Copa del Rey | final

予想外のマニータ快勝、前半で勝負あり。
イニエスタのゴラッソとか、涙目とか。

バルベルデバルサが一つめのタイトルを獲得。終始ボールを支配し、得点を積み重ねて0-5で勝利した。会心の試合だった。得点はスアレス(2)、メッシ、イニエスタ、コウチーニョ(PK)。バルサはこれで前人未踏のコパ４制覇、通算では30回目の優勝となる。来週末はデポルに勝って、リーガ優勝を！

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試合のトピックス

●セビジスタには申し訳ないくらいのバルサによるゴール祭り。内容でも申し分のない快勝だった。これがローマで出来ていれば･･･ と残念がってみても後の祭り。

●試合は序盤からバルサが支配した。プレッシングのインテンシティも十分で、相手陣内でボールを奪取してはパスを回してセビージャ守備陣の乱れを誘う。簡単に崩せはしなかったが、シュートは必ず決定機となっていた。

●0-1はジャスペル･シレセンのロングフィードから生まれた。シレセンが初めてボールに触ったのがこの時らしい。GKからのボールを飛び出したコウチーニョが受け、そのまま相手ペナルティエリアへ一直線。GKソリアとDFを引き付け、ゴールライン際からの折り返しをルイス･スアレスが沈めている（14分）。

●同点に追い付くためセビージャは前に出るようになり、右のヘスス･ナバスを中心にバルサゴールに迫る場面も出てきた。が、スペースがあることでバルサの攻撃も活き、28分のイニエスタのクロスバー直撃弾を経て、31分にメッシが0-2とする追加点。イニエスタとジョルディ･アルバの壁パスで左を崩し、アルバのヒールパス（！）をレオが仕留めた。

●0-3は再びスアレス。アルバからのパスの受け方が秀逸だった。一度メッシにボールを預け、ワンタッチでのスルーパスがこれまた秀逸。DFと競り合いながらのシュート精度も高かった。これで勝負あり。セビジスタはお通夜状態。

●4点目はアンドレス･イニエスタ。美しい連携とフィニッシュだった。スアレスがピッチ中央でボールを奪取し、ボールを受けたイニエスタがメッシとワンツー。ドンはGKソリアを鮮やかにかわし、無人のゴールに右足シュートを蹴り込んだ。イニエスタのバルサでのラストゴールか･･･？

●0-5はコウチーニョのPKだが、ラングレのハンドでPKとなる際にもコウはネットを揺らしている。この時はスアレスとコウチーニョのワンツーで突破。この試合はこういったワンタッチの崩しが光っていた。その前にはハイプレスでボール奪取。

●0-5としてからは、ギアを落として節電モード。一時的にセビージャのシュートが増えたが、決定機は作らせなかった。

●シレセンは数少ないピンチで確実にセーブする安定感。64分にはサンドロ･ラミレスとの1対1で、元カンテラーノの得点を阻止している。先制点を呼んだロングパスといい、グレートです。

●5点も差が付いたのだから、デニス･スアレスをもっと長く見たかったが･･･ イニエスタも見たいので仕方ない。大拍手を受けて交代の際、イニエスタは目頭をぬぐう仕草もあり、ベンチでの表情とかいろんなことが退団を示唆しているので切なすぎる。

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●アンドレス･イニエスタにとってはこれがFCバルセロナで31回目のタイトル獲得。うち、コパは6回目。レオ･メッシも同じ戴冠数。

●バルセロナによるコパ４連覇は、大会史上初の歴史的快挙。

●コパ決勝での5-0は、実に103年ぶりの椿事。当時は準決勝と決勝のみで、カタルーニャ、中央、ガリシア、北の各カンペオンが参加していたらしい。5点差ではレアル･マドリーがカスティージャに6-1で勝った例がある。

Formación
負傷欠場はなし。 ディニェ、アンドレ･ゴメス、アレイシ、ミナが監督判断でベンチ外。 テル･ステーゲン、セメド、デニス、デンベレ、パウリーニョ、アルカセル、ベルマーレンがベンチスタート。 コパなのでGKがシレセンであること以外は、バルベルデチームの定番メンバー。 コウチーニョはだいぶ右サイドでも活きるようになってきている。 交代は終盤まで行わず、一人目がブスケツに替えてパウリーニョ。ラキティッチが低い位置へ。 二人目はコウチーニョからデンベレ（全然目立たず）。 最後はイニエスタに替えてのデニス･スアレス。
Titular	Final
Goles
	Suárez (14)
	Messi (31)
	Suárez (40)
	Iniesta (52)
	Coutinho (69pk)
Reporte