安定感抜群の第2ポルテーロは、バルサ残留を優先する
スター選手揃いのバルサにおいて、脇役ながら存在感を存分に出しているのが第2ポルテーロのジャスペル・シレセンです。テル・ステーゲンに何かアクシデントがないかぎりは、コパ限定の起用法ですが、油断してたら正守護神をいただくぞというパフォーマンスに感心するしかない。ザ・プロフェッショナルです。
そんな優秀なるシレセンですから、当然ながら他クラブから勧誘の声が届いているそうです。がしかし、シレセンが優先するのはバルサに残ること。ありがたい話じゃないですか。
10試合でわずか2失点
ジャスペル・シレセンの偉大さを数字から見てみますと・・・
この2017/18シーズンの公式戦出場はコパ・デル・レイが9試合と、チャンピオンズ・スポルティング戦の合計10試合です。そして失点がわずか2つですから、平均5試合で1失点となり、1試合における失点率は驚異の0.2!
たまたま相手チームに決定機がなかったわけでなく、1試合で少なくとも1つ2つはパラドンをしてますので、かなり驚異的な集中力とパフォーマンスです。
さらに先日のコパ決勝では、ルイス・スアレスの重要な先制点へとつながるロングフィードをコウチーニョに通しており、自らの価値を高めています。こんなポルテーロが控えにいることの贅沢さよ。
リーガ優勝が決まって(あと1ポイントで確定!)、テル・ステーゲンのサモラ賞も見えれば、リーガ残り試合でもシレセンに出番が回ってくるかもしれません。現在、テルさんが33試合で19失点。アトレティコのオブラクは34試合で18失点です。
一家でバルセロナ生活が大好き
ジャスペル・シレセンは、第2ポルテーロの地位に満足しているわけではありません。
年始のMD紙のインタビューでは「夢を追い続けていて、バルセロナの第1ポルテーロになるためにトレーニングをしている」と語っています。
では、他クラブから正守護神のオファーが届いたならばどうなのか。4月23日付のSPORTによると、シレセンの元には複数のクラブから良いオファーがきているそうです。
しかしシレセンにとってはバルサでテル・ステーゲンと競い勝つの夢のほうが、他のクラブで提供される正守護神の地位よりも意味があると言ってくれるのだからありがたいことで。
くわえてシレセンも彼の家族もバルセロナでの生活を非常に気に入っていて、すてきな街を離れたくないことも、バルサが優先される理由のようです(自宅も買ったらしい)。
他クラブに行けばレギュラーを取れる選手が、鉄壁テル・ステーゲンに不慮の出来事がないかぎりはコパ担当である事実を受け入れてくれるのだから、テクニコとしてはそれ以上の話はない。
バルサBのアドリアン・オルトラ(24)たちに蓋をすることになってしまっているとはいえ、この安定感ですから。気がつけばオルトラももう24歳なので、そろそろ新天地探しですかね・・・?
このニュースのまとめ
- ・今季は10試合で失点わずかに「2」
- ・移籍オファーがあるが、優先はバルサ残留
- ・家族もバルセロナ暮らしを気に入っている
コメント
次は悲惨なことになってるバルサBの記事お願いします
次の予定は、フベニールのUEFAユースリーグ優勝で^^
悲惨なBはその次あたりでしょうか・・・