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デ・リフトにふられ、トディボ TURN ON

マタイスが来なくても、バルサにはジャンクレールがいる
バルサはトディボの姿勢や可能性に満足し、彼に賭けると決めた

先日、マタイス・デ・リフト(19)のユベントス移籍が発表されました。もうとっくに諦めていましたが、狙っていた選手にフラれてしまったことは残念なことです。

しかしながらもしその結果として移籍金100万ユーロのセントラルが開花するとしたら、フラれたのもまんざらではなかったことになります。雨降って地固まる。怪我の功名。災い転じて福となす。嵐の後は上天気。あるいは結果オーライ・・・
ジャンクレール・トディボの出番がやって参ります。

なんか化けそうな雰囲気

もし移籍金100万ユーロのジャンクレール・トディボ(19)が開花すれば、3年後のバルセロニスタはおそらく、デ・リフトにフラれて逆に良かった、と笑って言っていることでしょう。
もちろん、デ・リフトの契約解除が可能になったぞーーと騒がしくなっている可能性も十分なんですが、ここはトディボ成功の夢を見て楽しむべき時です。

2019年冬のマーケット最終日にバルサ入団したフランス人は、その後ラ・リーガで2試合に出場しました。
日々トレーニングを見ているテクニコやチームメイトと違い、外野のファンにとってはほぼ未知の存在。しかし謎に包まれているぶん、逆に楽しみにもなります。

189cmの恵まれた体格。ボールを保持する技術はあったように記憶している。危機察知も出来ていたような。寄せが速かったかもしれない。
19歳でトゥールーズでもまだ10試合しか出場してない若者ゆえ、まだまだ未熟な点だらけなのは間違いないけれど、スケールでかく化けそうな雰囲気がある選手です。

それって貴重な個性じゃないでしょうか。

状況変化、クラブはプランを変更し

バルサのプレシーズンが始まる1週間前、ジャンクレール・トディボウスマン・デンベレと一緒にシウタット・エスポルティーバに現れ、自主トレを始めています。
しかし彼はそのさらに1週間前の7月2日、スペイン・ムルシア州エル・ピナタルにある ピナタル・アレナにて、トレーニングを始めているんですね。少しでも良好な状態でプレシーズンに入り、バルベルデにアピールしたいとの思いの表れでしょう。

(その頃にはもう、デ・リフトはユベントス行き確実、と報じられていましたし)

そしてデ・リフトの加入がなくなった今、バルセロナは当初のプラン(武者修行)を変更、トディボをチーム第4のセントラルとして戦力に数えつつ経験を積ませていくことにしたようです。

いくら本命にフラれたとしても、トディボが信頼されていなければチームに残そうという話にはならない。それだけクラブが彼の進歩に満足し、毎日のトレーニング姿がチングリの合格水準に達しているわけです。

問題はバルサではあまり出番が期待できそうにないこと
ジェラール・ピケの控えでは、成長するために選手周辺が必要と考える「20試合出場」に届くのは難しいでしょう。シーズンは長く、予測不能ではありますが。

トディボが“第2のバラン”になるために

ジャンクレール・トディボを表す言葉に「第二のバラン」というのがあります。

昨シーズンはラ・リーガで32試合(2,755分)に出場し、レアル・マドリーで先発の地位を確立しているバラン。しかしその彼も19歳で白組に加わった2011/12シーズンはラ・リーガで出場9試合(680分)、最初はポカもしてました。
若くて経験がないのだから、失敗はして当然。それでもバルサ(バルベルデ)が忍耐強く起用し続けられるかどうかです。

バランの存在を羨ましく思ったのが、白組2年目 2012/13シーズンのコパ準決勝クラシコでした。
トディボが伸びるにしても2年目、3年目でしょうから、バルセロニスタもいきなりの活躍は期待しないほうが良い。来季の本格覚醒があればよい、くらいのスタンスでいきましょうぞ。

(3年後はデ・リフトとトディボのセントラルコンビになっているかもしれないしね・・・)

このニュースのまとめ

  • ・マタイス・デ・リフトのユベントス移籍が正式発表された
  • ・残念ではあるが、バルサには同じ19歳のトディボがいる
  • ・現時点では未知数ながら、大化けしそうな雰囲気を漂わせるフランス人
  • ・“第2のバラン”となるために、辛抱強く見守ろう

 

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