Champions League
jornada 3
メッシ不在をチーム全体で補い、インテルに勝利。
先発起用されたラフィーニャが期待に応えた。
FCバルセロナがインテル・デ・ミランを2-0で下し、グループBの首位を固めた。エース・メッシ欠場をチームとして補っての快勝。先発起用されたラフィーニャが前半に先制し、ジョルディ・アルバの終盤のゴールで試合を決めた。今季のバルサはチャンピオンズで強い。
試合の流れ
●負傷欠場したレオ・メッシの穴を埋めるべく起用されたのは、デンベレではなくラフィーニャだった。これが見事に的中。ブラジレーニョは第3のデランテロとして伸び伸びとピッチを駆け、攻守に存在感を出していた。ハードワーカー。
●メッシ不在をチーム全体で補おうとする共通意識がよく出て、ブロックとして機能していたのも朗報。バルベルデの考えが選手たちに非常にしっかりと伝わっていた。メッシがいないことで攻撃力は低下する反面、プレッシングが効かせられることで守備は安定する。
●立ち上がりはインテルが前に出て、元バルサ・イカルディに見せ場もあった。しかし時間の経過に伴いバルサがゲームを支配。プレーはほぼインテル陣内で行われることになる。ボール保持率はバルサが70%超え。アルトゥールはもう馴染みきっている。インテルは単発の攻撃のみ。
●ボールは支配するが得点機作りには苦労していたバルサが、褒美を手にしたのは32分のことだ。右に開いていたルイス・スアレスのCBの間を通す絶妙パスにエリア内へと飛び出したラフィーニャが合わせ1-0。ラファはそこまで何度もシュートを放ち、徐々にゴールへと近づいていた。
●後半はインテルの攻勢で始まった。50分には途中出場ポリターノの危険なクロスをテル・ステーゲンがかろうじてセーブ。
●10分少しインテルの時間帯が続いた後、バルサが再びボールを持ち始める。惜しかったのは59分、ルイス・スアレスの2度の切り返しからのシュート(GKハンダノビッチが身体を盾にブロック)。スアレスは90分を通じ、貪欲にゴールを狙い続けていた。61分にはCK崩れからクレマン・ラングレに決定機。この後は再びバルサがゲームを支配した。
●70分には相手CKからの速攻(トランジションがすばらしかった)、スアレスのヘッドをGKが弾き、こぼれ球を打ったコウチーニョのシュートが右ポストを叩いた。その直後、バルベルデの選手交代タイムが始まりラフィーニャが拍手を受けてベンチへ(セメドと交代)。そしてアルトゥールとアルトゥロ・ビダルの交代には場内不満げ。
●バルセロナの集中は最後まで乱れなかった。狙い続けた追加点が決まったのは83分。ビダルとのパス交換を経て前線まで上がったジョルディ・アルバが、ラキティッチのパスを受けてライン裏へ(トラップが絶妙だった)。そしてDFと競り合いながらシュートを入れてしまうあたりは元FWだ。このゴールで勝負あり。バルサは3連勝で首位を固めた。
トピックス
●ついに完封:9月23日のジローナ戦(2-2)から始まった連続失点を7試合で止めた。以後、レガネス(2-1)、アスレティック(1-1)、トッテナム(2-4)、バレンシア(1-1)、セビージャ(4-2)を相手に合計10失点。ようやく完封できたことで、ホッと一息。次のエル・クラシコも完封勝利でいこう!
