Liga Española | jornada 20
デンベレがキレのあるプレーでチームを引っ張り… 後半負傷。
途中出場のメッシは揺るぎない存在感で勝利に導いた。
レガネスの守備に苦労はしたものの、クラックたちの決定力が上回り勝点3を確保。メッシがベンチの前半は、デンベレの輝きがクレを楽しませた(先制点も決めた)。ワンチャンスを決められ、同点となった後はレスキューメッシが登場。ゴールを含む別格の影響力でレガネス守備陣を攻略。
試合の流れ
●ローテーション:国王杯セビージャ戦を視野に入れ、リーガでもローテーション。メッシ、ラキティッチ、ラングレが温存され、負傷明けのベルマーレン、リーガ初先発のカルラス・アラニャーが先発に名を連ねた。メッシの代わりに攻撃を引っ張ったのは、覚醒モードのウスマン・デンベレ。
●レガネスの壁:レガネスのライン設定は低くなかったものの、9人でスペースを消される(5-4-1)とさすがに苦しい。ボール保持は圧倒的にバルサ。デンベレの時にトリッキーなスピードある突破を、レガネスの壁が跳ね返す展開が続いた。
●“メッシ役”をやったデンベレ:なかなかシュートへとたどり着けないなか、バルサ先制のきっかけとなったのがジェラール・ピケの攻め上がりだった。レガネスが右サイドに選手を集めながらもプレーを切れなかったことで、守備陣形が整う前に攻めることに成功。デンベレがまるでメッシのようにジョルディ・アルバと連携し、最後は右ポストに狙い定めたシュートを流し込んだ。
●メッシ登場に沸く:1-0で迎えた後半、試合展開に変化はなかったが、空席の目立つスタンドが大いに沸いたのはレオ・メッシのウォーミングアップ開始だ。D10Sはしかし、図らずも、チームのレスキュー隊としてイバン・ラキティッチと同時にピッチに入ることになる。56分、速攻から新加入ブライスウェイトにネットを揺らされ、スコアはイーブンに戻っていた(アルバの背後を狙われた)。
●デンベレ負傷:さらに不運は続き、メッシとラキティッチが送り出されてわずか2分後(65分)、デンベレがボールを競り合う際に左足首を捻挫。プレー継続は不可能となり、バルベルデはマルコムと交代させることとなった。
●メッシがいると試合は変わる:デンベレの軽傷を祈りつつ、試合は続く。いつものことながら、メッシが入ったことでバルサの攻撃は破壊力を増した。メッシがシュートを放ってくれるが大きい。そのうちの1本がゴール左角を突き、GKクエジャルがどうにか弾いたボールを、詰めたルイス・スアレスが押し込んで2-1(70分)。スアレスはシュート後にクエジャルと衝突、レガネスはファールによる得点無効を主張したが、得点は認められた。
●D10S自らも:その後はレガネスに大きな危険を作られることなく、時計の針は進んでいく。しかし1点差ではどんな事故があるか分からない。集中力を切らさずプレーしていたバルベルデチームに、ご褒美が訪れたのは後半追加タイムだ。ジョルディ・アルバとの連携から、レオ・メッシがネットを揺らして勝負あり。デンベレの得点シーンもよかったけれど、“本家”はより完成している。
トピックス
●デンベレ輝く:エルネスト・バルベルデがレオ・メッシを温存したこのレガネス戦で、バルサの攻撃をリードしたのはウスマン・デンベレだった。ボールを受けると、果敢にDFに立ち向かい、独特のリズムあるスラロームで翻弄。ジョルディ・アルバとの崩しで決めた先制点は、まるでメッシのようだった。
●デンベレ負傷…:レガネス戦の悪い知らせはウスマン・デンベレの負傷。65分に敵陣でボールを奪おうとしてスリップ、自重で左足首(ヒザも?)を捻挫した。動きがキレているウスマンだけに、この怪我による離脱は痛い。。。
●控えからの得点記録:レオ・メッシはラ・リーガにおける、「21世紀で最もベンチスタートから得点を決めている選手」らしく、その数22ゴール。2018年4月にパンディアーニの記録(20得点)を破り、このレガネス戦で更新。レオはずっと先発なので、この記録を伸ばすには時間がかかる。
●アラニャーがリーガ初先発:カルラス・アラニャーがラ・リーガ5試合目にしてようやく先発起用され、納得の出来映えで監督やファンの期待に応えた。積極的にエネルギッシュにピッチを駆け、多くのプレーに参加。右サイドはセルジ・ロベルトに開け、得意とする中央によく現れていた。デンベレ先制点の場面も、ピケが潰された後にボールを拾ってデンベレにつなげたのが効いた。
●アラニャー交代に指笛:メッシ登場の際、交代選手として「21」が表示されたとき、カンプノウの一部はバルベルデの判断に抗議し、指笛を鳴らした。これに関して試合終了後のアラニャー曰く「なにも聞こえなかったよ。ちょっと聞こえたかもしれないけど、メッシが出るために自分が交代しなきゃならないなら、いつもそうするさ」
