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マッチレポート|リーガ第36節 バルサ 2-2 レアル・マドリー

Liga Española | jornada 36

セルジ・ロベルト退場後、後半すべてを10人で耐えたバルサ。
メッシのゴラッソで勝利も見えたが。

バルサのタイトルが決まっていたため、誇りと名誉のみをかけて戦ったエル・クラシコ。緊張感ある激しい試合となった。バルサは早々に先制に成功するも、前半はマドリーが優勢。ハーフタイム前にセルジ・ロベルトが退場となる逆風も吹いた。メッシの2-1弾は圧巻のひとこと。勝ちたかったが、仕方なしか。無敗記録は継続。

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試合のトピックス

アンドレス・イニエスタ最後のエル・クラシコだったため、華々しいフィエスタになることを期待したクレ。ルイス・スアレスの先制弾が10分に決まった時はいけるか、と思ったが、4分でクリスティアノに同点とされて以降は拮抗した展開(前半はむしろ押され気味)となった。後半は10人のバルサがやや優勢。

●立ち上がりは上々だった。スアレスが3分で最初の得点機を手にし、10分に先制点。美しい速攻からの得点で、中央のスアレスから一度右へと展開、駆け上がったセルジ・ロベルトの正確なセンタリングを、逆ポスト側でフリーとなったスアレスがボレーで叩き込む崩しは完璧だった(ニアに詰めたメッシの動きも効いていた)。

●その後もしばしバルサの攻勢は続き、追加点で勝負ありかとも思えたが、マドリーも侮れない。クリスティアノクロースロベルトのサイドを揺さぶられ、逆ポストのベンゼマが頭で折り返したボールをクリスティアノが押し込み1-1。このプレーでCR7は足を痛めるのだが、先制してわずか4分後に追い付かれたのは勿体なかった。

1-1からハーフタイムまではマドリーのペースで進んだ。バルサはボールを効果的に保持できず、カウンターを受けてはシュートまで行かれることの繰り返し。クリスティアノには二度決定機を作られた(ひとつはテル・ステーゲンが阻止、もう一つは枠を捉えず)。

●前半の最後の方は両チーム興奮し、荒れた雰囲気になる。そして追加タイムにマルセロに顔面パンチをしたらしいセルジ・ロベルトが一発退場(テレビ映像では分かりづらい)。バルサの状況は厳しくなった。

ガレス・ベイルによるウンティティへのファール(後方から足裏でふくらはぎをキック)でカードが出なかったのはどうかと思う。一発レッドでも文句は言えないラフプレー

●前半終了間際、ルイス・スアレスセルヒオ・ラモスがいざこざを起こしてケンカ両成敗のカードをもらう。その直後、ラモスの持つボールへ猛然と寄せ、カードを受けることになったメッシの姿にリーダーシップを見た。

セルジ・ロベルトの退場により修正を余儀なくされたエルネスト・バルベルデは、後半頭からコウチーニョに替えてネルソン・セメドをピッチへ。システムは4-3-2に。マドリーはクリスティアノを休ませ、マルコ・アセンシオを送り出した。

●10人で後半丸々プレーすることになったバルサ。正直得点は難しいと思っていたが、スアレスメッシの二人でゴールを奪ってしまうから良い意味で呆れる。シュートコースなんてなかったのに、針の穴に糸を通すようにネットを揺らしてしまうのがメッシだ。

アンドレス・イニエスタのラスト・クラシコは58分で終了となった。パウリーニョと交代するカピタンにスタジアムは万雷の拍手。

●惜しかったのは69分、カウンター攻撃からケイロル・ナバスと1対1になった場面でメッシが3点目を入れられなかったことだ。ふんわりバセリーナで行くかと予想したが、脇を抜くシュートをナバスがセーブ。その4分後には、マドリーにとって後半唯一の得点機でベイルがゴラッソを決めている。

