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アラニャー、出番をもらい能力を示す2019年春

アラベス戦では先制ゴールなど上々の活躍 ファーストチームでの居場所を着実に作っているカンテラーノ

火曜日に行われたメンディソロサでのアラベス戦における最大のニュースは、バルサがラ・リーガ優勝に王手をかけたことでした。そこで主役になったのが、ベンチスタートとなったレオ・メッシの代わりにゲームメイクを担い、先制点を決めたカルラス・アラニャー。来季はもっと責任ある役割をこなせると示したカンテラーノです。

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5試合目の先発出場

アラニャーが今季ラ・リーガで先発起用されるのは、このデポルティボ・アラベス戦で5回目となります。

シーズン開幕当初は、昨季最後に負った大怪我の影響でファーストチームへの昇格は延期となり、バルサBでフォームを上げる我慢の日々。11月にバルベルデチームに呼ばれるようになってからもベンチ生活は続き、初先発は第20節のCDレガネス戦(3-1)のことでした。

ファンとしては、エルネスト・バルベルデにもっとアラニャーを起用してほしかったですが、優勝争いがほぼ決着してからはぼちぼち出番が増加。ラ・リーガのここ3試合では2試合に先発し、ウエスカ戦では81分、アラベス戦では87分間プレーしています。
チャンピオンズに完全専念するようになれば、さらにラ・リーガでのプレー機会が増えるでしょう。

上々だったアラベス戦

アラベス戦ではアルトゥロ・ビダル(こちらも良いパフォーマンスだった)とインテリオールを組み、温存されたメッシの代わりとなってゲームメイク役を担当したアラニャー。
積極的にボールを受けては的確に散らし、時には相手守備陣の急所をえぐる縦パスで得点機作りに貢献しました。

このあたりはさすが、小学生時代からラ・マシアで鍛えられただけのことはある。今頃になってSPORT編集長が「どんなラビオよりも優れている」と述べてますが、そんなの分かってたことでしょう。ここはバルサです。DNAがものを言う。

MD紙のデータによると、アラベス戦のアラニャーはボールに100回タッチし(ファーストチームでの自己最高記録)、84本を供給(うち63回は相手陣内)しました。そして2本放ったシュートの1つが、価値ある先制点。
プレー視野ではセルジ・ロベルトに軍配が上がるとして、アラニャーが優れているのはゴールへと向かうプレーです。セルジのパスを受けてカルラスが裏へ抜け決めた得点は、クレにとって極上の味わいでした。

一方で守備面では、9回競い合ったルーズボールの5回をものにしたほか、タックル1回、インターセプト1回、ボール奪取3回。なかなかのもんです。

着実に熟してきた

“とろ火の調理人”であるエルネスト・バルベルデは、なかなか新しい選手に大きな役割を担わせることはしません。クラブの戦略的補強クラック(デンベレやコウチーニョ)は別ですが、若い選手は特に鍛え上げられるまで実戦で用いない。
その代わりに適切な時期がくれば機会を与え、少しずつ戦力となる駒を増やしている監督です。

シーズンの決定的な時期を迎え、カルラス・アラニャーも着実にファーストチームの戦力へと成長していっている。カンテラーノが育っていく様子はやはり、クレの喜びを高めてくれます。メディアにおける一時期のラビオ熱が下がって実に嬉しい。

そんなアラニャーにしても、ファーストチームに定着できるかどうかは来季からの成果次第ですが(勝負の2年目)、フレンキー・デ・ヨングや彼が躍動する、若々しさの溢れる中盤を想像するのは胸が弾みます。
さらにアルトゥールもいて、ブスケツラキティッチアルトゥロ・ビダルといった地位を固めたベテランたちもいて。どの選手を起用するべきか、ぜいたくな悩みを抱える来季のエルネスト・バルベルデです。

発音

 

このニュースのまとめ

  • ・メンディソロサで上々の活躍を見せたカルラス・アラニャー
  • ・シーズン序盤は我慢、終盤になっていよいよ出番増加中
  • ・勝負の2年目へと早くも高まる期待

 

コメント

  1. 中野のクレ より:

    このマタロー出身の選手はエストレーモ、インテリオール、トップ下と攻撃的ポジションならどこでもできそう。
    メッシほどではないが囲まれた狭い中で受けて展開できるはず。
    体も強く得点力がある。

    ペップなら間違いなくコンスタントに使い続けるだろうし、カンプノウもそれを認めるだろう。

    課題としては守備の強度がもう少しなのとミドルを含めたシュート力を磨きたいところか?

    この辺りは試合に出てなんぼという面がある。
    しかしバルベルデは後2~3年やりそう。
    デ・ヨングが来れば現在の完成度から彼を優先するだろう。

    このレベルの選手が出たり出なかったりでは成熟が遅れる。

    個人的にはアヤックスで2年間修行がベストと思う。
    多分レギュラーで行けるだろう。

    今のオランダ人監督はトッテナム戦次第では次期バルサ監督候補になるだろう。
    それに間違いなくバルベルデよりバルサ・モデルに忠実。
    美しいフットボールでマドリー、ユーベを撃破する様はペップ・バルサ以来の光景。
    リキやミランダも含めて2年ほど面倒見てもらってはとうか?

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