グループステージでは白星スタートが重要だとミスター
これまでにもチャンピオンズの舞台は経験しているものの、バルサというチームを率いての初試合には「特別なものがある」とエルネスト・バルベルデは認めます。勝利を義務づけられたビッグクラブでこの大会に出場する意味は、その他クラブとは全然違う。自らに求められるものに関し、「責任の重さは意識しているよ。バルサは複数回の優勝を経験したチームで、契約をした時からそれはすでに分かっていることだ。私たちは一歩前へと進み出ていく。私たちは責任を負っているんだ」と語るチングリです。
バルサとユーベの2強と考えるのは危険
カンプノウでのチャンピオンズデビュー戦が、昨年バルサを大会から敗退させたユベントス。しかしバルベルデはモチベーションに相手チームは関係ないと強調します。
「チャンピオンズはチームのやる気を起こすコンペティションだけれど、昨年私たちが敗退し、マドリーが優勝したからというわけでなく、それ自体がだれもをやる気にさせるコンペティションなんだ。こういう試合をプレーするのに、やる気の上がらない者がいるかい?チームは大会が始まることや、良いスタートを切ることにうずうずしてるよ」
バルサのいるグループDはユベントスの他に、オリンピアコス(ギリシャ)とスポルティング(ポルトガル)が入っています。1位か2位かは分からないにせよ、勝ち抜けるのはバルサとユーベとの印象を受ける。「勝ってスタートすることの意味は大きい」とするミスターですが、2強という考えは危険だとミスターは警告します。
「それはひとつの感覚に過ぎない。そのように考えると、勝つ可能性を失うものだよ。グループの他の2チームもリスペクトしなければならない。私たちとユーベの勝負になるかどうかは、いずれ分かることだ。勝ってスタートすることの意味は大きいとはいえ、私たちは全ての相手チームを同じように評価していく」
プレッシングをかけなければならない
バルサはFIFAウイーク明けのデルビーに5-0と快勝したうえ、内容も良かったことで雰囲気は良くなってきています。しかしバルベルデはさすがに慎重で、
「私たちの状態は良いので、この試合のあとも良くあり続けていればいいなと思う。コンペティションを始める者なら誰でも、シーズンの終わりに可能性を残しておきたいという希望を抱いているものだよ。私たちは5-0で勝ったとはいえ、それは何も意味しないんだ。ライバルチーム(ユベントス)もまた同じような状況できているしね」
との見解。「自分としては、ユーベ戦もジローナ戦も準備の重要性は変わらない」と言い、ユベントスについては「非常に強力なチームだ。ボールの出し方が上手く、前線からプレッシングを試みてくる。私たちもまた、彼らにプレッシャーを与えなければならない。もし彼らの前線がつながればこちらのダメージとなり得るし、激しい試合となるだろうね」と評価をしています。
先発メンバーに関しては当然ヒントを与えようとしないチングリですが、エスパニョール戦をヒザの違和感で欠場したセルジ・ロベルトについては「出場可能」だと述べ、バルサデビューを果たしたデンベレに関しては次のように言っています。
「他の選手たちと同じように、良いトレーニングを行っているよ。日ごとにチームと同化していて、どのタイミングでも試合に入ることができるだろう。コンペティション次第だ」
イニエスタについて
エルネスト・バルベルデはまた、契約更新で注目されるアンドレス・イニエスタについてもいくつか考えを述べています。「人はそれぞれに、自分の人生の主なんだ。私としてはアンドレスがチームに関わっていると感じ、心地よく過ごして最大限チームに貢献してほしい。とはいえそれはアンドレスに限ったことではなく、他の選手たちも同じだけれどね」
イニエスタの出場時間調整については。「私のプランを見ながら進んでいくだろう。アンドレスのポテンシャルを私は忘れてはいないし、途中から入れるという事実もあるんだ。何度も続けて試合に出るのなら、考慮が必要という年齢に彼はきている。それはブスケツやラキティッチにも言えることだよ。これからの試合を見ていこう」
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