ヒザと自信を回復させるのに丁度いい2週間
各コンペティションで無敗を続け、全てが申し分ないわけではないけれど順調なバルベルデバルサにおいて、最大の気がかりはルイス・スアレスのゴール欠乏症です。バルサ入団以来、理不尽ゴールの数々でクレを唸らせてきたルイシートは目下451分無得点。これをこの代表戦ウィーク中に治すのが、バルセロナと彼の目標です。
考えられるゴール欠乏の要因
ではどうやってゴール欠乏症を治療するのか。11月6日付のSPORT紙は戦士にも休息は必要ゆえ、心身を「リセット」することが回復につながると述べています。
例年であれば、この時期には10ゴールは決めているであろうルイス・スアレス。彼のここまでの得点はバルサで3つ、ウルグアイ代表で2つと、ベストバージョンには遠い数字です。
その要因として考えられるのは、まず第一に、8月から右ヒザに患っている滑膜嚢胞。そしてバルベルデ新体制とネイマール退団による役割の変化です。物理的にゴールから遠ざかり、得点が減って弱気になる悪循環。ウスマン・デンベレの負傷で4-3-3以外を試さざるを得なくなったことも、スアレスには負担となりました。
これらによる影響を、クラブコンペティションが止まり、ウルグアイ代表にも呼ばれていないこの2週間で「リセット」すると。特に影響が大きそうな心理面での自信の再生、バルベルデにはこれをお願いしたいです。
どんな逆境も乗り越えてきた
右ヒザの滑膜嚢胞に関しては、SPORT紙によると、違和感は日ごとになくなっていて手術はプランに入っていない様子。安心には早いですが、とりあえずはホッとします。
より深刻そうな、役割の変化に伴う自信の喪失については、トレーニングによって少しずつ感覚を取り戻していくことになりそう。スアレスとアルカセルがゴールに近い位置でプレーする、セビージャ戦のシステムを磨くことが、ルイシート復調につながるかもしれません。
スアレスはこれまで数々の逆境と戦い、乗り越えてきました。苦しんでも、毎回戻ってくるのがスアレスというゴレアドール。FIFA制裁を受けたバルサ初年度は初得点に1ヶ月を要し、昨季だって5試合無得点があったわけですが、最終的に彼のパンチ力は爆発しています。だから今回もスアレスは復活する。そう信じます。
このニュースのまとめ
- ・現在、451分間無得点とゴール欠乏症のルイス・スアレス
- ・考えられる要因は右ヒザの滑液嚢胞と、役割変更でゴールから遠ざかったことによる心理面
- ・2週間の代表戦ウィーク期間で彼の心身を“リセット”したいとクラブは考える
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