バルサとインテルが半年間の期限付き移籍で合意
FCバルセロナとインテル・ミラノがラフィーニャ・アルカンタラの期限付き移籍で合意しました。期間は今年6月末までの半年間です。
インテルは3,500万+変動額300万ユーロでの買取オプションを持ち、今季終了前にそれを行使するか否かをバルサに告げることになります。選手の年俸はインテルの負担です。
背番号「8」をもらったラファがたっぷりプレーできるかどうかは、これからのパフォーマンス次第。
買取オプションが行使されれば、カンテラーノとしてはペドロ・ロドリゲス(3,700万+300万ユーロ)に次ぐ移籍金となります。
ファン、クラブ、チームメイトへの感謝のメッセージ
ラフィーニャは2013/14シーズンもセルタ・デ・ビーゴへと期限付き移籍し、一度バルセロナを離れていますが、今回のイタリア行きは事実上のバルサ退団の香りがします。
2006年に13歳でバルサの下部組織に入って以来、12年目のさようなら。
覚悟はできていましたが、寂しさはぬぐえません。
ラフィーニャはインスタグラムを通じ、12年間過ごしたバルサへの感謝を表しています。
「人間として、プロフェッショナルとして自分を育ててくれたクラブへと僕が感じていることを、表す言葉はほとんどないよ。2006年に13歳でここへと来た時は、自分がこれほどにすばらしい経験をして、タイトルを勝ち取るなんて考えてもなかった。僕の知っているフットボールのほとんどすべてを教えてくれたのはバルサで、僕はカンテラーノとしての大きな夢を叶えることができたんだ」
「でも今、人生で別の道を進むべき瞬間が訪れた。(カタルーニャ語で)このエスクードやクラブ、それに辛い時にも僕をサポートしてくれたファンには永遠に感謝をしているよ。彼らはアンビリーバブルだ」
「チームメイトたちには、心からありがとうと言いたい。彼らから学びながら僕は成長することができたし、みんなのベストを願ってるよ。そしてクラブで働くすべての人たち。僕が小さな頃から、笑顔を見せてくれたね。みんなのことも、僕は心の中へ連れて行くよ。本当に信じられないほどの12年間だった。置かれたシャツとサヨナラを言えることが僕がどれだけ幸せにするか、みんなには分からないさ。フォルサ・バルサ、ブラウグラナよ永遠に」
イタリア生活に幸あれ
不幸な怪我によって9ヶ月間もリハビリに励まざるを得なかったラファですが、元々の資質は非常に高かった選手ですし、怪我にさえ見舞われなければ新天地で活躍できることでしょう。
セルジ・ロベルトのセンタリングに合わせてニアに飛び込むラフィーニャを、もう一度見たかったなぁ。
バルサBからトップチームに昇格するカンテラーノが、そのままチームに残り続けるのは本当に困難です。
現在のスカッドではセルジ・ロベルトがその難関を突破しましたが、その前は誰かと考えるとジョルディ・アルバ?
でもアルバはバレンシアのレギュラーだったのを引き抜いての出戻りなので、純粋に育ったのはセルヒオ・ブスケツか・・・と思うと、もうほぼ10年前じゃないですか。
話は逸れましたが、バルサで成功するラフィーニャを見たかったです。怪我さえなければ。
いや、期限付き移籍なんで、夏にはまた「おかえり」なんて言ってるかもしれないんですがね・・・
なにはともえれ、ラファのイタリア生活に大きな幸運あれ。スエルテ!
このニュースのまとめ
- ・ラフィーニャがインテルへと半年間の期限付き移籍
- ・インテルは3,500万+300万ユーロでの買い取りオプションを持つ
- ・泣けるお別れのメッセージ
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