バルサで輝くために、足りないところを磨いていきたいとデランテロ
カンプノウでのチェルシー戦でバルサ初ゴールを決めるなど、徐々にクレの期待に応え始めているウスマン・デンベレ。攻撃面だけでなく、相手選手の決定機を自陣まで戻って防いだ場面も印象的でした。
バルサで主力となるためには、まだまだ改善が必要なことを認めつつ、「良い選手ではなく偉大な選手になりたい」と意欲を燃やすフランス人デランテロです。
ネイマールの後釜ではない
フランスのフットボール雑誌 ONZE MONDIAL のウェブサイトに、FCバルセロナの背番号11 ウスマン・デンベレの独占インタビューが掲載されました。
(公開されたのが3月14日なので、取材を受けた時点では、自分がチェルシー相手に初ゴールを決めるとはまだ知らない)
バルサでのデンベレは、その入団の経緯ゆえにネイマールの後任と見られることも多いですが、彼自身はそうではないと考えています。
「バルサは僕をネイマールの後釜として獲ったわけじゃないよ。クラブは僕に彼のことを話してない。それにバルサが僕との契約を望んだのはずっと前、ネイマールがいた時だからね。そうでなくても、プレッシャーにはならないけど」
デンベレが入団早々に負傷したのは、巨額移籍金によるプレッシャーのためだとよく言われました。
しかし彼自身は「プレッシャーは感じなかった」と強調。
そしてチームメイトたちによく気遣ってもらっていたので、怪我の時も「泣かなかった」といいます。
「クラブ全体が僕をサポートしてくれたし、チームメイトにもスタッフにもよくしてもらったよ。彼らは僕に、“落ち着いてしっかり回復しろ”って言ってくれたんだ」
メッシは“想像していたとおり”
選手として「夢見ていたクラブ」であるバルサでアイドルたちに囲まれ、「すごく嬉しい」と語るデランテロ。彼は世界最高選手レオ・メッシについてはこんなふうに印象を言っています。
「メッシはいつも穏やかで気取らない人だよ。僕が想像していたとおりさ。みんなと一緒に笑って、みんなを気楽にさせるんだ。特にピッチ上では、彼がいることで落ち着くね。僕から言うことはなにもないさ。彼は並外れた選手で、偉大なムッシュだ」
守備はあまり好きじゃない
エルネスト・バルベルデについても「落ち着いた人」というデンベレ。指揮官としての特徴は、「攻撃よりも前に守備を上手くやるチームが好き」で、「いつも勝つことを望み、僕らが競争力を持つために全力を尽くす人」だそうです。
まずは守備ブロック、というのは今のバルサを見ればよく分かる。でもデンベレは明らかに守備よりも攻撃が好きな選手ですし、それをインタビュアーさんに訊かれると正直にこう答えています。
「そうだね、あんまり好きじゃない。でもチームのためにやっているよ」
そして、それは分かる、デンベレはフェラーリだからね・・・と言われたウスマン曰く、「それはちょっと盛り過ぎだよ。どういう答えを期待してるの?フェラーリと言っても鈍いフェラーリ、製造中のフェラーリだね。最終的には、そうなれることを期待してるけど」
好いじゃないですか、未完成のフェラーリ。
でもチューニングしにくくても困るから、スカイラインGT-Rあたりでも好いですかね(知ったかぶり車トーク)。
改善点は、しょうもないボールの失い方をするところ
自分が改善すべき点に関しては、こんなふうに言っているデンベレです。
「ボールをしょうもない失い方をするところ。僕はいつもそこを直そうとしている。ここではそれは笑い事じゃなくてね。バルサではボールを失うことが少ないから、やっちゃうとすぐに目立つし、許されない。要求されるレベルがすごく高いんだ。出来るかぎり早く、そこを直さないといけない」
分かってるなら、練習あるのみ(^^)バルサで上手くなった選手はたくさんいますし、デンベレだって気がつけばボールを簡単には失わなくなってるんじゃないですかね。モスキートはこうも言ってます。
「僕は偉大な選手になりたいんだ。今の段階では、自分は良い選手だと思う。良い選手、だとバルサでプレーするには不十分だからね。僕は若いし、学ぶべきことはたくさんある」
チェルシー戦では苦手な守備も頑張っていましたし(特に後半)、ペナルティエリア内まで戻って、マルコス・アロンソの決定機をブロックしたプレーはよくやった!と称えたいところ。
まだようやく期待されたパフォーマンスを見せ始めた段階ですが、こういう試合を重ねていくことで、みんなに重要な選手として認められていきます。メッシやジョルディ・アルバを始め、先輩たちから可愛がられているのも伝わってきますし、食事改善で怪我のない身体を作り、偉大な選手になってください。
アニモ、デンベレ!
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