ノリートが欲しいので…

クラブ規約に引っかからない策を考えるバルサ。

バルセロニスタがたくさんの幸せに包まれた2015年が終わり、再び希望と喜びに満ちた一年になってほしい、そんな2016年の幕が上がりました。この年末年始は試合がぎゅっと詰め込まれており、新春2日には早速エスパニョールとのデルビー・バルセロネス。それが終わればいよいよ新選手の登録が可能となり、6日(水)にはアルダ・トゥランならびにアレイシ・ビダルが公式戦デビューとなるでしょう。ルイス・エンリケはまた、最近の記者会見にて更なる新加入選手の獲得を示唆しており、バルサ系メディアはノリート、デニス・スアレスの入団があるのか、と盛り上がっているこの数日間です。

エンリケはノリート獲得を熱望

FCバルセロナのこの冬のお買い物事情を理解する上で必要とされるのは、理事会の行動がクラブ規約による縛りを受けている点です。ここで必ず登場する単語がEBITDA(イービットディーエー)なるもの。グーグル先生によれば税引き前利益に特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値だそうで、現金収入をどれだけ得ているのかを表す指標とのことです。

バルサの場合はクラブ規約にてこのEBITDA(EV/EBITDA倍率?)に自ら制限を設けており、もし2.75を超えてしまった場合、2年以内に修正ができなければ会長選挙を行わなければならない。SPORT紙によるとバルトメウ理事会は2015年6月時点でこの2.75を超えていますから、新たなキャッシュを手にしないかぎり、新たなオペレーションは出来ないとされています。

しかしながら、現場のルイス・エンリケたちとしましては、そのような事情があるのは分かるにしてもチームを強化するためには冬に選手を獲得してもらいたいと思うもの。デニス・スアレスを呼び戻そうという強化部の提案にOKは出しつつも、ルーチョにとってはやはり一番連れてきてほしいのはセルタのノリートであり、要望は要望として強化部に伝える。あとは報告を受けた理事会がどう動くかです。

賠償金条項付きのレンタル案

クラブ規約のことはよく分からないけれどもなんとかしてちょうだい、と尻を叩く監督の要望を如何にして満たすか。その方法を見つけ出すのは、財務部門の仕事となります。普通のやり方ではこの1月にノリートの契約解除金1,800万ユーロを支払うことはまず無理なバルセロナですが、知恵を絞ることでなにか道は開けるはず。ノリートだけでなくデニス・スアレスの呼び戻しも可能性はある、とするのが31日のMD紙です。

MD紙の言うところでは、EBITDA云々によって理事会が縛りを受けているのはあくまでも今季の投資額であって、6月30日までに負債比率が悪化しなければ良いとのこと。つまりは支払いを来季に回すことで、可能性の扉が開くようです。

具体的には、こんな感じです。まずセルタをなんとか説得し、ノリートを6月までのレンタル契約で借り受けます。ここに買取オプションが付くのですが、この買取は義務とならない代わりに、ある定まった期間中に買い取らなかった場合には“賠償金”(両クラブが納得の額)が発生するという条項が付随するようにする。それで会計検査には引っかからんだろう、とMD紙はいいます。

セルタがこの条件を受けるうえでの利点は、夏にノリートが戻ってくる可能性があるだけでなく、その場合でも魅力的な額の賠償金を受け取れることです。さらにバルサはノリートがセルタとの契約を更新することも認めるであろう云々で、支払いを先送りにしつつセルタが納得する条件をどう用意できるかどうかが勝負の様子。まだ駒は動かされていない状況なので、冬のマーケットが閉じるまでの間には、様々な紆余曲折があるであろうことは間違いなさそうです。

 

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