●バルサはその後も勝ちへの執念を燃やし、メッシに二度ほど決定的シュートがあったが・・・ 残念ながら決勝点は生まれず。すごく微妙なオフサイド判定で取り消されたゴールもあった。結局試合は2-2で終了、無敗記録は継続された。

レアル・マドリーはジダンの宣言どおりパシージョを行わず。有言実行ですね!カンプノウは激しい指笛で白組選手たちを迎えた。

●ピッチ入場前には、イニエスタと抱擁していたセルヒオ・ラモス。試合終了後のトンネルでは、ジダンドンの抱擁も目撃されている。白組監督が5分間、イニエスタを待っていた模様。

●試合終了後、ピッチにてリーガ優勝を祝うセレモニーが催された。選手たちがグラウンドを一周後、マイクを持ったピケが「彼らがパシージョをしたがらなかったので、僕からスタッフにお願いするよ」。チームスタッフたちはそれに応え、選手たちの偉業を称えた。

●グラウンド一周中、マイクを持ったジョルディ・アルバからイニエスタにスピーチのリクエストがあったが、控えめイニエスタは何も語らず(^^)

●キックオフ前にはフベニールAのUEFAユースリーグ優勝を祝うセレモニー。フベニール選手たちがパシージョをする案もあったらしく、ラ・リーガは各メディアに対し、フベニール選手のパシージョがある見込みだと伝えていたが、クラブが最終的に却下し実現はされず。

 

FC Barcelona Real Madrid
2 2
6 de Mayo – Domingo 20:45 h
Camp Nou
: 97,939
Goles
Suárez (10)  
  Cristiano (14)
Messi (52)  
  Bale (73)
Titular
Ter Stegen【6+】 Keylor Navas
Sergi Roberto【5】 Nacho
Piqué【7】 Varane
Umtiti【6】 Sergio Ramos
Jordi Alba【6】 Marcelo
Busquets【6】 Casemiro
Rakitic【8】 Kroos
Iniesta (c)【6+】 Modric
Coutinho【5】 Bale
Messi【8】 Benzema
Suárez【7】 Cristiano
Cambios
Coutinho→ Semedo【6】(46) Cristiano→ Asensio (46)
Iniesta→ Paulinho【7】(58) Nacho→ Lucas Vázquez (67)
Suárez→ Alcácer【sc】(90+2) Kroos→ Kovacic (84)
Entrenadores
Ernesto Valverde【6】 Zinedine Zidane
Arbitro
Hernández Hernández (canario)
Tarjetas
Suárez (44) Nacho (12)
Messi (45) Varane (30)
Sergi Roberto (45+3TR) Sergio Ramos (44)
Rakitic (85) Bale (76)
  Marcelo (77)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 1 3

Tarjetas Amarillasredcard

5 2 3
1 0 1

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
4 7 11 (4)

Tiros a puertaredcard

17 (5) 8 9
2 4 6

Ocasiones de Golredcard

4 1 3
2 4 6

Cornersredcard

5 5 0
3 2 5

Fueras de juegosredcard

2 0 2
5 3 8

Faltasredcard

20 13 7
    556

pasesredcard

552    
    50% Posesion del Balon 50%    
Formación

負傷欠場はなし。
ディニェ、アンドレ・ゴメス、アレイシ、ミナが監督判断で招集外。
シレセン、セメド、デニス、デンベレ、パウリーニョ、アルカセル、ベルマーレンがベンチスタート。

予想されたとおりのイレブン。イニエスタは先発だった。中盤の右サイドはコウチーニョを起用。
前半はブスケツの両脇のカバーで苦労、速攻で簡単にシュートに持ち込まれた。

前半の追加タイムでセルジ・ロベルトが一発退場となり、後半頭からコウチーニョをベンチに下げてネルソン・セメドが右ラテラルへ。選手配置は4-3-2に修正された。

2人目の交代はイニエスタに替えてパウリーニョ。
3人目の交代は時間稼ぎで、スアレスからパコ・アルカセル。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Suárez (14)  
  Cristiano (14)
Messi (52)  
  Bale (73)
Reporte
 

 

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