元チームメイトのクラックを世界最高だと称えるマエストロ
バルセロニズモの塊チャビ･エルナンデス（アルサッド）がアルゼンチン紙 La Nación の取材に応じ、バルセロナ時代のチームメイト、リオネル･メッシについて持論を語っています。
「メッシはチャビ役をできるし、ラキティッチやブスケツ、イニエスタ、スアレスの役もできる。すべてを上手くやってのけるんだ。もし彼をセントラルに置いたなら、世界最高のセントラルになっていただろうね。彼がボールを獲りたいと思えば、彼は奪い取る。ドリブルで抜こうと決めたら、抜く。パスを出したいと望むなら、彼は世界最高のアシストを出すよ。そしてフリーキックを蹴れば、隅に決める」
チャビ師匠の称賛は続きます。
「彼は比較不可能なフットボール選手だ。その時代のマラドーナや、ペレみたいなものだよ。今もうすでに彼は歴史上最高のフットボール選手。メッシがベストなんだ。イニエスタやチャビ、ブスケツより良い。何故かというと、それはプレーのあらゆる面を支配してるからさ。前に言ったように、メッシはチャビのプレーをやれるけど、チャビはメッシをできない。他の選手たちもそうだ」
不運なアルゼンチン代表のメッシ
メッシが名実ともに史上最高の選手となるためには、ディエゴ･マラドーナが果たしたようにムンディアルのタイトルが必要だとの意見は根強いです。
しかしチャビは「マラドーナは昔も今もみんなのアイドル」だし、そういった意見があることを理解するけれど、「2018年のフットボールは昔よりも苦労する」、「メッシはフットボールレベルでマラドーナがしたことをしている」、だから史上最高であるためにムンディアルは不要だと考えています。
そして愛国心の強いメッシゆえ、アルゼンチン代表でタイトルを獲れてないことは彼にとってはひどいフラストレーションだというセントロカンピスタです。
「重要な瞬間にかなり運がなかったよね。PK戦に負けたことでコパアメリカ優勝を二度逃したり、ムンディアル決勝は延長戦で負けたり。もしフットボールが公正であるなら、フットボールはアルゼンチンにはなんらかの借りを返さないといけない。この世代はすでになにかのタイトルを獲っていて良いんだ。ロシア大会を見てみようよ、アルゼンチンは優勝候補の一角だから」
コメント
前回大会で涙を飲んだからこそアルゼンチンにはリベンジを果たしてほしいのですが、
正直、優勝するには奇跡が３回起こらないと厳しいでしょうね。
ドイツが堅実にチーム力を底上げし、ブラジルとスペインが見事な復活を遂げているのとは偉い違いです。
もともと、前回大会の時点で若手が育っておらず「次の大会は厳しい」との声はあったのですが、
サッカー協会が貴重な３年間を無駄にしてしまったのが痛いです。
今回の大会では選手が母国サポーターのブーイングに晒されることがないように祈りたいです。