ラストの10分以外は概ね満足だと監督。
サンチャゴ･ベルナベウ遠征を前にした、ルイス･エンリケが警戒を怠る事なかれと警戒していたチャンピオンズ第3節のアヤックス戦は、FCバルセロナの勝利（3-1）で幕を閉じました。勝敗を決着したであろう3点目を交換の追加タイムまであげられなかった事や、終盤に試合を上手くコントロール出来なかった事でドタバタもしましたが、ゲーム全体で見れば力の差を示しての文句のない勝利。最後に守備の課題を再提示されたのは、マドリー戦へと臨む上で好ましいことだったと考え、良い回答が為されることに期待しますか。なにはともあれ、次はいよいよクラシコです。
試合を終わらせられなかった
カンプノウでのアヤックス戦終了後、ルイス･エンリケはTV3の立ち取材に応じ、その後にプレスルームでの記者会見へと臨んでいます。1つの試合が終わってからの質疑応答ですから、内容は概ね似通っている。現地各紙の文字に起こされた記事を見ると、TV3での“フラッシュインタビュー”とされるコメントも、会見でのコメントも混ざっていそうです。まあ、どっちがどっちでもいいんですけど^^；
■試合の感想
「前半は私たちが相手を大きく上回っていたけれど、そこで試合を終わらせることができなかった。その後はもつれた1つのプレーによって点差を縮められてしまったね。決着していない試合では、事が複雑になることはある。けれども全体としては試合内容に満足をしてるよ」
■いつもベストは無理
「とても良い前半だってけれども、全ての試合でこういうプレーをすることは不可能だ。エラーを最小限に減らすよう努めていくし、その上で選手たちの良いところが出れば尚のこと良い。波のないチームにしていきたい」
■メッシとネイマール
「私の目標はチームをチームとして機能させることであり、チームをより強くすることであり、シーズンの最後にタイトルを獲得していることだ。メッシとネイマールだけを機能させることじゃない」
同様の采配をするだろう
■66分の時点でネイマールとメッシをベンチへ
「それが私の試合管理方法なんだ。自分のことは、勇敢なほうだと思うよ。私はフットボルは途切れることのないリスクだと思っているんだ。チームを信頼しているから、これからも同じような采配を行うだろう。私は試合が軌道に乗ったと思った。だから選手交代をしたんだ。交代はクラシコを考慮してではなく、試合展開に応じて計画していたものだった。ただ、チームは試合を上手く扱う術を知っておく必要があった。ラスト10分間はコントロールが効いていなかったね。もっときちんとプレッシングをしなければならなかった」
■イニエスタとマスチェラーノ
「私はシーズンの初めから、イニエスタはすばらしい状態にあると思っている。彼のパフォーマンスにもチームへの貢献にも、一切疑問を抱いてはいないよ。パフォーマンスのレベルは良い感じに上がっていっている。マスチェラーノの守備はどのポジションであっても最高だ。チームに常にいてほしい、欠点のない選手だね」
■ピケの状態
「ピケが神経質になっているとは感じなかった。彼の状況はその他の選手たちと同じだよ。出場するかもしれないし、ベンチかもしれないし、スタンド観戦かもしれない。彼は以前と変わらずチームに貢献してるよ。攻撃においては多くのボールを供給しているし、守備も良好だ」
■古巣のローマがオリンピコでバイエルンに1-7の大敗
「ピッチでそれを見た時は、スコアボードが壊れてるんじゃないかと思ったよ。何が起こったのかは知らないけれど、バイエルンは最高の監督が率いるヨーロッパ最高のチームの1つだからね」
全員がベルナベウで先発できる
■現在のチーム状態
「リーガでは私たちより上の順位にいるチームはなく、チャンピオンズでのグループステージ突破は自分たち次第だ。私たちの状態は良好。今はベルナベウに乗り込むに最適な瞬間だよ」
■マドリー戦の先発イレブン
「最高の選手たちがいることで苦しむのなら、それは恵まれた苦しみだよ。私は全ての、あるいはほとんど全ての選手たちに関わっていってほしいと思っているし、どの選手もベルナベウで先発になれて、成果を出せると思っているんだ。こういう苦しみならいつも歓迎する」
■ブスケツ
「クラシコに出られると思う。それは後々に分かるだろう」
■ベルナベウ
「クレとしての誇りを一番感じさせる場所、それがベルナベウだよ」
■メッシの交代を巡っての“誤報”
「クラシコが近づくといつも、誤った解釈が現れる。なんて偶然だろうね」
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