欧州経験の豊富な選手を半年借りたいという
予想されるハビエル・マスチェラーノの退団。もし彼が1月にカンプノウを離れることになれば、FCバルセロナはその代役となるセントラル(CB)を獲得せねばなりません。その有力候補として報じられていたのはコロンビア代表のジェリー・ミナ(23)。しかし欧州未経験の彼に即戦力を求めるのは厳しいとの見方もあり、クラブは別の選択肢も探し始めているようです。
マスチェ移籍を受け入れる3条件
エルネスト・バルベルデが語ったように、冬のマーケットでスカッドが弱くなってしまうこと、これは避けねばなりません。マスチェラーノのような選手の穴をシーズン途中で埋めるのは難しい。クラブが退団に難色を示すのは普通のことです。
しかし功労者であるマスチェラーノの願いはできるだけ聞いてあげたい。そこでバルサは移籍を受け入れるための条件を3つ設定したそうです(19日付MD紙)。
- ●1月末までスカッドにいること
- ●彼に関心を持つ中国クラブが、移籍金オファー額を上げること
- ●後任が見つかるまでは移籍しないこと
1つめと2つめは、もうクリア目前だとMD(ムンドデポルティボ)は言います。500万ユーロだった移籍金オファーは、クラブの希望額である1,000万ユーロ付近まで届きそうだとのこと。となるとあとは、クラブによる後任セントラル探しです。
南米直輸入は不安→ベテランで半年案
マスチェラーノの退団には、当初、ジェリー・ミナの入団前倒しで対応するとみられていました。バルサは彼の所属クラブであるパルメイラス(ブラジル)と、夏に900万ユーロで移籍することで合意しています。
それを1月に前倒しするためには、パルメイラスとの再交渉が必要であるとか、夏に獲得するよりも移籍金が多く要るとか、いくつかのマイナス要素があります。その中でも一番の不安要素は・・・ 南米直輸入選手がバルサですぐに結果を出せるのか?ということ。結局のところ、バルベルデが不安視している(らしい)点へと戻ってくるわけです。
そこでペップ・セグラ(スポーツマネージャー)とロベルト・フェルナンデス(強化技術部長)は、ミナ以外の選択肢を探し始めました。ミナを保留して探すセントラルの条件は、MDによると、
- ●欧州での経験豊富なベテラン
- ●チャンピオンズで登録可能
- ●シーズン末までの期限付き移籍を受け入れる
バルサでやれる実力を持った選手をシーズン途中で手放すよう所属クラブを説得できるか。そんな選手が半年だけの契約を受け入れてくれるか。こういった場合、1年半契約を結ぶことが多いです。
まあトーマス・ベルマーレンさんが期待以上の活躍中なので、彼の序列を第3セントラルとして、ミナは適応を進めつつ出番を待つ、とかでも良いかもしれません。ベルマーレンにはどうしても怪我の不安はありますが。
再登場、ブリント
ここ最近のメディアには、バルサがマンチェスター・ユナイテッドのダレイ・ブリント(27)に関心を抱いているとのニュースが流れています。ジョセ・モウリーニョの構想に入ってない、というのがその理由ですが、今季はしっかりチャンピオンズで6試合に出場してますね(よって同大会では登録できない)
2018年6月で赤い悪魔との契約が満了するブリントなので、代理人への問い合わせは多いでしょう。経験豊富でバルサ風味のセントラル。2016年にサムエル・ウンティティを獲る前はバルサが関心を持っていると言われていた彼。面白い選択肢です。
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