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Si, si, si, nos vamos a Berlin!

オレたちはベルリンへ行くぞ!

やりました、我らのルーチョバルサがチャンピオンズ決勝進出。まだ最後の大目標であるベルリンでの“締め”が残されており、現段階では何も達成されてはいないのですが、主要三タイトルの全てにリーチをかけたこの状況は文句なしにすばらしいです。これからはほぼ週末ごとにタイトルの成否が確定していく。この贅沢な4週間をハラハラドキドキしながら楽しんでいきましょう。

ベルリンへの道のりは平坦ではありませんでした。グループステージではパリ・サンジェルマンと同組になり、躓きながらもグループ1位通過。それなのにUEFAさんのくじ引きといえばイジワルで、1/8ファイナルではマンチェスター・シティと2年連続での対戦、1位通過の褒美がそれかと大いに愚痴ったものです。英国王者を退けた後は、再びパリチームとの対戦。ナンデヤネンとの気持ちを抱えつつ、ネイマールとスアレスの活躍でフランス王者を破りました。

そして1/2ファイナルではドイツ王者のバイエルン・ミュンヘン。かつてバルサを栄光の頂点へと導いた名将との対決では、ルイス・エンリケの元で新たに手にしたリーサルウエポン“MSNトリデンテ”の破壊力が物を言い、合計スコア5-3で勝利を掴み取りました。まさか2年前にバイエルンに7-0で粉砕されたチームが、この短期間でここまで復活を遂げようとは。年初にプチクライシスが起こった時は、“ルーチョはシーズン後半戦に強いから、そこに期待”とか言いながらも、正直ダメな確率が高いかもと思っていた。ガッツ兄貴にはその点を謝りたいです。

 

このアリアンツ・アレナでは、ベナティアによる開始早々のゴールをいつも簡単に(そう見えた)ひっくり返したトリデンテの決定力・効率の良さが光っていましたが、もうひとり忘れてはならないのは若き守護神マルクアンドレ・テル・ステーゲンです。アンドニ・スビサレッタの置き土産である彼は、ネイマール1-1後のピンチでミュラーのヘッド弾を横っ飛びでセーブしたほか、38分にシュバインシュタイガーのヘッド弾を弾き、40分にはレバンドフスキのシュートを片手ブロック&ライン上クリア。もしこれらのパラドンがなければ、試合はより苦しい展開となっていたのは確かでしょう。最終的に3失点したにもかかわらず、テル・ステーゲンは各メディアでも絶賛されています。

後半のバルセロナのプレーは明らかにリズムを落ち、一方的にバイエルンに押し込まれてしまいましたが、失敗は教訓としてこれからのタイトル決定戦で活かしてくれることでしょう。そう信じます。ここで重要なのはバルセロナが6月6日(土)の夜にベルリンのオリンピックスタジアムに立ち、欧州王者の座を賭けてユベントスかマドリーと戦えることです。

試合終了後の会見でルイス・エンリケが語っているように、バルサは「3つのコンペティションでのタイトル獲得まで、それぞれあと1勝」へと迫っています。4月上旬あたりは、手応えを感じながらもまだ期待半分だったトリプレーテの実現まであと3勝!こんな夢のようなチャンスを逃す手などなく、チームはこれを確実にモノにしなければなりません。ミスターの言うとおり、「とてもステキな瞬間だけれど、最後の仕上げがまだ残されている」。ベルリンではユベントスとの三冠達成を賭けた勝負となればステキであります。そして仏、伊、英、独の欧州4大首都の攻略完成と。なにはともあれ、Si, si, si, nos vamos a Berlin!オレたちはベルリンへ行くぞ!

選手たちのコメント

以下、チャンピオンズ決勝進出を決めた後の選手たちのコメントです。

ハビエル・マスチェラーノ

「(ここ10年で4度目のチャンピオンズ決勝)クレにとって誇らしいことだよね。チャンピオンズの決勝へと勝ち進むのは簡単じゃないから。全てのファンにとって喜ばしいことだよ」

「前後半で違う試合となったね。前半の僕らは高いテンションをもってプレーをした。そう試合が求めたんだろう。僕らはリードして後半に入った。意識しなくとも合計スコアが頭に浮かび、危険を避けようとして緩んでしまい、もう一度スイッチを入れようとして苦労をするんだ。同じことはもう起こらないだろう」

「ユベントスとマドリーにはそれぞれのニュアンスやクオリティ、プレー方法がある。ヨーロッパの名門チーム二つからどちらかを選ぶなんて、僕には傲慢な行為だよ。僕らはチャンピオンズを一旦横へ置き、コパとリーガに専念する。どちらも優勝まであと一歩で、それは僕たち次第だから、優勝実現を目指していく」

ネイマール

ロッカールームはちょっとしたフィエスタだったよ。でもまだあと一歩が残っている。身体を休めて、そのための準備をしないとね」

ジェラール・ピケ

「決勝戦?マドリーと当たれば、とてもエモーショナルで歴史的な決勝となるだろう。過去に一度も実現してないからね」

選手や哲学、手にした結果によって僕らは一つの時代を作った。自分がそれに関わっていることをとても幸せに思うよ。このチームは長らく語られていくだろう。今は楽しまないとね」

 

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