選手がバルサ志望であることを活かし、グレミオを説得するとか
コウチーニョとジェリー・ミナを獲得し、アルダ・トゥランとラフィーニャ、マスチェラーノが退団。バルサのスカッド再編成作戦2018が続いています。続いてバルサを去るのはデウロフェウか、あるいはアレイシ・ビダルか・・・ その一方で夏市場に向けた動きも始まっているから、強化技術部は大忙しです。
夏の補強といえば、SPORTとMD(ムンドデポルティボ)が揃って報じたアントワン・グリースマンとの密約・・・ どこまでいくのかガラクティコ路線・・・ そして24日のMDは、アルトゥールとの契約をメインで取り上げています。
選手はバルサと合意している
グレミオのセントロカンピスタ(MF)、アルトゥール・エンリケ・ラモス・デ・オリベイラ(21)がバルサ入団を希望していることは、もう昨年末から報じられています。
(バルサ的中盤の選手育成ならバルサの得意分野だろ、という思いは今回は横へ置き、この件について話を進めます)
バルサのセクレタリオ・テクニコ(強化技術部長)であるロベルト・フェルナンデスはブラジルで直接アルトゥールのプレーをチェックしていて、彼や家族・友人たちと夕食を共にもしている。
青えんじクラブのシャツを着た2ショット写真が流出し、グレミオに睨まれたこともありました。
イニエスタに憧れていて、バルサ選手になることが夢だというアルトゥールと基本合意することは難しい作業ではなかったようです。
あとは、もしこの将来有望株と契約するのであれば、14歳からここまで育ててくれたグレミオを「裏門から去るようなことはしない」と明言している彼の願いをどう叶えていくか。
いかに穏やかにグレミオを説得するかです。
1年間貸すので安くして
で、1月24日付MD紙によると、バルサが提案するのが「契約したアルトゥールを1年間グレミオに貸し出す案」。
それによって契約解除金5,000万ユーロのセントロカンピスタを、移籍金2,500万ユーロにしてもらおうという狙いだそうです。
たとえ他の欧州クラブが契約解除金を支払ってアルトゥールを引き抜こうとしても、選手の希望が圧倒的にバルサならその策は実現しません。それを活かしつつ、うちと契約すれば1年間アルトゥールは残りますよと持ちかける。
バルセロナの非EU圏外選手枠はすでに3つとも埋まっていますから(パウリーニョ、コウチーニョ、ミナ)、誰かが去る、もしくは欧州人扱いにならなければどっちにせよ出場登録できず、権利を確保して1年間待つのが唯一の有効な手段ともいえます。
そして2019年夏、バルサで輝かしい時間を過ごしたパウリーニョ(その時31歳)を感謝をしつつ送り出す・・・ またはジェリー・ミナが欧州人と結婚してパスポートを得ることで空く非EU圏外選手枠に、アルトゥールが滑り込むとか・・・。
まずグレミオを説得することが先決ですが、パスポート問題も避けては通れません。
MDはそこらへん、まったく触れてないのでどうかんがえているつもりなのやら。
実はアルトゥールには、以前やさぐれていた頃に更生してくれた欧州ルーツの彼女がいて、その彼女が欧州へ引っ越してしまったのでバルセロナで再会して結婚する予定とか、そんな話があれば早いんですがね。
このニュースのまとめ
- ・バルサはアルトゥールを2018年夏に獲得したがっているとMD紙
- ・選手はバルサ志望で入団にOKを出している
- ・移籍金を下げるために、グレミオに1年貸し出す案
- ・そもそも、空きのない非EU圏外選手枠をどうするつもりか
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