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アラニャー:着実に戦力としての価値を示す2019年冬

自分らしいフットボールでチームに貢献、観客席の拍手を浴びたカンテラーノ

土曜日にカンプノウにて行われたバレンシア戦(2-2)で、とても好印象を残したのがカルラス・アラニャーでした。地元でのリーグ戦は、これで2試合続けての先発出場。カンテラーノが徐々にバルベルデの信頼を得ていく、その様子を見るのは嬉しいものです。

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メッシとの関係

バレンシア戦では、右インテリオールで先発起用されたカルラス・アラニャー
アラニャーのパフォーマンスがクレの心を掴んだことは、彼の交代時に観客席から大きな拍手と、もっと見ていたかった選手が下げられることへの抗議のブーイングがあったことからも分かります。

アラニャーは後半にアルトゥールと交代するまで66分間プレーし、75本のパスを成功(失敗は7回)させました。これは90分間プレーしたイバン・ラキティッチ(91本)とセルジ・ロベルト(80本)に次ぐ数字(OPTA社調べ)。

さらに重要な意味を持ってくるのは、カルラス・アラニャーがレオ・メッシから最も数多くパスを受けた選手(17回)である、ということです。

下の画像はOPTAによるバレンシア戦のヒートマップですが、アラニャーとメッシのプレーゾーンが非常に近いのが分かりますし、ただ近いだけでなく若きセントロカンピスタがD10Sに認められてボールを預ける対象となっているのは非常に好ましいことです。
今のバルサにおいては、メッシと上手く絡めるのは重要な要素ですから。

自分らしく大胆に

ボールを触った回数が多いほど赤くなるので、右インテリオールとして抜群にプレーに関与していることがヒートマップで示されています。

それもただ関与するだけでなく、ピボーテとなったラキティッチや最終ラインのピケからボールを受けつつ、フットボール的インテリジェンスに基づいた意図のある動きで最善のパスコースを探しながら、いわゆるアラニャーらしいプレーでチームに貢献したアラニャー

この“らしい”というのがバルサのようなチームで成功するには肝心で、パーソナリティを見せられない選手はポジションを掴めず消えていくことになります。アラニャーは自分の色を出し、自分が他とは異なる選手(しかもバルサのDNA完備)だと示せているので、その調子で伸びてほしいです。

さて、これからバルサを待ち受ける3つのエル・クラシコ。
背番号21の若きカンテラーノを使ってみるのは良いオプションだと思うのですが、バルベルデさんはどういう起用法をするでしょうか。

このニュースのまとめ

  • ・バレンシア戦でバルセロニスタを魅了したアラニャー
  • ・メッシから最もパスを受けた選手
  • ・自分らしいフットボールを出せているので、その調子

 

コメント

  1. 中野のクレ より:

    この試合のアレニャのパスが通らなかったのは縦に入れた勝負パスがほとんど。
    少し下がってピボーテを助けたり、後ろは大丈夫か?というくらいエリア内に侵入していた。
    そしてとにかく体が強い。
    カンテラ育ちのインテリオールは線が細いが超絶テクニシャンの印象があるが、アレニャはフィジカルでも収められる。

    現在のバルサはラキティチがダブル・ピボーテ的な役割なのでバルサ的な実質インテリオールは1人。
    運動量も落ちたラキティチのプレースタイルには合っているのだろうが、本来のインテリオールの仕事は膨大となった。

    このポジション、ビダルを連れてきたのは戦術多様性の為だし、コウチでも足りないのは明白。

    ブラジル育ちのアルトゥールは例外中の例外でそんじょそこらにいるもんじゃない。

    期待のデ・ヨングは実際にバルサでのプレーを見てみない事には何とも・・・。

    やはりインテリオールはカンテラ育ちが一番安定する。

    3~4年後にはリキも上がって来るだろうから当分安心かな?

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