例年になく注目度を集めているガンペル杯です。今年はスーペルコパやチャンピオンズ予選もなかったために、地元ファンの前で新型バルサがプレーするのはこれが初の機会となり、名目どおりに“プレゼンテーション試合”となっているガンペル杯。お祭りでありつつも、6日後へと迫ったリーガ・エスパニョーラ開幕戦への最終実践チェックの場でもありますゆえに、真剣なプレーが見れるであろうことも楽しみな要素のひとつです。
監督が太鼓判の野心と意欲
ジョアン・ガンペル杯前日となった日曜日、記者会見場に姿を現したルイス・エンリケ監督は、ここまでのプレシーズンでのチーム状態に満足げな様子でこう明言しています。「一切の疑問なく、私たちの準備は整っている。シーズン開幕前のこの段階で100%になっているチームはどこにもないとはいえ、準備OKだと請け負える状態だよ」
そう言い切れるのは、毎日のトレーニングでの選手たちの動きや姿勢がとても良いからに他なりません。「トレーニングを計画するのはテクニコだけれど、実際にそれを良いものにするか否かは選手たち次第だ。ここまでのセッションは非常に激しく、選手たちの身の捧げ方は私が期待していたものよりもハードだった。私たちが行うことをソシオは気に入ってくれる、と私は思っている。あとはトレーニングでやってきたことを、ピッチで繰り返さないとね」
選手たちのギラギラした目つきに、嬉しい驚きを覚えたと監督は言います。「彼らの期待感や野心、意欲が、私をとても楽観的にさせるんだ。私は多くの引き出しや可能性、それに異なったやり方でプレーできるチームを手にしている。異なったポジションで成果を出せる選手たちも、私たち望んでいたものだ」
他所のチームに比べて親善試合の少なかったバルサ。実戦よりもトレーニングを優先したことを、ルーチョは次のように説明しました。「感情的な点では試合に及ばないことを除けば、選手たちは幾つかのダブルセッションにおいて、試合以上に汗を流しているからね。対話をしたり、ビデオを見たりも出来たし、彼らにとって興味深いであろう事柄で一杯にしたと思う」
補強は終わっていない
夏の移籍マーケットが閉じるまで、あと2週間ほど。右ラテラルの補強の行方が注目されている件については、まだ活動が終わったわけではないと認めたミスターでした。「補強が完了したとは思っていない。私も、クラブもね。スカッドを強化する可能性は、いつも探し求めていなければならない。チームをより良いものにすることに関し、私たちはオープンであり続けるだろう」
ただ、ここまでの補強作戦は上々の出来である、とエンリケは言います。「とても上手く強化できたと思う。私が望んでいたスカッドになっているよ」
そして去就が騒がれ続けたダニ・アルベスについては、「彼はトップチームの選手。彼が残留することを期待しているし、トレーニングでの様子はすばらしいよ」とのことです。
スアレス、メッシ、デウロフェウ、ポルテーロetc
選手個々に関する質問へのコメントは、以下のようになっています。
■ルイス・スアレス
「彼は非常にレベルの高い選手という印象だね。私たちがどうプレーするかを知っていて、私たちの期待する特性にも合っている。自主トレーニングもきちんとやっていたので、明日はいくらか出場機会があるだろう」
「彼の不在がチームに絶対的な影響を与えることはないし、私たちを害することもないさ。起用できる選手で私たちはなんとかしていく。彼がいなくともグループは十分にソリッドだ」
■レオ・メッシ
「彼は簡単にプレーの状況を読む選手だ。だから私たちが、彼がピッチで試合を見る可能性を閉じることは決してないだろう。攻撃時の動きにおいては、彼には完全に自由を与えるよ。彼は世界最高の選手。トレーニングで彼を見て、私は今もまだ驚いているんだ」
■ハビエル・マスチェラーノ
「セントラルとしての彼も、ピボーテの彼もとても好きだよ。彼は複数のポジションをこなせるので、シーズンを通じ、両方のポジションでの彼を目にすることになるだろう」
■ジェラール・デウロフェウ
「彼をレンタルに出したのは、私個人による決断だった。ジェラールのことはよく知っているし、15か16の時、セグンダで彼をデビューさせたのは私だ。けれども選手として成長するために必要な時間を、彼はここでは手に出来ないだろう。クラブに居場所があることを、セビージャで示してほしい。彼にはとても良いところがたくさんあって、私はそれが好きなんだけれど、同時に改善していくべきところもたくさんあると思っている」
■3人のポルテーロたち
「たしかに個人的な好みはあるし、開幕が近づくにしたがい考えをハッキリさせていくけれど、もし決断を下したとしても、それを最初に伝えるのは選手たちで、メディアはその次。逆は決してないよ」
「3人は全員に先発でプレーできる力があると見ている。みな同じくらいイケメンだし、同じくらい背が高い。ロシアンルーレットで決めるとしても、同じように当たるだろうね^^」
■カンテラーノたち
「スカッドをより良くしていく（＝さらなる補強の）可能性を閉じないこととは別に、フィリアルにはハイレベルな選手たちがいる。それに私は若い選手を使うのが好きだからね。野心を持った選手たちには、扉は開かれているよ。フィリアルの選手たちには驚かされてるんだ。リーガでプレーする可能性？まずはガンペル杯だ。そのクオリティによって、また何人かは欠場者によって、彼らは可能性を手にしている」
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