別の国やリーグを知ることがモチベーションになると考えるアンドレスの恩師。
アンドレス・イニエスタのバルサ時代が終了に向かって進んでいる、そんな雰囲気です。ラジオ番組で「まだ100%は決めていない」と明かしたカピタンですが、そのトーンはおおかた決まっているかのようなで。バルサ公式の、メッシへとカピタンマークを渡す写真も、なんとも象徴的じゃないですか・・・
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— FC Barcelona (@FCBarcelona_es) March 22, 2018
クラックを見出し、育てた恩師
アンドレス・イニエスタを見出し、バルサへと連れてきた元フットボル・バッセ(育成部門)監督 アルベルト・ベナイヘスさんも、イニエスタが今季終了後にバルサを離れるだろうと考えています。
ベナイヘスさんは現在、ドミニカ共和国のクラブ、シバオFCにて監督を担当。
ジョハン・クライフの誘いでバルサに入り、イニエスタほか、ジェラール・ピケ、ビクトル・バルデス、レオ・メッシ、ペドロ・ロドリゲス、ジョルディ・アルバらを育ててきた、この道42年になる大ベテランです。
#FCB🔴🔵| Benaiges: "Iniesta podría jugar hasta los 40 años"
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新たな文化、別のリーガを知ること
そのベナイヘスさんがスペインのラジオ局 ESPORTS COPE で次のように語っています。
「アンドレスと話してはないけれど、イニエスタのバルセロナでの最後の数ヶ月になるだろうと思う。(退団は)聡明な賭けになるだろうと思うんだ。彼にはまだやれる力があるし、新たなリーガを知るのは彼にとってモチベーションになるだろうからね。経済的なテーマも重要だけれど、私は人生におけるもっと根本的な決断だと思う」
「他の国を知ることだったり、リーグを替えることだったり、別の要素をもっと考えて評価しているのだろう。イニエスタは12歳でラ・マシアへやってきたわけで、ビクトル・バルデスやペップ・グアルディオラがそうだったように、他のことを知りたがっている点を理解しないといけない」
「バルサを去りたいのではなく、おそらくは、自分が主役ではないと思う瞬間が、また別の可能性を探す瞬間がきたんだ。別の文化を知ることは、彼を人間として成長させる」
イニエスタは200%でいられるならバルサに残る、と言っていますが、異文化を知ることをベナイヘスさんは強調してますね。
行き先は・・・
行き先に関してベナイヘスさんは「イングランドや、他の競争力のあるリーグへ行くと、おそらく短期間になるだろう。中国ならキャリアを伸ばすことが可能になる。カタールのような(アラブの)国はスタジアムに人が行かないけれど、中国は観客はいるね」と言っています。
イニエスタ自身、「バルサと対戦することは自然に反する」と述べて否定してますので、同じ考えを持つチャビ先輩のように欧州を離れることになるでしょう。
経済的なテーマがさほど重要ではないのなら、Jリーグも選択肢の一つに入れてもらうと嬉しいのですが・・・ アニメ文化が充実してますし・・・ 楽天がんばれ。
バルサ復帰は「いまは無理」
一方、クレとしましては、カンテラーノがチームの要だと考えるベナイヘスさんに是非ともバルサに戻ってきてほしいのですが、現時点ではそれは実現しそうにないと残念がっています。
「バルサ復帰は簡単じゃないんだ。いまの理事会には、私とかなり対立していて私を拒む人物がいるからね。クラブには多くの友人がいるし、トップチームには私が連れてきた選手が5-6人いるので、私がバルサでした仕事には誰も異議を唱えることはできない。いま戻ることは不可能だけれど、シバオで楽しく仕事をしているんだ。人々はシバオをカリブのバルサだ、と呼んでるよ」
カリブのバルサ。なんか良い響き。
では、いつかバルトメウ理事会が退陣し、対立する人物が去った際はまたバルサに戻ってきてくださいまし。たとえばチャビが監督になって、ベナイヘスさんが育成部門の要職に就けば、バルサのエッセンスはかなり甦りそうに思います。
このニュースのまとめ
- ・イニエスタ少年を見出し、バルサに連れてきたアルベルト・ベナイヘス
- ・ベナイヘスはイニエスタのバルサ時代が今季で終了と見ている
- ・新しい文化を知ることはモチベーション
- ・自身のバルサ復帰は「いまは不可能」
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