チームは90分間よく集中していたと評価した監督。
0-0で終了し、不完全燃焼だったラ・ロサレダでのマラガ戦からは一変。土曜日にカンプノウで行われたグラナダ戦は次から次へとゴールが飛び出し、気持ちの良いフィエスタとなりました。攻撃面ではネイマールがハットトリックを決め、レオ・メッシが2ゴール2アシストの活躍でキャリア通算400ゴールも達成。守備面でもジェレミー・マテューが存在感を発揮し、シーズン開幕からの連続完封を継続させるすばらしさ。試合終了後のルイス・エンリケも、選手たちの働きに大満足の様子でした。
「グラナダは守備にかけてはリーガで最も強力なチームの1つ。彼らは事実上サイドを使わずプレーをしており、難しい試合になることを私たちは知っていたよ。今日の私たちはマラガ戦よりもずっと内容が良かったし、広くて芝生の状態の良いカンプノウが助けてもくれた。私たちのプレーは正確で激しく、野心的だった。私たちにとって完全な夕方だったよ。選手たちは90分を通じて集中力を示していた。それこそが成功を手にするために私たちが求めている唯一の道だ」
「全ての瞬間で試合に集中し、相手チームよりも良いプレーをしたいという意欲を持っていたチームを、バルセロニスタは目撃したんだ」
チャビは非常にハイレベル
マラガでの0-0からカンプノウでの6-0へ。その変化は劇的ですが、試合自体を単純に比較することは出来ないとミスターは言います。「まず第一に、カサでのプレーとフエラでのプレーは違うし、グラウンドも違う。それに選手たちは機械じゃないからね。試合の難しさもまた、相手チームによって異なるんだ」
「上手く攻撃をし、上手く守るためには、決まりごとが必要になる。相手チームがボールを持っている時は、彼らを前進させないことが最初の目標となる。それに苦労するのは、相手チームにクオリティがあるからだ。フットボルはボールを持ちつつ、持たない時もプレーをする変わったスポーツ。攻守において効果的であることが重要になってくる」
そしてルイス・エンリケはチャビを先発させた件に関しては、「彼はチームメイトたちと同じく非常に高いレベルにあった。私がいつも言ってきたように、ピッチ内外でチームをとても助けてくれるだろう。彼がプレーする姿を見るのは嬉しいことだ」とコメント。パリでの試合についてはまだ考えていないと強調し、
「私にはコートがいっぱい揃っているクローゼットがあって、より適切だと思うものをそこから選ぶことができる。それは私にとっては好都合なことであり、選手にとっては不都合なことだね。けれども誰がプレーするかに関わらず、私たちは全員の力を合わせて前へと進んで行く。それが私たちのモットーなんだ」と表現しています。
メッシはずっとピッチ上で見ていたい選手
その他の選手たちに関しましては、キャリア通算400ゴールを達成したレオ・メッシもまたこの会見室での大きな話題の一つでした。ルーチョはレオを、「彼は魔法のステッキで触れられた選手だからね、私たちなら遊びでも400ゴールに到達しないよ。彼にはフットボルを楽しみたいという欲求があるし、私たちは彼のプレーを楽しまないといけないんだ。もしクリスティアノがジョーダンなら、メッシは1つの試合で100ポイントを決めたウィルト・チェンバレンだよ」と称賛。後半に試合が決着したにもかかわらず交代させず、7試合連続でのフル出場となった件についてはこう語っています。
「交代させることも頭に浮かんだけれど、彼がプレーしている姿を見るのが私はとても好きでね。彼には最後までピッチにいてほしいし、見たい気持ちが交代させる気持ちを上回った。彼を交代させるのは少し奇妙な感じがするんだ。彼はとても賢いから、配分することを知っているさ」
レギュラーとして起用し続けていることからよく分かりますが、イバン・ラキティッチへの評価も絶大です。「私が望むことをラキティッチが具体的に表現しているかについては、NOだよ。それはチームの全選手によって為されているからね。ラキティッチの能力はセビージャ時代にすでに分かっていたことだ。彼はこのクラブで重要な選手となるための条件を何もかも備えているよ。ポジションへの適応力には驚きだけれど、セビージャでして来たことを見れば、彼が貢献できるであろうことは直感できた」
そして最後、ベルナベウ決戦についてはいつものように、「今の私にベルナベウへの興味はないし、心配もしていない。実際、いつあそこで試合があるのかも私は知らないんだ。気にしているのはパリでの試合と自分の選手のことだけだよ。私が関心を持っているのは現在のことだけで、それは今後も変わることはないだろう」とのことです。
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