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メッシ、クラシコで復帰へ

靭帯の断裂は部分的で、7週間で復活する見込み。

土曜日のラス・パルマス戦でレオ・メッシが負傷離脱するという衝撃ニュースに落ち込んだバルセロニスタに、ちょっぴりですがホッとする、そんなニュースが届きました。それは、負傷直後の精密検査によって回復には7-8週間を要すると診断されたメッシの左ヒザでしたが、8週間よりも7週間で済みそうな確率が高い=11月21日のベルナベウクラシコには十分間に合うであろう、というものです。今回は怪我によって、マドリー戦直前の国際Aマッチウィークに不参加となるであろうこともプラスに働きそうだということで、ベルナベウのピッチには充電とモチベーション十分のレオが戻ってくるだろうと予想されています。

良いコンディションでベルナベウへ

この9月28日のSPORT紙、MUNDO DEPORTIVO紙はいずれも、リオネル・メッシがベルナベウクラシコに間に合うだろう、との記事をメインに持ってきています。

土曜日のラス・パルマス戦で左ヒザの内側側副靭帯を損傷したバルサの10番ですが、一夜明けた日曜日にはさっそく、ご近所さんルイス・スアレスの運転する車に乗ってシウター・エスポルティーバへと出勤。SPORT紙の表紙にはその際の両クラックの写真が使われてまして、楽しそうに談笑して練習場へと入る二人の姿が写されています。このマテ茶仲間たちの笑顔はインパクトが大きかった。それは一度は凹んだレオの気持ちがすでに前を向いていることを表していますから、彼らの笑顔にクレの不安もだいぶ解消されたのでした。150928_sport

MD紙ウェブには動画ニュースがあるのですが、そちらでも二人の笑顔が確認できます)

メッシが元気になった一番の理由は、ドクターたちから靭帯の断裂が部分的なものであり、関節内軟骨(半月板)にも十字靭帯にも損傷がないので、おそらくは7週間で回復している可能性が高く、ベルナベウ決戦には間に合うと知らされたことによるのでしょう。

7週間で回復するとなれば、レオ・メッシは11月14日あたりに医療サービス部からの出場許可をもらうことを意味します。クラシコは21日なので、クラックはハードに調整する時間を1週間手にすることとなり、十分なコンディションでベルナベウへと乗り込める。なんらかの問題が発生しなければ、メッシは無理せずマドリー戦で復帰できる模様です。

バルサとアルゼンチンの王としてフル稼働を続けてきたメッシですから、この強制的秋休みは彼の筋肉にとっては恵みの休息となりましょう。もし怪我をするタイミングが年明けであれば、“真実の瞬間”に大エースを欠くことになって大ピンチだったわけですから、勝負の春先に良い状態のメッシがいるのであれば今回の離脱もプラスになるだろうと前向きに考えます。

リーガでのトゥールマレ(峠越え)も次のセビージャ戦を残すくらいですし、チャンピオンズでもチームメイトたちがしっかりと結果を出してくれるでしょう。7週間といっても、代表戦ウィークが2つ挟まるので、クラブでの試合は8つ。今月なんて3週間で7試合をこなしてますから、まだマシといえます。

いずれにせよ、相当ショックを受けたであろう怪我の翌日にトレーニング場へと足を運び、回復メニューを開始したレオ・メッシの気力には感服します。メッシを笑顔にし、送り迎えもしてくれるご近所さんルイス・スアレスの存在も心強い。噛み付き選手なんて要るか?なんて言ってすんませんでした^^;

リハビリスケジュール

というわけで、早くもリハビリを始めるためにトレーニングセンターを訪れたというレオ・メッシですが、勿論いきなりヒザをどうこう出来るわけではありません。最初の1週間は患部を安静にすることが重要で、理学療法に着手するのは第2週目以降となります。28日のSPORT紙にはメッシのリハビリスケジュールが掲載されているのですが、それによると

  • 第1週:安静。運動は一切行わない。患部を悪化させないために杖の使用を推奨。炎症は4-5日で治まりだす。
  • 第2週:理学療法。非常に重要な1週間。
  • 第3-4週:ランニングなどを開始。芝生のグラウンドを走れるようになる。ここからは選手の感覚次第。
  • 第5週:ボールを使ったトレーニング。全てが順調にいけば、ボールを蹴り始めることが可能。
  • 第6週:グループ練習に復帰
  • 第7週:全力トレーニング可能

という流れとなっています。なんでもヒザの違和感はすぐには消えないものの、医学的には怪我は1ヶ月で治癒すると考えられるらしく、第4週の終盤から第5週にかけてはメッシ自身がどれだけやれると感じるかがポイントとなってきます。少しずつ試し試しに運動強度を増していきながら、回復に手応えを感じていく期間です。

不安なくボールを蹴れるようになれば、次はヒザを強化していく段階に入ります。1ヵ月半が経過する頃には、医療部からの出場許可がおり、マドリー戦が迫った第7週は全力での調整が可能に。無理をすれば6週間でも復帰できるかもしれないそうですが、急いで11月中旬の代表戦へと招集されるのはバルサとしましてはアレなので、リスク回避のためにもじっくり回復となりましょう。

ちなみに、アルゼンチン代表は理学療法士のルイス・ガルシア氏をバルセロナへと送り込み、メッシをサポートするとともにクラックの回復状況を観察していくそうです。タタ・マルティーノは11月のムンディアル予選(13日に対ブラジル、17日に対コロンビア)にてメッシを起用できることを期待しているようですから、招集を巡ってのクラブと代表との攻防は不可避でしょう。復帰に向けてトレーニングのギアを上げていくタイミングでの長距離遠征は止めてほしいですし、もし再発すれば最悪。さすがにここでの招集参加は見送ってほしいです。

 

コメント

  1. レト より:

    今のアルゼンチンじゃメッシが出られたところでブラジルには勝てないでしょうしね

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