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アルダ・トゥランの過ち(もしくは思い違い)

年俸2,000万ユーロよりも出場機会のないバルサ残留を選択

10月19日付のSPORTウェブに、「アルダ・トゥランの大きな過ち」なる記事がありました。アスルグラナのトルコ代表が犯したエラー、それは同紙によると、夏に中国から届いていた巨額オファーを断ってしまった、というもの。なんでも出番がなくくすぶっている彼に、年俸2,000万ユーロなる超絶オファーがきていたというのです。

エース級の巨額オファー

年俸2,000万ユーロはビッグクラブのエース級の価格で、ズラタンとかアグエロとかアザールとかそんなレベル。バルサの給与ヒエラルキーではルイス・スアレスを上回るようです。アンドレス・イニエスタでも、半分ももらってないんじゃないでしょう。

その中国の某クラブはバルセロナに対しても4,000万ユーロの移籍金を提案していたらしく、それが事実であれば、2015年夏にアトレティコ・マドリーに支払った3,400万ユーロも完全に元が取れる。よって揉み手をしてアルダの返答を待っていたのですが、アルダが一方的にこれを断ったことに理事会は頭を抱えたという話です。

中国の生活スタイルを不安視

SPORTによると、アルダがこの札束オファーを断った理由は中国の生活スタイルに適応するとは思えないから。欧州人がアジアに飛び込んでいくのは、それは勇気が要るでしょう。中国リーグは選手生活の終焉期に稼ぎに行く場所、との印象もあります。手にしている契約を全うするのも選手の権利です。

ただ、アルダ・トゥランは今季まだ一度も試合に出ておらず、招集を受けたのも確か1回です。外野から見るかぎりエルネスト・バルベルデの構想に入っていませんし、エリート選手がそんな状況に満足できるかといえばそうでもないでしょう。出場時間が限られるのは知っていたとして、ここまでとは予想してなかったかもしれません。

今季は中国リーグで成功し、バルサへやってきたパウリーニョという良い手本もいますから、ひょっとすると今頃はパウさんに相談をしているかもしれない。バルベルデは冬にスカッドを軽くすることを望んでいると繰り返し報じられています。アルダ・トゥランがどういう決断を下すのか、見てみましょう。

 

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