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ベルマーレンはどうなってる

秋を迎えても招集されないコンディション。

チャンピオンズではパリ・サンジェルマンに3点を奪われたものの、リーガではいまだ1失点も喫してはおらず、なかなかの安定感を見せているバルセロナの守備陣。危なっかしい場面はあるものの、仮に2失点ほどしていたとしてもリーガ最少であることに変わりはないわけで、プレッシングがゆるゆるだった昨季に比べれば大きな進歩です。その守備陣において、“成功補強”として高く評価されているのがジェレミー・マテューとクラウディオ・ブラボ。2人はともにレギュラー格として先発起用され、ピッチ上のパフォーマンスにてルイス・エンリケの信頼に応えています。一方、マテューと同じくセントラル不足を補う人材として獲得されながらも、まだ招集もされていないのがトーマス・ベルマーレンです。

9月末に出場許可が下りるも・・・

チームルーチョにおいて、まだ1分の出場機会も手にしていない選手は3人います。出場停止中のルイス・スアレス、ブラボとテル・ステーゲンが競争相手で右手小指の骨折もあったジョルディ・マシップ、そしてこのトーマス・ベルマーレンです。前の2人はいわば、織り込み済みの未出場といえます。スアレスはFIFA処分が終了し次第レギュラーになるでしょうし、マシップも国王杯あたりでチャンスが巡ってくるでしょう。しかしベルマーレンはよく分からない。モヤモヤした様子のまま、10月に入っている感じです。

ベルマーレンはFCバルセロナに、怪我を抱えた状態で入団しました。これは結構珍しいケース。ムンディアルで発生したハムストリングスの怪我はさほど心配するものではないとの判断があったのでしょう。負傷したのが7月最初、バルサ医療部からの出場許可が下りたのが9月25日でしたから、思ったよりも時間がかかった印象ですが、その直前のバルサBとの練習試合(対U-19インドネシア)では先発して先制点もマーク。いよいよここから上がってくるぞ、と期待されました。

内転筋に違和感と

しかしそれ以降、ベルマーレンに関する良いニュースは届かなくなります。まず、ルイス・エンリケの招集リストに入らない。出場許可直後のグラナダ戦(9月27日)や大一番のPSG戦(30日)はそれも分かるとして、先週末のラージョ戦にも呼ばれないのは何故か。実は彼、PSG戦の翌日のトレーニングでは再び個別メニューに戻ってしまってます。出場許可が下りる前はグループ練習を普通にこなしていたのに、また別調整って一体どうしちゃったのかというと、6日のSPORT紙によれば、内転筋の違和感発生がその理由だそうです。そして不思議なことに、クラブからは特にそれに関する発表はありません。

幸い、この内転筋の違和感は深刻なものではないようなので、テクニコたちはFIFAウィークによるリーガ中断を利用してベルマーレンが回復し、18日のエイバル戦(@カンプノウ)にて招集リストに入れられる状態となることを期待しているようです。そのうえで出場時間を与えられれば最高。トーマスが十分OKとなれば、セントラルのポジション競争を激しくさせつつ、左ラテラルのジョルディ・アルバにもまた火を着けられましょう。選択の幅が広がりますし、純粋にベルマーレンのプレーが楽しみなので、早い復活に期待するところです。アーセナルでの最終年(リーグ出場14試合)のようには、どうかなりませんよう。ドクターとトレーナーも頑張って!

 

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