練習開始前にロッカールームで許しを請い、チームはそれを受け入れた
エスパニョール戦のゴラッソとその翌日のトレーニング2時間遅刻、そして先日のトッテナム戦のゴラッソと、今週はウスマン・デンベレが主役になった1週間でした。ピッチではあんな並外れたことができるのに、残念すぎる遅刻魔のラベル。勿体ないんですよね。
しかしそのデンベレがついに振る舞いを改めるかもしれません。チームメイトたちの前で、遅刻を謝ったというのです。
トレーニング前に許しを請うた
2時間の遅刻をやらかしてカピタンたちに強く諭され、20万ユーロ(約2,600万円)の罰金を食らったらしいウスマンは、さすがにマズかったと反省して翌日のトレーニングには50分早く到着しています。
トッテナム戦の前日トレーニングなんで17時半開始、これで寝坊したらアウトの時間ですがそれはさておき、SPORT紙によるとデンベレはセッション開始前にチームメイト全員を集めて許しを請い、もう繰り返さないと約束したそうです。
そのデンベレのスピーチは、短いながらも丁寧なものだったらしく。
チームメイトたちはその姿勢に感謝をし、過去の規律違反を白紙に戻すことにしたと同紙は伝えています。
トッテナム戦でゴラッソを決めたデンベレを祝う選手たちは良い雰囲気でしたし、転機になることを期待しましょう。
もちろん昨日(試合翌日)午前のトレーニングにも時間どおりに到着です!
アラニャー「必要なのはデンベレを手助けすること」
SPORTはまた、トッテナム戦終了後のインタビューの中でカルラス・アラニャーがデンベレが謝ったことを明かしていると伝えています。曰く、
「彼はロッカールームで許しを求めたんだ。僕らはそれを受け入れたよ。自分がダメなことをしたと、彼は知ってる。彼は良いやつだし、僕らは死ぬまで彼と一緒さ。必要なのは愛情を与えることなんだ」
このデンベレが許しを求めたという部分は、何故だか昨日の時点では各メディアに出てなかったので不思議ではありますが・・・ ちなみに昨日のMDにあるアラニャーコメントはこんな感じでした。
「ウスマンはスペクタクルな選手だし、僕らは彼を手助けし、愛情を与えないとね。彼には大きな未来があって、それはごく少数の選手でしか決められないようなゴラッソでまた示されている。物事は分けて考えるべきで、彼を殺す必要はないんだ」
「彼がやらかしたのは事実だけれど、これから直していくだろう。大事なのはピッチの中でチームに多くをもたらしていることだよ。なんであれ、必要なのは彼を手助けすることであって、殺すことでは決してない。彼が必要としている愛情を、彼に与えた人々(スタンドのファン)には感謝したい。僕らは死ぬまで彼と一緒さ」
大きな未来のあるデンベレが、その未来を明るいものとするかは彼次第。
バルサでレオ・メッシとプレーしてるんですから、勿体ないことをしたらあきません。
このニュースのまとめ
- ・トレーニング2時間遅刻で、カピタンたちに叱られたデンベレ
- ・ウスマンはチームメイト全員を集めて詫び、選手たちはそれを受け入れた
- ・アラニャーはこれでも20歳
コメント
デンベレの(遅刻等々の)態度面のニュースを見るたびに、なんとなく、パリへと去って行ったブラジル人が脳裏によぎっていたのですが、定着してくれるといいなぁ…。
トッテナム戦の先制ゴールのようなスペクタルなプレイを続けてほしいですが、バルサというクラブで続けていくには規律の遵守が求められます。(トッテナム戦では、解説でも指摘されていましたが、守備放棄が多少目立ったのも悲しい事実…)
「怪物君」と同じあだ名を先日の記事で頂いていましたが、彼と同じように流離いの人となるのか、それとも、バルサで花開きブラウグラナのレジェンドになるのか。アレニャの言うように、「いかして」見守っていきたいものです…。