懸念されたセントラルはフランス人との契約更新+新規加入で決着しそう
2018/19 バルサのセントラルは、ジェラール・ピケ、サムエル・ウンティティ、クレマン・ラングレ、そしてトーマス・ベルマーレンの4人で行くことになりそうです。獲得濃厚なラングレの加入で弾き出されるのはジェリー・ミナ。怪我の多いベルマーレンをカンテラーノで補えば、編成としては良さそうです。
高額年俸を要求
すったもんだあった(と報道された)サムエル・ウンティティとFCバルセロナの契約交渉は、座礁することなく港へと着きそうです。
問題となったのは、ウンティティ側がマンチェスター・ユナイテッドのオファー年俸に匹敵する額をバルサにも求め、それはバルサの給与体系を壊すものだったことです。2年目の選手に、ピケ以上の年俸は支払えません。
ジュゼップ・マリア・バルトメウ会長は先日、カタルーニャラジオの番組内で「給与の階段を3つ飛び越すことはできない。しかし私たちは合意に達していくよ」と述べています。
契約更新が双方にメリット
●バルサからすれば、ウンティティはようやく見つけたスタイルにどんぴしゃの左利きセントラル。彼のような選手をもう一度マーケットで見つけ出すのは非常に困難です。
●ウンティティからすれば、バルサで得られる名声は大きく、フットボール面でも他クラブでは得がたい愉悦があるでしょう。ペップ時代と比較すれば魅力は落ちますが、それでもまだバルサはバルサ・・・(書いていて胸を張りきれない部分はある)
双方にとってはまだ契約更新がウィンウィン。
それぞれになにかを諦めねばなりませんが、少なくとも今回は無事合意に達するでしょう。
FCバルセロナはムンディアル(W杯)が開幕するまでに合意成立するように試みるようです。
なんにせよラングレは獲りに行く
そして当初は『ウンティティが移籍した場合の後釜』だと言われていたセビージャのクレマン・ラングレも、ウンティティの交渉結果がどうであれ獲得する方向で進んでいます。
SPORTのルイス・ミゲルサンス記者によると、ラングレはバルサ(ロベルト・フェルナンデス強化技術部長)が1年前から契約を試みていた選手です。
メディアにウワサが出始めた頃は、バルサではまずは控えになることから移籍を迷っていたようですが、キャリアアップのための挑戦で決心がついた模様で。ムンディアルの選考メンバーから外れたラングレは、バルサ移籍でOKと代理人たちに託して夏休み入りしています。
あとは移籍が契約解除金の支払いによるものになるのか、それともクラブ間合意による移籍金の支払いになるのか、そのあたりの手続きになります。ここまでくれば、もうほぼ獲得で決着しそうな雰囲気です。
5人となるセントラル、放出するならジェリー・ミナ
ということでウンティティが契約更新で合意し、ラングレが加わった場合、バルセロナのセントラルはピケ、ウンティティ、ラングレ、ベルマーレン、ジェリー・ミナの5人となります。
シーズンは長く、必ず一度はセントラル危機の時期が訪れますが、それでも5人を抱えるのは多い。誰か1人を放出するのが普通で、現段階ではそれはジェリー・ミナとなるでしょう。
いろんな意味で面白い選手なんですが、バルサスタイルへの適応の疑問に加えて EU外選手枠問題もあるので移籍が濃厚。教訓としましては、監督が加入を渋る選手を冬に連れてくるとこういうことになる、ってことです。
ベルマーレンは怪我が多く計算しにくいけれど、もし戦線離脱しても、カンテラーノの出番につながることもあるでしょう。人手が足りなければ、バルサBに応援要請。そして2019年夏に契約満了のベルマーレンを感謝して送り出し、Bから1人昇格となればベストなんですが、さて。
このニュースのまとめ
- ・ウンティティとは無事、契約更新で合意しそう
- ・ウンティティ交渉がどうであれ、ラングレは獲得するっぽい
- ・ジェリー・ミナは移籍濃厚
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マルロンはどうなるんですか?