●スアレス、クラブ歴代5位:レガネス戦のゴールにより、ルイス・スアレスのFCバルセロナでの得点数が歴代5番目となった。トップはもちろんレオ・メッシで、圧倒的577ゴール。以下、セサル(232)、クバラ(194)、サミティエル(184)、そしてスアレス(167)と続く。在籍5年目のスアレス以外は、全員、10シーズン以上バルサでプレー。
●ペップに並んだブスケツ:セルヒオ・ブスケツのバルサにおけるイエローカード数が87枚となり、ペップ・グアルディオラのクラブ記録に並んだらしい(ラジオ局カデナコペのペドロ・マルティン記者調べ)。退場回数では、ペップが8回でセルヒオ(1回)を圧倒と。
●リーグ戦で最少:レガネス戦の観客者数は50,670人で、カンプノウ開催のラ・リーガで今季の最低となった。公式戦での最低は4日前の国王杯レバンテ戦(42,838人)。
FC Barcelona | Leganés |
3 | 1 |
20 de Enero 2019 – Domingo 20:45 h Camp Nou: 50,670 |
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Goles | |
Dembélé (32) | |
Braithwaite (56) | |
Suárez (70) | |
MEssi (90+2) | |
Titular | |
Ter Stegen【6】 | Cuéllar |
Sergi Roberto【7】 | Nyom |
Piqué【6】 | Tarín |
Vermaelen【6】 | Omeruo |
Jordi Alba【7】 | Siovas |
Busquets (c)【6】 | Jonathan Silva |
Aleñá【7】 | Óscar |
Arthur【7】 | Recio |
Dembélé【8】 | Vesga |
Coutinho【5】 | Braithwaite |
Suárez【7】 | En-Nesyri |
Cambios | |
Aleñá→ Messi【7】(63) | Braithwaite→ Santos (77) |
Arthur→ Rakitic【6】(63) | Óscar→ El Zhar (85) |
Dembélé→【5】Malcom (68) | Vesga→ Eraso (85) |
Entrenadores | |
Ernesto Valverde【6】 | Mauricio Pellegrino |
Arbitro | |
De Burgos Bengoetxea (vasco) | |
Tarjetas | |
Busquets (12) | Braithwaite (8) |
Aleñá (54) | Tarín (22) |
Sergi Roberto (60) | Omeruo (30) |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 2 | 3 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
6 | 9 | 15 (7) |
Tiros a puerta |
5 (2) | 4 | 1 |
2 | 4 | 6 |
Ocasiones de Gol |
1 | 1 | 0 |
1 | 4 | 5 |
Corners |
1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Fueras de juegos |
1 | ||
774 |
pases |
297 | ||||
72% | Posesion del Balon | 28% | ||||
7 | 4 | 11 |
Faltas |
18 | 7 | 11 |
1 | 2 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 0 | 3 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ラフィーニャ、ウンティティが負傷欠場。 各ラインでローテーションを実施。ラングレ、ラキティッチ、メッシが温存された。 最初の選手交代は、2人同時。ウォームアップ中に同点となったレオ・メッシとラキティッチがピッチに入り、アラニャーとアルトゥールの両インテリオールがベンチに下がった。メッシは中央に入り、4-2-3-1のような。 |
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Titular | Final |
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