●レオ・メッシはスタンド観戦:息子のティアゴくん、チーム世話役のペペ・コスタと一緒にゆったりと試合観戦。1階最前列だったのでTVカメラに様子を抜かれまくっていた。やってきたファンとの2ショット写真やサインにも気軽に応えていたとのこと。
●ラフィーニャ、機会を活かす:レオ・メッシの代役としてエルネスト・バルベルデが選んだのは、意表を突いてラフィーニャだった。9月16日のレアル・ソシエダ戦以来の先発出場。久々のゲームだったが少しずつリズムを掴み、32分には先制点を決める仕事もやってのけた。得意とするエリアへの飛び出しによる得点。
75分間のプレーで70本のパスを試み、うち61本が成功。シュートは4本放った(チームのファーストシュートは12分のラファ)。
●ラフィーニャはこれがチャンピオンズ初得点。バルサ通算では12ゴールとなり、兄のティアゴ(11)を抜いた。
●ラフィーニャは昨シーズン後半をインテルでプレーしていたので、得点しても祝わず。GKハンダノビッチの元へと行き、ボトルのドリンクをもらっていた。
●信頼を失ったデンベレ:メッシ欠場により先発濃厚と見られていたウスマン・デンベレは結局、ウォームアップすることもなくベンチで試合を終えた。マルコムも出番なく、ムニールが88分にピッチへ出る様子をただ眺めることになった。
●アルトゥールで決まり:現時点における中盤の組み合わせはブスケツ+ラキティッチ+アルトゥールが最良だろう。アルトゥールは試合に出続けることで、どんどんバルサ流に合ってきている。ブスケツが強いマークに遭っていると見るや、3人は巧みに位置をずらし対応。
55分に見せた、相手選手2人のチェックをターン&パスでかわしたプレーはまさにチャビ・スタイル。
●バルセロニスタのお気に入りとなったアルトゥールを78分で交代させた際、バルベルデに抗議の指笛が鳴る。バルサ監督となって初めての指笛。アルトゥールの交代理由について、試合後のバルベルデは「ちょっとした過負荷になっていたので、リスクを避けるためにビダルと交代した」と説明。
●アルバのメッセージ:ジョルディ・アルバが勝負を決める2-0のゴール(83分)。まるでいつもアシストするメッシのような得点だった。ゴール後のエスクードへのキスは、契約更新しようという理事会へのメッセージ?
前日の会見では契約更新について訊ねられ、「すごく落ち着いてるけど、まだ何も知らないんだ。決めるのはクラブだ」と語っていた。
●首位通過に王手:バルサが3連勝し、他会場のPSV対トッテナムが引き分けだったことで、バルサは次のインテル戦(@サンシーロ)にも勝つことで早くも首位通過を確定させることができる。残り2試合を消化試合にできれば最高。
FC Barcelona | Internazionale Milano |
2 | 0 |
24 de Noviembre – Miercoles 21:00 h Camp Nou: 86,290 |
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Goles | |
Rafinha (32) | |
Jordi Alba (83) | |
Titular | |
Ter Stegen【6】 | Handanovic |
Sergi Roberto【6】 | D’Ambrosio |
Piqué【7】 | Skriniar |
Lenglet【7】 | Miranda |
Jordi Alba【7】 | Asamoah |
Busquets (c)【7】 | Vecino |
Rakitic【6】 | Brozovic |
Arthur【7】 | Candreva |
Rafinha【7】 | Borja Valero |
Coutinho【6】 | Perisic |
Suárez【7】 | Icardi |
Cambios | |
Rafinha→ Semedo【6】(72) | Candreva→ Politano (46) |
Arthur→ Vidal【6】(78) | Borja Valero→ Lautaro Martínez (63) |
Coutinho→ Munir【sc】(88) | Perisic→ Keita Baldé (77) |
Entrenadores | |
Ernesto Valverde【7】 | Luciano Spalletti |
Arbitro | |
Ovidiu Hategan (rumano) | |
Tarjetas | |
Suárez (62) | Brozovic (73) |
Skriniar (74) | |
Lautaro Martínez (85) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 1 | 2 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
6 | 15 | 21 (11) |
Tiros a puerta |
10 (3) | 5 | 5 |
2 | 5 | 7 |
Ocasiones de Gol |
3 | 1 | 2 |
4 | 5 | 9 |
Corners |
3 | 2 | 1 |
3 | 1 | 4 |
Fueras de juegos |
0 | 0 | 0 |
456 | 321 | 777 |
pases |
393 | 226 | 167 |
69% | 63% | Posesion del Balon | 37% | 31% | ||
5 | 6 | 11 |
Faltas |
22 | 13 | 9 |
0 | 1 | 1 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 3 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
メッシ、ウンティティ、ベルマーレンが負傷欠場。 週末のセビージャ戦からの入れ替えは、右ラテラルをセルジ・ロベルトが務めたことと、負傷欠場メッシの代役にラフィーニャが選ばれたこと。ラファは第3のデランテロとして各所に姿を現した。 選手交代は70分を過ぎてから。 |
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Titular | Final |
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