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4番手モントーヤ

1月のマーケットで移籍を考えているという。

現在のルーチョバルサにおけるミステリーのひとつが、マルティン・モントーヤの扱いです。バルサとの契約が6月で満了するために去就が注目され、リバポーなどからオファーが届いていたにもかかわらず3月にクラブの残留説得に応じて契約を2018年まで延長。ルイス・エンリケの新監督就任後もダニ・アルベス放出の動きもありましたし、てっきり来季以降のレギュラー候補かと思っていましたが・・・。実際にシーズンが始まってみると当の監督はモントーヤを全く起用せず、ここまでの公式戦15試合のうち、彼がプレーしたのはリーガ第3節のアスレティック戦のみに止まっています。そして冬のマーケットで移籍する雰囲気が濃厚となっているわけですから、なんとも不可解な話です。

期待から落胆へ

ミスター、あなたの中で僕がどういう位置付けなのか訊かせてほしい。そう説明を求めるマルティン・モントーヤに対しルイス・エンリケは、現時点でキミの優先順位は4番目である、との見解を語ったそうです(MD紙)。右ラテラルのポジション争いでダニ・アルベスに敗れるのは実績上理解できるにしても、バルサに2ヶ月ちょっと前に入団し、自分よりも出場時間の少ない(マラガ戦の73分。しかも酷評された)ドグラス・ペレイラ、そしてアドリアーノ・コレイアまでもが上位にいるとなれば、事実上の戦力外通告とモントーヤが感じてもおかしくはありません。

(※SPORT紙は監督の口から“放置”の理由を聞かされないことと、アルメリア戦で欠場したアルベスの代役がアドリアーノだったことがバルサでの未来を信じられなくなった決め手だと説明。いずれにせよ落胆極まる心理状況)

タタ・マルティーノに代わってルイス・エンリケが監督になり、ダニ・アルベスに退団のウワサが絶えなかった時、モントーヤはきっと追い風を感じていたでしょう。最終的にダニは残ったけれど、来季からレギュラー候補である自分の出場時間は増えるだろう・・・。しかしながらラテラル補強の最優先としてファン・クアドラードを挙げたルーチョですから、モントーヤは彼の好みの選手ではなかったわけです。アンドニ・スビサレッタの要望で残留したけれど、新監督の考えは違った、てなところでしょうか。

移籍の場合は半年レンタルか

この監督に全く起用されない状況が、23歳のカンテラーノにとって非常に厳しいものであることはセクレタリア・テクニカ(強化部)も理解しています。キミが必要だ、と契約を延長した手前もあるでしょう。クラブはプレー時間を得るためには他のクラブへ行くことも考えるモントーヤに受容的で、もし良いオファーが届き、かつ買戻しオプションが付くのであれば、移籍への扉を開くことを否定せず、との立場だと見られています。モントーヤに対してはリバポー、レバークーゼン、インテル、ナポリなどが関心を示していると言われていて、移籍となれば買取オプション付の半年レンタルが有力みたいです。

このモントーヤの状況に関し、代理人のファン・デ・ディオス・カラスコ氏はこう語っています。「マルティンがクラブに最後通牒を出したというのは事実ではありません。彼は落ち着いていますし、いつもと同じように全力で仕事に集中しています。彼の将来はクラブと静かに話し合った後、彼と私で決めることになるでしょう」

ちなみにモントーヤは夏に代理人をジョゼップ・マリア・オロビッチ氏から、11歳から19歳にかけて世話になったカラスコ氏に戻しています。

仮にレンタルであろうとも、出場機会を求めてバルサを出るモントーヤが夏にまた喜んで戻ってくるとは考えにくく、FIFA処分なる厄介なものに手足を縛られている現状からして、ルイス・エンリケのこのモントーヤの扱いは正直よく解りません。アルベスが去り、FIFA処分も解除(延期)されなければ、右ラテラル本職はドグラスひとりなんて笑える状況も現実に。SPORT紙は“マドリーがファン・クアドラード獲得競争に参戦”なんて言ってますが、本当にどうする考えなんですかね?

 

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