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クンデ獲得を公式発表:だがこれが最後の補強ではないッ・・・!

フランス代表セントラルの加入をバルサが公式発表
支払う移籍金は合計1億5,000万ユーロを超えるが、まだ追加がありそうな

FCバルセロナとセビージャFCがジュレス・クンデの移籍に関し、基本合意に達しました。まだ完全合意ではないので、移籍金の発表はありませんが、報道によると5,000万ユーロ+変動額1,000万ユーロとされる。ラフィーニャレバンドフスキと合わせると1億5,000万ユーロ強となり、これは現時点での今夏の最多投資額だそうです。ぶっ込むバルサ。でもこれでお終いではない様子なんですよね。

夏市場でトップに躍り出る

ラポルタバルサの積極補強が続いています。
チャビチームに競争力を持たせ、ファンにタイトルへの希望を抱かせるためであれば、高く積み上がった負債の壁もなんのその。えいやえいやと“経済的レバー”を稼働させ、次々とターゲットを攻略するラポルタたちです。
ここまでの獲得選手は、

フラン・ケシエ(ミラン):無料
アンドレアス・クリステンセン(チェルシー):無料
ラフィーニャ(リーズ):5,800万+900万ユーロ、5年契約
ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン):4,500万+500万ユーロ、4年契約
ジュレス・クンデ(セビージャ):5,000万+500万ユーロ?(未発表)、5年契約?

となり、移籍金は1億5,300万ユーロ+変動額1,900万ユーロ
固定額だけでも現時点での夏市場支出額ランキングでトップを走っているらしく(2位はバイエルンの1億3,700万ユーロ)、クレ・非クレ問わず驚くには十分な額です。変動額も数えると、最大合計は1億7,200万ユーロとなります。

一方で収入はジュグラ(ブルッヘ)の移籍金500万ユーロと、トリンカオ(スポルティング)のレンタル料300万ユーロのみ・・・ って大丈夫ですかね。

注目すべきは、選手への給与と減価償却費(移籍金÷契約年数)などから成るスポーツ経費です。

これがラ・リーガによって設定される限度額を超えれば、選手の新規登録が一気に難しくなる。近々発表されるらしい最新の限度額を自分たちが軽やかに超過していることを、バルサは知っているのです。減らせていないのに、増やしてばかりなので当然。現時点だと新規加入のみならず、セルジ・ロベルトも登録できません。
ここまでハードルを上げていくのは、最終的には上手くいくとの計算があるからに違いないと信じたい・・・ただの見切り発車だともう(以下略

(このあたりのスポーツ経費に関する云々は、どうせまた後で問題になってくるので、その時にまとめようかと思います)

ピケに対するメッセージ

去る6月中頃、あるニュースが流れました。それはチャビ・エルナンデスジェラール・ピケと個人面談をし、彼を2022/23シーズンの先発選手としては考えていない旨が伝えられた、というものです。
これに対してピケは先発を勝ち取るために全力を尽くすとの返答し、ラポルタに対しても「世界最高のセントラルを連れてきてよ。そいつを控えにするから」と言ってのけたとされる。ジェリらしいですよね。

しかし、5,000万ユーロ強を突っ込む事になるジュレス・クンデ獲得を、この厳しい財政状況下でチャビラポルタに要請したことから考えると、ピケの先発組への道は険しそうです。ミステルが相当クンデにこだわったであろうことが、伝わってきますから。

現時点でセントラル陣はアラウホクリステンセンクンデエリク、そしてピケの5人です。
資質の高さと経験値でピケが貢献するのは確かだとしても、フィジカルの問題で苦しむことも十分予想できます。ベストのピケは最高のセントラルです。しかしベストの時期をどれだけ維持できるか。ベストではない期間が長いのではないかとの懸念は拭えない。
シーズンを通してなら、アラウホクンデクリステンセンの出番が増えるでしょう。

シーズン中にはセントラル危機が何度か発生するバルサなので、その時に対応できるようにしているのもあるでしょう。今季はムンディアルが12月にねじ込まれる、異常なカレンダーが待っています。
あとは、、戦術的な問題ですかね。

欠けている左利き

十分に充実したように見えるセントラル陣ですが、補強が完了したかといえば、まだ欠けているピースがあります。それは左利き。今スカッドにいるセントラルは全員が右利きで、歪な編成です(ビッグサム😭)。なのでイニゴ・マルティネスの噂はまだ消えてはいません。

イニゴ・マルティネスの噂は、クンデ獲得が不可能な場合のプランBとして登場していました。
しかしマテウ・アレマニはもう何年も前からイニゴのことを追い続けていて、まだ真剣に狙っている風でもある。プランBではなく、元々、左利きセントラルのプランAだったという説です。

イニゴ獲得で目論んでいると言われるのが、クンデアラウホと共に3-4-3の最終ラインを編成するバリエーションになります。
そうなるとピケの戦いは厳しさを増し、ラテラル補強の必要性は減る。残るはアスピリクエタマルコス・アロンソの獲得だ、というイマイチ心弾まない見出しよりも、左利きセントラルの方が良さげに見えます。
中盤もセントラルもこなせてしまうフレンキーは、むしろ有用になりそうですがやっぱり追い出すんでしょうかね。

イニゴ・マルティネスはアスレティックとの契約が最終年を迎えており、更新も望んでいないとのことから、来年まで待てば無料でバルサ選手になるだろうとも言われています。しかしチャビアレマニは今季の加入を望んでいて、アスレティックも移籍金を望むのであれば交渉の席についてくれそう。実行される可能性は割とあるんじゃないでしょうか。

その場合はスポーツ経費の限度額問題がさらに厳しくなりますから、フレンキー以外の高給取りにも放出話が出てくるかもしれません。

それにしても、この夏のバルサの吸引力は目を見張るものがあります。これがバルサ+チャビが選手たちに与える期待感というやつか。選手たちの意向がなければ、これらの補強作戦は不可能でした。チャビの影響力はお見事なり。

コメント

  1. lamasia より:

    クレ、非クレを問わず、誰からみても選手登録は不可能という見方が当たり前になってますよね。
    確かに、報道どおりならフレンキーは絶対に出ないし、出てほしくもない(追い出そうとするやり方は見ていて気分が悪い)し、仮に出たとしてもそれで全員は登録できないはず。
    不思議なのは、誰もがそう思ってるなら
    選手本人もノコノコとやってこれないはずなんですが、何故か次々大物が来る。よほど登録問題には策が打たれてると思います。
    誰かに出ていってもらうので来てください、てな説明で5人もくるわけないですよね
    でも策って…なんでしょう、全く思い付かないです!

  2. アメドリ より:

    まだとんのかーい。
    選手も呆れてるんじゃないかと笑

    放出できなくて、最後は強制的に契約破棄みたいなことするんだろうなと、最近思い始めてます。。。(アンドBに落とす?)

    もう気にしないようにしてますけどね。
    フロントも分かってないんでしょうし、知らんがな。

  3. kazu より:

    イニゴマルティネスはクンデが取れない場合のBプランだったという話だし今季の獲得はないんじゃないかと
    左利きのセントラルにしてもいないクラブは多く、そこまでして拘るものではない。それよりはラテラルの補強がどうなるかのほうが現実的な話かなと

  4. パン より:

    バルサがチャビを呼び戻したのは補強すると確約したからでは。
    なので補強するのは仕方ないことですよ。

    補強しないなら失敗する可能性は高いので、チャビである必要性はないですし。

  5. 2ruy9y

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