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ウンティティのテレビ発言と、カンテラーノの重要性

契約更新状況が注目を集めるウンティティが、連続でテレビに出演して意味ありげな発言。助っ人選手ゆえの戦略と思われるが・・・

サムエル・ウンティティの契約更新が引き続きメディアの話題となっています。今回新たに燃料として投下されたのは、テレビ局カナル・プルス・フランスの番組 Canal Football Culb での発言。ここでセントラルは他クラブからのオファーについて「ある」と明言したのですが・・・ それにしてもビッグサム、最近立て続けによくテレビに出てます。

「まだ何も始まってはいない」

このインタビュー番組でウンティティはFCバルセロナとの契約更新について、次のように語っています。

「僕としては取り組んでいこうとしてないテーマだよ。こちらからは何も始めてはいない。あちら(バルサ)側には興味があるかもしれないけど、現時点では何も始まっていないんだ」

「他のクラブからの関心があるのは事実さ。でも僕にはまだバルサで達成していない目標がたくさんあるからね。この世界は全てがとても速く過ぎていく」

「(契約解除金6,000万ユーロは)そう大きな額ではないし、みんながそれを知っている。でもそれについて僕は心配をしてなくて、興味もないんだ。僕はピッチ内のことに集中し、楽しんでいるから。その他については、そのうちにやってくるさ」

一方、バルサが狙っているとされるアントワン・グリースマンに関しては、「もし彼が来るなら、僕らはデランテロ6人でプレーしなければならなくなるね」と皮肉交じりに答えたウンティティです。

バルサの驚き

このウンティティによる「まだ何も始まっていない」発言を、バルサ内部ではどう捉えたか。

4月3日付のMDはそれを、『驚きを生んだ、怒りではなく』と説明しています。
その理由は、クラブ側はすでにウンティティの代理人と接触をしていたからです。

ウンティティが年俸の大幅アップをバルサに求めている、とはSPORTだけでなくMDも報じていますから、なんらかの接触があったのは間違いないのではないかと。MDがある筋から仕入れたという情報によると、会合は前回のFIFAウイーク前に行われています。

そして次なる会合の日程もすでに決まっていて、近々行われる予定だとか。
最初の話し合いではそれぞれの理想とする条件(無理め)が出されますから、二回目以降でそれらをどれだけ相手の希望に近づけていくか。

「バルサで達成してない目標がたくさんある」とも言っているウンティティなので、残留が最優先であろうとは推察できます。クラブもそれを理解してるに違いないですし、最後はまとまるところにまとまるんじゃないですかね。

交渉戦略

ムンディアル(W杯)で活躍すれば市場価値はさらに上がりますし、ウンティティ側に交渉を急ぐ理由はありません。

では何故ウンティティは、世間が自分の契約更新に注目していると分かった上で立て続けに母国メディアの取材を受け、いくつかのクラブに関心を持たれているだとか語るのか。

これはやはり、交渉を有利に持っていくための戦略でしょうか。

ウンティティ、バルサとの契約更新を訊ねられ「パス」と答える
サムエル・ウンティティの周辺が騒がしくなっています。仏のテレビ番組に出演したビッグサムが、バルサとの契約を延長する?との問いにお茶を濁したことがきっかけとなり、各方面がヤバイのではと言い出したのです。

ウンティティの契約解除金6,000万ユーロがあれば、話題のデ・リフト(アヤックス、19歳)も引き抜けるでしょうが、ビッグサムほどに適応するかといえば分からない。

彼はバルサがやっと見つけた若くて優秀なセントラルで、しかもいきなり期待以上の結果を出した。立場はウンティティの方が強いです。

やはりカンテラーノが

セルジ・ロベルトジェラール・ピケはそんな戦略などなく、とんとん拍子で交渉も進んだようですが、助っ人であるウンティティにカンテラーノたちのように行動せよというのも無理な話で。

どこまでもバルサ愛を強調し、契約条件にもさほどこだわってないように見えるイバン・ラキティッチのような選手は珍しく、結果を出したなら相応しい待遇を求めるのがプロ。

そういう意味においてもラ・マシア産選手は重要ですから、今はウンティティとの交渉をまとめる一方で、ホルヘ・クエンカのような大きな資質を備えた若者を育てていってほしいです。

それが結局は一番、クラブの財政を助けてくれる。バルサのDNAも保てる。
そろそろ本当に、カンテラーノ路線にシフトしていきましょうぜ。

 

コメント

  1. レト より:

    カンテラーノ育成のためにはトップチーム以上にBチームのテコ入れをして欲しいですね。
    2部昇格を果たしたと思ったら未だに降格圏間近とかシャレになりません。
    選手の育成が進んでいるかも怪しいチーム状況なのでこちらを改善する方が先だと思います。

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