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アレイシ・ビダル「ルイス・エンリケと言うべき事を言い合った」

今季は状況を変え、先発メンバーになりたいと語るラテラル。

カンプノウ周辺がアンドレ・ゴメスの入団プレゼンテーションで賑わった27日、遠く離れた英国セント・ジョージスパークから話題となったのが、トレーニング後にメディア応対当番となったアレイシ・ビダルの発言でした。カタラン人ラテラルはこの日、招集もされない状況を巡ってルイス・エンリケに疑問をぶつけ、お互いに思うところを話し合ったことが昨シーズン終盤の4月にあったと説明。アルベスが退団した今季はラストチャンスだと考えて状況を変えて見せたいとの決意を述べています。

お互いの不満をぶっちゃけた日

FIFAとかいう組織からバルサが科せられていた制裁によって、半年間ゲームに出場できなかったことは、新入団選手にとってはやはり相当重いハンディキャップでした。ダニ・アルベスと右ラテラルのポジションを競うことを期待されたアレイシ・ビダルはバルサデビュー後、次第に招集リストにも入らなくなり、なにか監督を怒らせることを仕出かしたのではないかと思われるほど。アレイシ本人もあの扱いには納得がいかず、ミスターに説明を求めたのだそうです。

ミスターとの長時間の話し合いがあったんだ。だって僕は良い感情を抱いてはなかったからね。それで彼は僕に考えていることを説明して、僕も彼に考えていることを言った。僕は幾つかのことに不満があり、ミスターにもまた別の不満があった。両方にそれぞれの理由があったんだ。良かったのは話し合ったことで意見の相違が解決され、お互いに満足して終わったことだよ」

「ミスターは僕がどういう人間なのか、それに僕が変わりはしないことを知っているよ。ピケのペリスコープの件(アレイシの控えが多いことをいじった)も問題はないと言っていたし、僕らの会話のなかにあの件が出てくることはなかった」「会話の中身は僕らのうちに仕舞っておくよ」

こういう事柄はあまり表には出てきませんから、興味深いです。夏に右ラテラルを獲りにいかなかったことに、この対話が影響しているかもしれません。また昨日初めて碧眼と知ったカタランラテラルによると、「全てがハッキリしたから、今はもう話すことはない」との理由で、このプレシーズンは監督との個人面談は行われていないとのことです。

今季のポジション取りへの決意

クラブが受けていた制裁で1月まで試合に出られない状況は簡単ではなかったとアレイシは言います。「昨シーズンはかなり厄介だった。プレーできないことが分かっていたから、おそらくは無意識のうちに100%でトレーニングしていなかったんだろうと思う」「僕はいつだって自分の可能性を信じてきたし、試合に出るためにベストを尽くそうとしているよ。でも誰を起用するか決めるのは僕じゃないからね」

今季のアレイシ・ビダルには、右ラテラルのレギュラー格になることが期待されています。「もし去年プレーをしていたなら先発メンバーだと感じていただろうけど、自分はダニだけでなくセルジの控えだったわけだからね。今は二人が同じ条件にいる」

ダニ・アルベスがユベントスへと移籍した今季は、ビダルにとっては勝負の年です。「ダニは頭を高く上げて去っていったね。僕はいつも彼が世界最高のラテラルのひとりだと言ってきたし、彼の穴を埋めるのは難しいだろう。それにセルジはラテラルじゃないのに、昨季は何度か僕やダニよりも優先して使われていた。だから彼に勝つのは簡単じゃないよ。でも僕は自分の可能性を信じている。物事が変わることを期待してるよ」

そして。「もし今年も同じ結果になるのなら、おそらくは何らかの決断をしなければならないだろう。でも僕が望んでいるのは、バルサでの成功なんだ」

そのために求められるのは何か。彼はこう考えています。監督に指摘されたのもこのあたりでしょうか。「僕は2年前にウナイ(エメリ)に試されるまで、ラテラルでプレーしたことはなかった。でも今は自分がラテラルだと感じるようになっているんだ。守備面で改善していってるからね。サイドでのプレーは以前からしていたから、今は守備でのニュアンスをもっと良くしていかなければならない。準備は出来てると感じてるよ」

ダニ・アルベスが最高に素晴らしかったところの一つはレオ・メッシとの抜群の相性でした。彼が課題に挙げる守備面での向上に加えてレオとの連係も上手くやってもらえると嬉しいのですが、そこらは順にぼちぼちでしょうか。ルーチョとの話し合いによって開眼し、1-2年後にはバルサの右ラテラルといえばアレイシと呼ばれるようになっていますように。セルジ・ロベルトにも活躍してほしいので、ファン感情としては悩ましいんですけれど。

 

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