落胆のシーズン終幕を経て、スカッドの刷新を目論んでいるバルセロナ 主力選手の放出もありえそうな今夏
新しく選手を加入させるためには、まずスカッドに空きを作らなければならない。FCバルセロナはその放出オペレーションを、6月のうちに進めたいと考えています。スカッドの刷新が実施されると見られている2019年夏は、主力選手も数名、放出候補となっている様子。売りたい、出たい、様々な思惑が交差します。
以下はMD、SPORTの両方に名前が挙がっている選手たちです。
ジャスペル・シレセン(30)の場合 契約期間:2021年まで/解除金:6,000万ユーロ
出場時間を手にするためにクラブを去りたい、と公にしていて、退団は確実視されていますが、バルサとしては残ってほしい。今回登場する中で、唯一バルセロナが売りたくない選手です。
報道ではベンフィカ(ポルトガル)移籍が有力・・・ しかしオファー額はバルサが希望する2,500万ユーロに遠く及ばない1,200万ユーロほどしかないらしく、交渉は難航しそうです。
サムエル・ウンティティ(25)の場合 契約期間:2023年まで/契約解除金:5億ユーロ
ムンディアルで無理をして左ヒザの状態をこじらせ、シーズンの大半をリハビリに費やすことに。終盤は数試合に出場したものの、ヒザの状態はまだ万全ではないようです。医療サービス部はいまも手術を推奨しているとか。
ウンティティ自身はバルサ残留を希望。マティイス・デ・リフトを獲得できれば、またメディアが騒がしくなるでしょう。しかし左利きセントラルは貴重なので、簡単に手放すのは愚かなり。契約更新を巡っての印象が悪かった。
イバン・ラキティッチ(31)の場合 契約期間:2021年まで/契約解除金:1億2,500万ユーロ
選手本人は何度もバルサでプレーを続けたいと明言しているにもかかわらず、放出対象とのニュースが絶えない選手。理事会幹部にラキティッチを売りたい輩がいて、情報を流しているということです(セビージャの春祭りの件とか)。
スカッドを更新しつつ高い移籍金が期待できるからなのか、契約更新の要求を快く思ってないのか。
エルネスト・バルベルデに非常に重用されている選手であり、来季のユニフォームデザインがクロアチア代表風なので、残るんじゃないですかね(適当)。デ・ヨングの手本になってもらうべきでは。
フィリペ・コウチーニョ(26)の場合 契約期間:2023年まで/契約解除金:4億ユーロ
バルサの歴代最高額選手とのラベルに打ち克てず、バルベルデも有効な起用法を見つけ出せず。エストレーモもこなせるイニエスタの後継者、の見立てが外れました。
期待された入団2年目は落胆に終わり、失敗の烙印を押された今、来季もカンプノウでプレーしている姿は想像できません。コウチーニョ自身も真剣に退団を考えているとされます。
移籍を決めた場合、バルサは1億ユーロ以上で売りたいところでしょうが、これは実現できそうな気がしない。チェルシー次第ですかね。
マルコム(22)の場合 契約期間:2023年まで/契約解除金:1億8,000万ユーロ
5月30日のMDには、「マルコムが去り、バルサBのデランテロを一人昇格」というクレにとって一見耳障りのいい記事があります。しかしアベル・ルイス(19)やカルラス・ペレス(21)が4,000万ユーロの市場価値のあるマルコムよりも上かというと・・・
カンテラーノは育ってほしい。でも実力で上がってくるべき。ファーストチームでは成長するための出場時間も得られない。
マルコムはクラブ主導による補強につき、バルベルデの信頼を得るのに苦労しました。オファーには事欠かない様子なので、オファー額によっては売ってしまうのが好いんじゃないかと理事会は考えているようです。
もし5,000万ユーロ以上のオファーが届けば、手放すのも仕方ないか(苦笑)あと1シーズン見てほしくはある。来夏もきっと価値はそう変わらないでしょうし。
その他の選手たち
ラフィーニャ
怪我から回復するべくリハビリに専念中。怪我が多く、残り契約1年につきバルサが以前望んでいたようなオファーはこないでしょうが、とにかく幸せになれる移籍先を見付けてほしい選手です。期限付き移籍のち、自由契約での退団か?
アンドレ・ゴメス
エバートンで良いシーズンを送ったようで、金庫にお金を残してくれそう。
デニス・スアレス
プレミア方面からオファーが届くかどうか。
トーマス・ベルマーレン
バルサとの契約を満了し、自由移籍で退団へ。怪我に泣かされ続けたのが残念。
ドグラス・ペレイラ
バルサとの契約を満了し、自由移籍で退団へ。
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